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林 信彦 院長、林 紘太郎 副院長の独自取材記事

林整形外科クリニック

(名古屋市西区/上小田井駅)

最終更新日:2019/11/06

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「林整形外科クリニック」は、開業から24年間、地域の医療を支え続けてきた。これまでに数々の病院で研鑽を積んだ院長の林信彦先生は、自身が培った経験や技術を生かし、さまざまな分野の治療に取り組んでいる。2017年、内科を専門とする林紘太郎副院長が加わり、整形外科と内科双方の視点を持った総合的な診療をめざす。また、高齢者の骨粗しょう症の早期発見と治療にも注力。近年話題の「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の予防にも努めている。そんな林院長がモットーとしているのは、「は・や・し」の3つのキーワード。「はやく痛みをとる」「やさしい、バリアフリー設計」「信頼のある診療」の頭文字だ。林院長と紘太郎副院長の2人に治療への想いを聞いた。
(取材日2019年9月30日)

幅広い年齢の患者が家族で通えるかかりつけ医に

院長が整形外科の医師を志したきっかけや開業に踏み出したきっかけは何でしょうか?

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【林院長】中学生の頃、医療ものの映画を観たのがきっかけで医療の道に興味を持ちました。整形外科の医師になろうと決めたのは、名古屋市立大学医学部を卒業後、研修をしていた時です。今思うと、大工仕事が好きだったことや、骨折を整復した時の喜びに惹かれたんでしょうね。大学病院で小児整形外科を学んでいましたが、とてもお世話になった恩師が亡くなったのです。その時はとても気を落としましたが、心機一転、大学病院を出ようと思ったのが開業のきっかけですね。1995年当時は、このエリアにまだ整形外科がなかったため、ここを選びました。勤務医時代、いろいろな整形外科の手術を執刀した経験が今の自信につながっていますし、地域の皆さんのお力でここまで来られたと思っています。

現在、どのような患者さんが通院されていますか?

【林院長】お子さんや若い世代の方もいらっしゃいますし、高齢の患者さんも多いです。ご自身の力で通える比較的元気な方々が、リハビリテーション目的で通院されています。中高年の方は肩・腰・膝の痛みを訴える方が多く、学生さんは部活などでケガをして来院されるケースが多いです。開業当時通っていた患者さんのお子さんなど、家族で来てくださる方もいらっしゃいます。
【紘太郎副院長】調子が悪くても忙しいから通えないと我慢される方が少なくありません。痛みが長引いている患者さんには、リハビリテーションを利用して症状の改善に役立てていただきたいです。また、機能を回復させるための訓練も行っています。理学療法士をはじめとして専門のスタッフがいますから、頼っていただきたいですね。

先生方はどのように連携をとっていますか?

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【紘太郎副院長】僕はもともと総合内科として働いていましたので、身体診察や血液検査の解釈などは得意です。さらに傷をきれいに治したり、膿まないように治療をする勉強もしてきました。それに対し院長は、整形外科の医師として経験豊富なので、骨折や交通事故などの診療では頼りにしています。僕が不安や疑問に思うときには、院長の意見を取り入れながらダブルチェックできるところはメリットですね。単なる1+1=2ではなく、1+1=3にもそれ以上にもなるような深みのある診療ができていると感じます。

先進機器を導入し、骨粗しょう症の検査や治療に注力

骨粗しょう症治療に注力されていると伺いました。

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【林院長】骨粗しょう症は高齢の方々に増えている病気ですが、ご自身で気づいていない方も多いです。当院では骨粗しょう症の疑いがある患者さんには積極的に検査をお勧めしています。骨粗しょう症を放置すると、腰が曲がって歩行などの日常動作が難しくなったり、骨折して寝たきりの原因になったりします。そのため、自覚症状がなくても一度検査を受けて、早めに骨粗しょう症の治療を開始できるといいですね。また、筋肉や関節など、運動器の衰えから立ったり歩いたりする能力が低下する「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」も問題になっています。定期的にクリニックへ通院し、ロコモ予防に努めてほしいですね。

