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服部 和樹 院長の独自取材記事

三好内科医院

(岐阜市/長森駅)

最終更新日:2020/04/01

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服部和樹先生が院長を務める「三好内科医院」は、服部先生の義母である三好カヨ子先生が1965年に開業し、2014年にリニューアル。白色を基調とした院内は清潔感があり、グリーンやオレンジ色を取り入れた待合室は温かみがある。循環器内科を専門とする服部院長は、日本循環器学会循環器専門医のほかに、日本内科学会総合内科専門医の資格も取得。主治医として責任感を強く持ち、現在も診療の傍ら勉学を怠らない熱心なドクターだ。今回、服部院長に同院の診療について、また患者にかける思いなどたっぷりと話を聞いた。
(取材日2019年4月1日)

循環器内科と総合内科のエキスパート

医師をめざしたきっかけから教えてください。

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父は薬剤師、兄は医師と、医療と関わりのある環境で育ったこともあり、僕も自然と医師をめざすようになりました。そして、内科の中でも、カテーテル治療など、外科的なアプローチができるところに面白さを感じ、循環器内科を専門に、学びを深めていきました。その後、総合病院などで経験を積み、もとより関心のあった日本内科学会総合内科専門医の資格も取得。循環器疾患をはじめ、広く内科疾患を診られるスキルを磨いてきました。

その後、こちらのクリニックでの診療を始められたのですね。

はい。当院は妻の母である三好カヨ子先生が1965年に開院したクリニックです。僕が新たにクリニックを開業する、という選択肢もありましたが、長きにわたり総合病院で診療していた経験から、総合病院と同じような感覚で診療できるクリニックに勤めることもまた、選択肢の一つと考えていました。そんなこともあり、一から環境を整えていくのではなく、すでに環境が整ったこちらのクリニックに勤務させていただくこととなりました。現在も、より良い診療環境を整えるべく勉強を重ね、診療に役立つ機器など、患者さんにとって良いものは取り入れる努力をしています。

どのような患者さんが来院されますか?

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この辺りは昔からの住宅街ですが、近年は子どもの人口も増えており、お母さんとお子さんでいらっしゃったりと、若い世代の来院も多いですね。カヨ子先生がずっと地域に根差して診療を行ってきたクリニックなので、風邪をはじめとする一般的な症状の患者さんの来院が多いですが、僕が循環器内科専門なので、岐阜県総合医療センターからの紹介で、循環器疾患の患者さんがおみえになることもあります。また最近は、睡眠時無呼吸症候群の患者さんも増えていますね。現在、僕とカヨ子先生が常勤で診療するほか、非常勤の先生にもお越しいただいています。最近は予約診察も始めましたので、待ち時間も少なくよりスムーズに診療いただけるようになりました。

主治医として責任を持って診療できる体制を整備

総合内科にも興味を持ったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

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出身の名古屋大学の恩師に「医師は患者のすべての病気の責任者であるべきで、それこそが主治医だ」という教えを受けてきた影響が大きいです。その言葉から、総合内科医としての認定資格が医師として必要不可欠だと思いました。当院では、「患者さまの訴えに真摯に耳を傾け、主治医として責任を持って治療にあたります」という理念を掲げています。自分のできる診療しか行わないのではなく、診療できないものについても責任を持って治療をアレンジし、その後も医療機関からの情報をもとに、総合的に患者さんを診ることを心がけています。常に自分が主治医であるという意識を強く持っていますね。具体的には、患者さんのこれまでの背景、診療などについて細かく記載したプロブレムリストというのを作成し、患者さんの状態をいつでも把握できるようにしています。

心強い限りです。貴院で力を入れていることや特徴も教えてください。

僕が超音波検査を得意としていますので、心臓、腹部、血管の状態を診られる超音波検査機器を導入しています。そのほか、一般的な検診に必要な機器は一通りそろえており、医療機器は充実していると思いますね。CT、MRIなど、より精密な検査は当院ではできないのですが、インターネットを介して基幹病院の予約システムにつながるようになっており、その場で予約をお取りすることができます。内視鏡検査については、消化器内科の医師が近くで開業しているため、こちらについても患者さんにスムーズにご案内が可能です。医療機器の充実、システムの駆使、医療機関との連携など、そこには患者さんにかかる負担をできるだけ減らし、診療を受けていただきたいという思いがありますね。

外来診療に加え、訪問診療にも取り組まれているそうですね。

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午前と午後の診療時間の間に行っています。在宅患者さんについてもプロブレムリストを作成し、訪問看護師、ケアマネジャー、薬剤師と情報を共有しています。それにより事前に患者さんの状態を把握できるため、訪問する側にも喜ばれていますね。また彼女たちとはSNS上でも即時情報を共有しているほか、僕は365日24時間緊急電話を持っていますので救急にも対応できる体制を整えています。お看取りも行っていますが、もしご家族によるケアが難しい場合には、当院と連携する“介護医療院 みよし”にてターミナルケアに至るまでフォローさせていただいています。患者さんにとって最期まで主治医に診療してもらえることはとても安心だと思うんです。そして僕自身も患者さんを最期まで責任を持って診て差し上げることが主治医としての務めだと考えています。

患者が安心できる、きめ細かな医療が提供したい

勤務するスタッフと共有されている意思などございますか?

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当院の理念を遂行すべく、院内で勉強会を開いています。患者さんにとって、医師に話しにくくてもスタッフには話しやすいことってあると思うんです。そんなときも患者さんにご安心いただきたいという思いと、スタッフには医療に携わっている以上向上心を持って知識を重ねてほしいという思いから、勉強会を始めました。僕も資料を作るためにたくさんの勉強をするので、僕自身の勉強にもなりますね。事務のスタッフは若いので、結婚して退職することもあるのですが、あとで彼女たちにとって誇りを持って働いていたと思える職場であれたらいいなと思っています。中には看護師をめざし、クリニックを離れた事務スタッフもおり、現在その方は見事看護師になられ、週一回当院にも手伝いに来てくれています。そうしたスタッフの成長もとてもうれしく思いますね。

お忙しい日々かと思いますが、休日はどのように過ごされるのですか?

現在も診療時間の合間に、非常勤で岐阜県総合医療センターにて、若手の技師、医師に超音波検査の指導を行っています。また、当院でも市中病院の研修医を集めてエコーセミナーを開くなど、若手の育成にも力を入れていますね。それから岐阜県総合医療センターにて月1回救急医療のお手伝いもして、在宅患者さんで急変した場合は夜間、休日でも出向きます。もともと循環器を専門としているので、夜中に呼ばれることに慣れていますし、それは苦に思わないですね。枕元に携帯電話を置いて寝ないと不安なぐらいです。空いている時間は運動するようにしており、テニスを始めました。患者さんに運動するように言っている本人の体重が増えているようでは説得力がないですから(笑)。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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超高齢社会を迎え、在宅医療の要望が増えているので、在宅医療でもレベルの高い治療の提供をめざしたいと思います。最近は、得意とする超音波診断を在宅の患者さんにもできたらと思い、ポケットサイズの超音波検査機器を導入しました。そして、これからも患者さんを一番に考え、安心してかかっていただけるクリニックであるよう、スタッフ一同勉強を続けたいと思います。

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