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大石 雅夫 院長の独自取材記事

大石眼科

(名古屋市千種区/今池駅)

最終更新日:2019/10/29

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名古屋市営地下鉄東山線の今池駅から徒歩10分の場所にある「大石眼科」。1999年開業の眼科医院だ。明るく話しやすい雰囲気の大石雅夫院長は、一人ひとりの診療を丁寧に行いながら人間関係を構築していく診療スタイル。同院では、一般的な眼科診療の他、白内障の診療も行なっているのだそう。慢性的な症状を抱える患者には長く寄り添い、専門的な治療を必要とする場合は迅速に専門の医療機関に紹介してくれる。自身の診療姿勢に対し「無意識を意識する」ことをモットーとし、威圧感なく、小さなことでも気軽に質問できそうな、人と人とのつながりを大切にする医療をめざす大石院長に話を聞いた。
(取材日2019年10月11日)

生活の質の維持をめざし、見える喜びを多くの人に

医師を志されたきっかけについて教えてください。

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父が開業医をしていて、その姿に憧れたのが理由です。父は病気や患者さんに対して本当にしっかり向き合っていたと思います。緊急の患者さんがいれば、診察時間を過ぎていても、休日でも、対応していましたね。眠っていてもすぐに起きて行って、患者さんを診察していた姿を覚えています。当時は虫垂炎などの手術も多い時代でしたので、緊急手術をして、その後すぐに別の患者さんの診察、などというのも多かったように記憶しています。そんな父の姿を見て育ち、父に対する尊敬の念を抱きました。私もそんな医師になりたいと思い、大学病院ではたくさんの経験を積んできました。父ヘの思いと大学病院時代の経験が、今の自分に生きていると思います。

なぜ眼科を専門になさったのでしょうか?

私が専門を選択したのは30数年前ですが、その頃から、人の寿命はこれからどんどん延びるであろうと感じていました。そして、長生きするために大切なのは、いつまでも健康であることだと考えたんです。そこで、健やかで楽しく毎日を過ごすために必要なものは何かと考えたときに、目がよく見えることかな、と思い当たりました。長い人生、患者さんの生活の質を落とさないためには、目の健康は本当に重要です。視覚は五感の中でも特に大切な役割を果たしていると思います。目を閉じたら歩くこともままなりませんし、目が見えなかったら誰かのサポートが必要になってしまうかもしれません。眼科を専門にして、できる限り多くの人が、長い人生を楽しむお手伝いができればと考えました。

診察する上でのモットーを教えてください。

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「無意識を意識する」ということです。患者さんに対しては、いつも親しみやすく丁寧に、と心がけているのですが、医師というものはともすれば威圧的になってしまう可能性があります。特に私は一人で診察しているので、気をつけていないと“裸の王様”になってしまうのではないかと思うのです。自分が無意識に行っている言動をできるだけ客観視し、意識することで、患者さんと良い人間関係を築いていきたい。医師と患者さんには合う、合わないがありますが、自分に合う患者さんしか診察しないようになってしまってはいけません。自分が無意識のうちに何をしているか、そして何が足りないか。常に意識しながら、誠心誠意患者さんと向き合うようにしています。

患者にとって最適だと思える医療の提供に努める

患者さんに接する上で心がけていることを教えてください。

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なんでも話せる雰囲気をつくることです。「こんなことを聞いたら怒られるかな」とか「質問しにくいから黙っていよう」などと思われないようにすることが大切です。よもやま話から気になる症状のこと、時には他の病気のことまで、なんでも話してほしい。患者さんがさして重要でないと思っている事柄の中に、医師がほしい情報が隠れていることもあります。病気に関連したことだけでなく、すべての話を聞いておいて、その中から必要な情報を探っていくようにしています。もちろん、こちらから適切な質問を投げかけることも大切。患者さんと密にやりとりして、じっくり時間をとり、一人ひとりが抱える悩みに寄り添えるよう努めています。

クリニックの診療方針についてご紹介ください。

最も大切にしているのは、一人ひとりの患者さんにとって、最適だと思える医療を受けていただけるようにアドバイスしていくことです。もちろん、当クリニックでケアできる患者さんについては長くお付き合いができるようにしていますが、より専門性の高い治療を受けた方が良いと判断した患者さんについては、自分がここと思ったクリニックや病院をできるだけ早く紹介するようにしています。もし自分が患者さんの立場だったら、どんな治療が受けたいか、どんな先生に診てもらいたいか。常に自分に置き換えて考え、最適だと思える医療機関をご紹介するようにしています。そして、そこでの治療が終わったら、また当院で患者さんを支えていければ幸いです。そうやって常に患者さんのことを考えて判断していきたいです。

講習会や勉強会にも熱心に参加していらっしゃいますね。

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最新の情報や知識を積極的に取り入れることは医師としての務めだと思っています。私は、眼科の講習会はもちろん、内科の講習会にも出席しています。眼科の医師が内科の講習会を受けるなんておかしな話だと思われるかもしれませんが、診察時の雑談の中で内科の治療の話などが出たとき、30年前に勉強した知識で答えるわけにはいきません。専門にこだわらず、新しくて幅の広い知識を身につけておくことが必要だと考えています。最近では名古屋でも講習会が数多く開催されており、気軽に参加することができます。多いときは毎週出かけることもありますよ。機会をとらえて自ら勉強すること、たゆまず学ぶことが良い医療を提供する基礎になると思います。

「ありがとう」の言葉の上に成り立つ人間関係を大切に

先生にとって理想の医師像とは。

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患者さんにとって最善のアドバイスができる医師です。診療方針とも重なりますが、すべての病気について網羅している医師はいません。もしも、自分よりも良い治療を提供することができる医師がいるのなら、患者さんをその人のもとへ送り出す勇気を持っていたいと思っています。そういうアドバイスをするためには、最新の知識と情報が必要ですし、患者さんから症状を聞き出す力も求められます。勉強会や講習会で知識と情報を常に収集・蓄積し、患者さんと良好な人間関係を構築して対話を重ねながら、最も良い方向を指し示すことができる医師が、私の理想ですね。常に患者さん第一で、的確な判断をすることができるようになりたいと思っています。

喜びを感じるのはどのような時ですか?

患者さんに治療を通して喜んでもらえたときですね。私が担当した患者さんだけでなく、他のクリニックに紹介した患者さんであっても、患者さんが治療後に喜んでいらっしゃる姿をみたり、話を聞いたりすると、本当にうれしく感じます。「ありがとう」の言葉が励みです。単なる感謝ではなく、その言葉の上に成り立っている人間関係がうれしい。時折、他のクリニックに紹介した患者さんから「こんなことを聞かれた」「こんな治療を受けることになりました」などと報告のお電話をいただくことがありますが、それも、信頼してくださっている証ですからうれしく思います。医療とはすなわち人と人とのつながり。患者さんと心の通う関係を構築できるクリニックであり続けたいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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今まで目にトラブルを感じず、眼科に行ったことがない方こそ、ちょっとした症状を見逃さずに受診していただきたいです。視力が悪くてコンタクトや眼鏡をしている方なら、受診の機会が比較的あるため、眼圧など基本の検査は受けることができます。しかし、視力の悪くない方は、なかなか眼科に足を運ぶ機会をつくりづらいですよね。その結果、病気を見逃してしまうことがあるのです。長い間患っていた緑内障が80代で発見された方もいらっしゃいます。特に主婦の方などは検診の機会も稀ですから、気になることがあったら受診して、基本的な検査を受けると良いでしょう。目は一生の宝。いつまでも健康で快適に暮らせるように、大切にしていただきたいですね。

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