最近、新しい骨密度測定装置を導入されたそうですね。

【林院長】今までは前腕部で測っていましたが、これは腰椎と股関節という高齢の方が骨折しやすい部位で測ることができます。名古屋市在住の40~70歳の女性の方は、5年ごとの節目の年齢に骨粗しょう症検診が市の助成で受けられます。こういった検診も当院では積極的に行っていますから、ぜひ新しい装置で検査を受けてほしいですね。
【紘太郎副院長】新しい装置は腰椎と股関節の両方を一度に測定でき、時間も約1分と短くなりました。装置を導入する際は、2人でさまざまな機種を実際に体験して選びました。やはり測定時間が短いほうが患者さんの負担も少ないでしょうからね。

骨粗しょう症治療で重要視されている血液検査について教えてください。

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【林院長】骨粗しょう症の診療では、骨密度検査だけでなく血液検査も活用しています。骨吸収マーカー・骨形成マーカーという血液検査では、骨が弱る傾向にあるのか・骨をつくる能力があるのかわかります。肝臓や腎臓が悪い患者さんでは薬の調整が必要ですし、糖尿病やリウマチの患者さんでは骨の質が悪くなるのでそのチェックも必要です。血液検査は薬の副作用が出ていないかどうかの確認にも有用です。こうして定期的な血液検査を行いながら、最適な治療ができるよう心がけています。

整形外科と内科双方の視点で総合的な医療を提供したい

小児の整形外科診療にも、力を入れているそうですね。

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【林院長】当院では発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)など、小児に特有の病気を診る小児整形外科にも注力しています。保健所の健診などでお子さんの股の開きや足の形の異常を指摘され、紹介状を持ってお子さんを連れて来られるお母さんがいらっしゃいます。当院では、超音波検査やエックス線検査を行い、症状に合わせて治療に取り組みます。もちろん、より専門的な治療が必要な場合は、提携医療機関へ速やかに紹介するので安心してくださいね。少しでも気になることがあれば、気軽に連れて来ていただけるとうれしいです。

診療において、大切にしていることを教えてください。

【林院長】まずは、早く痛みを取り除くこと。体の痛みは生活習慣が原因となることも多く、なるべく患者さんとコミュニケーションを取り原因を探っていきます。「どんな仕事をしているか」も大切なチェックポイントで、デスクワークなのか立ち仕事なのかなど、日々どのような動作をしているか知りたいので、診察室で詳しくお聞きしています。また、アドバイスをするときはワンポイントにまとめてお話しするように心がけています。
【紘太郎副院長】患者さんには安心して帰っていただきたいですね。そのためには信頼されるような診療をしたいと思っています。治療方針を「こうしましょう」と一方的に伝えるのではなく、患者さんの価値観をできるだけ大事にして、最善の方法を一緒に考えていきます。

今後の展望について聞かせていただけますか?

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【紘太郎副院長】高齢の方では高血圧や糖尿病にかかっている方も多いですし、若い方でも尿酸値が高かったり脂肪が多かったりと、当院には内科的な悩みをもった患者さんも多く来院されています。内科的な診療のレベルを上げれば、より「かかりつけ医」としての役割が発揮できると思います。小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年代の患者さんに信頼していただき、安心を与えられるように頑張っていきたいですね。
【林院長】これまでに培った信頼感やつながりを大切にしつつ、地域の「かかりつけ医」としてなんでも相談できるクリニックでありたい。高齢化社会に伴い、診療はもちろんリハビリテーションの現場にもさまざまな変化が訪れています。当院としても時代のニーズに合わせて、新しい取り組みも視野に入れています。近年の課題である平均寿命と健康寿命の差を縮められるように、治療だけではなく予防にも力を入れていきたいですね。

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