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國枝 武茂 副院長の独自取材記事

国枝内科

(名古屋市千種区/本山駅)

最終更新日:2024/02/26

國枝武茂副院長 国枝内科 main

広小路通りからほど近い場所で、親子3代にわたり診療を続ける「国枝内科」。付近には新築の住宅が建ち並ぶ一方で古い神社もあり、町の発展と時代の移り変わりを感じさせる。クリニックの裏手には10台分の駐車スペースがあり、車での通院に便利だろう。待合室に足を踏み入れると、2代目にして現院長である國枝武英先生が妻とともに選んだ絵画が整然と並ぶ光景が目に入る。2023年4月までは、國枝院長が一般内科から糖尿病内科の診療まで幅広く応じてきたという同院。今では循環器内科で研鑽を積んだ息子の國枝武茂副院長が診療に参加し、1日ごとに交代しながら親子で診療を続けている。インタビューでは、3代目として同院を受け継ぐ意思を固めた國枝副院長に、現在の診療体制や地域医療への思い、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2023年6月15日/情報更新日2024年2月1日)

糖尿病内科と循環器内科の両面から生活習慣病を予防

これまでのクリニックの歩みについて教えてください。

國枝武茂副院長 国枝内科1

当院は私の祖父が1955年に開業して以来、ずっとこの場所で診療を続けています。外観は祖父の代から直してありましたが、内装や動線は2010年にリニューアルし、より診療しやすくなりましたね。現在、院長を務める父がクリニックを引き継いだのは、1977年のこと。祖父が亡くなり、急遽継承することになったのです。当時、院長は日中に勤務医として外来を担当し、夜は名古屋大学で研究、さらに週1回ここで診療をしていましたが、1983年頃からは当院での診療のみに集中するよう切り替えています。そして、2023年4月からは私が副院長として診療に加わりました。ゆくゆくは私が3代目として、クリニックを受け継ぐ予定です。

先生が診療に加わったことで、対応できる診療科目が増えたそうですね。

ええ。院長は糖尿病内科、私は循環器内科の診療を専門としていますので、現在は内科、糖尿病内科、循環器内科の診療を中心に、患者さんの幅広いお悩みや症状に対応しています。これまでは院長一人で診察をしていましたが、今は月曜、水曜、金曜に院長が診察し、火曜、木曜、土曜に私が診察する体制です。患者さんのほとんどがご高齢の方ですが、院長が継承してからの長いお付き合いの患者さんが多くいらっしゃいます。初代の祖父、院長、私の3代にわたってお付き合いのある患者さんも少なくありませんよ。今後は、院長が担当している患者さんを徐々に私が診療していく予定です。

糖尿病内科と循環器内科の2つの側面から診療できるメリットは何でしょうか?

國枝武茂副院長 国枝内科2

循環器内科では、主に動悸や胸の痛み、息苦しさ、むくみなどの症状を診ますが、循環器の疾患がある方の多くは、高血圧や生活習慣病も患っていることがあります。また、生活習慣病の方は、脳卒中や心筋梗塞などの血管の疾患が起こりやすいといわれていますので、当院では糖尿病内科と循環器内科の2つの側面から、生活習慣病の予防に貢献していきたいと考えています。検診で血圧の異常を指摘された方、心臓カテーテルの手術を受けた方、心不全、不整脈など病院での治療が安定してきた方のサポートもしていきたいですね。

患者の生活に寄り添う「心の通った診療」がモットー

先生のご経歴を教えてください。

國枝武茂副院長 国枝内科3

大学卒業後、国立名古屋病院(現・国立病院機構名古屋医療センター)で内科の研鑽を積みました。その後、東名古屋病院、静岡県掛川市の中東遠総合医療センターや名古屋大学医学部附属病院での勤務を経て、現在は名古屋大学大学院で研究を続けながら、当院で診療しています。大学では狭心症や心筋梗塞が専門でしたので、今後は患者さんがこれらの病気にならないよう生活習慣病の予防に尽力していけたら。また、地域医療の窓口として幅広い症状に応じるだけでなく、患者さんを適切な医療機関に振り分けることも内科の開業医にとっては重要な役割です。もちろん当院でどんな症状にも対応できれば良いのですが、患者さんの状況によっては専門の診療科や病院をご紹介することも大切と考えています。そして、病院での治療が安定したらまた当院に通っていただき、健康をサポートしていくのが私の理想ですね。

診療の際に心がけていることや、診療のモットーをお聞かせください。

院長が長年重視してきた「病気を診ずして病人を診よ」という教えに基づいて診療しています。病気だけを診るのではなく、患者さんの生活や環境などのバックグラウンドを診る、つまり「人間」を診ることが大切と考えているんです。何年も通われている患者さんのことは、生活環境からご家族、お隣に住む方のことまで把握するよう努めています。患者さんに関するさまざまな情報を診療に生かしていきたいですね。また、患者さんが「はい」「いいえ」だけでなく自由に話せるオープンクエスチョンをするように心がけています。こちらが考えていることと患者さんが気にされていることが異なるケースも多いので、まずは患者さんのお考えを優先してお聞きするようにしています。

診療では、まず患者さんのことを知ることが大事なのですね。

國枝武茂副院長 国枝内科4

そうですね。特に初診の際は、患者さんの頭の先から足の先まで、しっかり診るよう努めています。見て、聞いて、触れて、丁寧に診察する。それが真の診察であり、心の通った診療ではないでしょうか。丁寧に診察することで、思いもよらない病気が見つかることもありますよ。検査をすればすぐに病気が見つかるかもしれませんが、医師として自分の目で確かめてから、必要に応じて検査をするようにしています。丁寧な診察をしようとするとどうしても時間がかかるのですが、「それでも診てほしい」と言ってくださる患者さんは多いですね。

患者のニーズに応じて診療スタイルも変化

開業当初から院内処方を続けているとお聞きしました。

國枝武茂副院長 国枝内科5

ご高齢の方やお子さん連れの方は、診察後に薬局へ行くのが大変なことがありますよね。院内処方は当院の強みだと考えています。ただ、院内処方だとスペースの関係で常時取り扱える薬の種類が限られます。必要に応じて薬の取り寄せや院外処方にも対応可能です。また、患者さんから「この薬を処方してほしい」というご要望をいただくことがありますが、必要と判断すれば取り寄せて対応しますのでご安心ください。

今後、どのようなクリニックにしていきたいですか? 展望を教えてください。

以前、院長が行っていた在宅診療にあらためて重点を置いていきたいです。この地域は特にご高齢の患者さんが多いので、これからより一層在宅診療を必要とされる方が増えてくるでしょう。私がクリニックを引き継いだら、外来と在宅診療の双方に対応し、地域のニーズに応えていきたいと考えています。現在、在宅診療を専門に行う別のクリニックでも勤務していますので、そこでの経験もぜひ生かしたいですね。そして、今後も「患者さんを丁寧に診る」ことを一貫して続けていきたいと考えています。患者さんと信頼関係を築きながら、寄り添っていきたいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

國枝武茂副院長 国枝内科6

最近では、検診で異常を指摘されても受診されない方が多いと聞きます。早い段階で治療を始めることができれば、将来脳梗塞、心筋梗塞などの疾患にかかるリスクが低くなるはずです。検診で異常のあった方、動悸などの胸の症状にお悩みの方、病院での治療が落ち着いた方など、気になることがあればご相談ください。地域のかかりつけ医であり相談役として、私たちができることは対応し、必要に応じて適切な医療機関をご紹介します。ご家族のためにクリニックを探されている方も、お気軽にご相談ください。

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