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堀内 格 院長の独自取材記事

堀内クリニック

(名古屋市千種区/自由ヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市営地下鉄名城線自由ヶ丘駅から徒歩2分に位置する「医療法人格生会 堀内クリニック」。22年が経過しているとは思えないほどきれいな外観で、院内にはさまざまな絵画や書が飾ってある。これらは堀内格(いたる)院長が、父親から譲り受けたり妻の父親が描いたものなど。待合室には子どもが遊べるように絵本やおもちゃが用意されており、温かみを感じる空間だ。穏やかな雰囲気を感じさせる堀内院長は決して口数は多くないものの、わかりやすくきちんと話す姿が印象で、周囲からも「優しい、怒らない、うそをつかない」と太鼓判を押されるドクター。その人柄もあってか、働くスタッフもほぼ入れ替わりがない。取材を通して、同院の特徴や診療に際しての心がけ、そして趣味の話までたっぷりと語ってもらった。
(取材日2017年10月4日)

外科医師だった父の背中を見て育ち、同じ道へ

まず医師を志したきっかけを教えていただけますか?

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父が開業医をしていましたので、その姿を見てというのが大きいでしょうね。診察する姿も見ていましたし、自分もけがをすると診てもらうこともありました。幼い頃から、何となく後を継ぐだろうなと思っていたと記憶しています。父は外科が専門で、いわゆる昔かたぎの医師でしたね。厳格な人で、怖いイメージもあったと思います。私は今の一般の開業医の方々と同じように患者さんと同じ目線で話すタイプです。もちろん、時に厳しい言葉を口にする場合もありますが。私も、もともと外科が専門でした。外科を選んだのは、研修医時代に手術に最も興味があったからです。もともと細かい作業が得意で、ものづくりなども好きでしたしね。当時は内視鏡手術ではなく開腹手術がメインの時代。開腹手術を経験したからこそ、触診やエコーで画像を見ても実際の内部のイメージが湧きやすく診断にも役立っていますね。

開業の経緯についてお聞かせください。

当院は1957年に父が開業しました。この場所を選んだのは新興住宅地や、近くに市営住宅があったためだと聞いています。ここ10年で周囲もずいぶんと変わりました。地下鉄が開通したり、マンションが増えたりしたこともあって若い世代のご家族が増えたように思います。私は東京医科大学卒業後に名古屋市立大学医学部大学院に進み、その後消化器外科と小児外科にて勤務医として経験を積みました。もともと手術が好きでしたので外科を選んだのですが、小児外科にはお世話になっていた先生とのご縁があって所属することに。小児外科は薬の量や点滴など、術後の管理がたいへん難しい分野で、なおかつとても狭い領域を診る科です。医師として、長く患者さんを診ていくために、目を向けたのが地域医療です。そこで父の医院を引き継ぐことを考えました。父が亡くなってから3年ほど閉めていた時期があるのですが、建て替えて再び開院したのが1995年のことです。

医院の特徴についてお聞かせいただけますでしょうか。

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割合ですとご高齢の患者さんが多いですが、幅広い年齢の方がいらっしゃいますよ。昔からこの地域に住んでいる方も多く、父の代から来てくださっている患者さんもいて、一番上だと90代の方ですね。通院が困難になられた方には往診にも対応しています。勤務医時代の経験もあって、乳児からご高齢の方まで幅広く診させていただくことができるのが特徴ですね。得意分野は消化器科です。経鼻内視鏡検査やバリウム検査も行っています。胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんなどの市の検診や各種予防接種もお受けいただくことができます。その他にも、町のクリニックとしてお役に立てられるように、幅広く対応できるようにしています。肛門科では手術は行っていませんが、診察と簡単な処置が可能ですので、お悩みがあればご相談いただきたいですね。

開業してから患者との接し方にも変化が生まれた

患者さんと接する際に、どのようなことを心がけていますか?

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まずは気持ち良く診察を受けてもらいたいということですね。せっかく相談しに来ていただいたからには、何かしら患者さんのためになるものを持って帰っていただきたいです。また言いたいことを言えないという方もいらっしゃるでしょうから、緊張せずに話していただきやすいような雰囲気づくりも大切にしています。やはり良い印象を持って帰っていただきたいですしね。

先生が開業されて20年以上たちますが、勤務医時代と比べてどのような変化がありましたか?

勤務医時代は、その病院にいる医師の中の一人ですので、患者さんも個人というよりはその病院の看板で来られるというイメージですが、開業すると自分の実力だけが頼りになりますよね。患者さん側からすると医師としての信頼度も上がるのか、勤務医時代に比べてより親しく接していただけると感じています。診療では個々の病気だけではなく、患者さんの全体を診て判断しなくてはなりません。大きな責任を伴いますが、一方で自分の方針に沿って自分のペースで進めることができますので、やりやすい面もあると感じています。背伸びせずに専門外のことは近隣の医院にご紹介もできますしね。勤務医として、開業医として、それぞれの現場でやりがいがありました。その中でも今は、患者さんを長く診ていける立場であることに、開業して良かったと心から感じています。

長いご経験中で、印象に残る患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

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勤務医をしていた頃、膵頭十二指腸切除術という胃と十二指腸と膵臓の一部を切除するという大きな手術を任されたことがありました。外科医師として、大きな手術を任されるということは非常に光栄なことでしたし、手術も無事成功しました。また、小児外科時代の患者さんで毎年年賀状をくださる方が何人かいらっしゃるんです。毎年さまざまな報告を見せていただくたびに、大きくなったな、しっかりやっているなとうれしくなりますね。外科の医師は手術をして良くなれば患者さんと接する機会はありませんが、いまだにそのようなお付き合いがあるというのはとてもありがたいことです。

クリニックを継承し、医療を通して地域を支えていく

先生の趣味についてお聞かせいただけますか?

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週2回ほどテニスをしています。ずっと座りっぱなしのことが多いので、運動をしようと始めました。あとはサックスですね。サックス歴は7年ほどです。サックスを教えていただいている先生の前座で、人前で演奏したこともあるんですよ。ジャズが好きで、さまざまな曲が吹けるようになったらいいなと思って始めました。実はサックスを習っていることはスタッフも知らないんです。ここで初めて言いました!

今後の展望についてお聞かせください。

このクリニックを、どのように次の世代に引き継いでいくかを考えているところです。勤務医をしている息子がおりますので、今後どのような形で息子に引き継ぐかということを考えています。私の場合は父と一緒に診察をしたことはありませんでしたが、今回はどうしようかなと思っているところです。また、今は電子カルテではないのですが今後導入を計画しています。そして設備も20年以上たつので、そのあたりも考えながら世代交代をしていきたいです。祖父も別の場所で婦人科を開業していましたので、私で3代目、息子の代で4代目となります。今後も皆さまのかかりつけ医として地域医療に貢献していけたらと考えております。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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当院は内科・消化器内科・外科・小児外科・肛門外科を標榜しております。一般的な風邪をはじめ、胃腸の不調や、外科的処置、肛門疾患などのさまざまな病気、また各種がん検診や予防接種にも対応しております。昨年から始まった胃内視鏡による胃がん健診も行っています。まずはご相談いただき、専門外や高度医療が必要な場合には適切な医療機関をご紹介致します。何かお困りのことがおありの方は、気軽にお越しいただければと思います。

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