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安藤 大樹 院長の独自取材記事

あんどう内科クリニック

(岐阜市/名鉄岐阜駅)

最終更新日:2020/04/01

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名鉄岐阜駅から徒歩10分、大通りから少し入った静かな場所にある「あんどう内科クリニック」は、駅から近く、駐車場も14台分完備されているため、電車でも車でもアクセスしやすい。院長の安藤大樹先生は、曽祖父の代から続く医師家系の4代目。曽祖父が営んでいた診療所を祖父がこの地に移し、やがて父へと引き継がれ、開業から70年目にあたる2017年に安藤先生が継承。それに伴い、医院を全面リニューアルし、新たなスタートを切った。充実の検査機器と、じっくりと話を聞く安藤先生の診療スタイルは、地域住民をはじめ、遠方の患者からも信頼を得ている。スタッフの思いやりのある対応も評判だ。こだわりの外観や内装から、診療での心がけ、患者へのメッセージまでさまざまな話を聞いた。
(取材日2018年4月21日)

いい意味で「病院らしさ」のないクリニックをめざして

外観や内装のこだわりを教えてください。

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いい意味で、「病院らしくないクリニック」にしたかったので、外観や内装にはこだわりました。というのも、私は病院の雰囲気があまり好きではなくて(笑)。病院らしい白を基調とした内装ではなくて、木のぬくもりを感じられるように床は全面的にフローリングにし、外観も茶色を基調とした落ち着いた雰囲気となるようにデザイナーの方と相談を重ねました。ただ、診察室だけは患者さんの状態をしっかり観察できるように明るくしています。診察室に歩いてくる様子やちょっとした表情の違いなども重要な情報なので、取りこぼさないようにしっかりと診るようにしています。

院内も広々としていますね。

当院には一般内科に加えて心療内科の患者さんもいらっしゃいますので、緊張を和らげられるように広々としたスペースを設けました。待合室の椅子は一見するとバラバラに配置されているように見えますが、実は、患者さん同士の目線が合わないように配慮して置いてあるんですよ。窓は透明なガラス張りではなく、すりガラスにすることで明るく、かつプライバシーも守れる造りを心がけました。そして、造りだけでなく、患者さんへの対応に関しても「患者さんファースト」となるよう、スタッフに周知しています。ただ、私がそんなことを言う必要がないくらいそれぞれ考えて動いてくれているので、患者さんからいい評価を頂いていますよ。

開業までの経緯を教えてください。

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大学の医学部を卒業後にすぐ大学病院に入局し、総合内科の基礎から内科系の救急診療まで、幅広く内科領域の経験を積みました。その後、さらに総合診療の知識を深めるために岐阜市民病院に入職し、糖尿病や膠原病など全身に関わる病気を多く担当しました。大規模病院に勤めていると様々な経験を積めるので、そういった意味ではとても有意義な時間でしたが、一方で、その当時はまだ総合診療を実践できる医師があまりおらず、気になる症状があるけどどこへ行ったらいいかわからない、という方の受け皿が少ないことも実感していました。医師として、地元の方々に何を還元できるだろうと考えた結果、大規模病院に勤めるよりも、総合診療ができる医師として開業するほうが、自分の地元への貢献のスタイルに合っていると思い、父のクリニックを引き継ぎました。

充実の設備による検査とじっくり患者の話を聞く診療

大規模病院とクリニックで大きく違うと感じたことは何ですか?

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当院には父が院長を務めていた7~8年前から手伝いに来ていましたが、特に患者さんの“状態の違い”を感じていました。大規模病院には病気になってから来られる患者さんが多いのに対して、クリニックには少し気になる症状があるけれど、まだ病気ではない、いわゆる「未病」の患者さんが多いのです。この違いは、まさに病院とクリニックの役割の違いでもあります。大規模病院ではどちらかというと未病よりも病気の治療に力を入れていますが、その分クリニックでは、少しでも気になる症状があれば受け入れて、話を聞いて、場合によっては検査をすることで病気を早期発見する、あるいは何もないことを明らかにして安心して帰ってもらう、という役割を担っていますから。当院でもそういったクリニックの役割をしっかりと果たせるよう努めています。

診療で大切にされていることは何ですか?

私の師匠の教えである、「患者さんの『物語』を大切にしなさい」という教訓をいつも胸に刻んでいます。これは、例えば、生活習慣が乱れている糖尿病の患者さんに対して、ただ「生活習慣がいけませんね」と言うのではなく、どうしてそのような生活になったのかという背景まできちんと聞くようにしています。時には病気と全く関係ない話から、重要な情報が得られることもあります。仮に何も情報が得られなくても、人生の先輩からの話は勉強になりますしね(笑)。また、長期の治療でモチベーションが下がってしまう方もいますので、できるだけ患者さんの気持ちに共感して、頑張ったところを拾い上げて褒めるように心がけています。その時は、頑張ればこんないいことがあると、きちんとした根拠を示すようにしています。根拠のない治療はしたくないので、日々進歩する医療に遅れないよう、知識を常にアップデートするよう心掛けています。

検査機器など、設備も充実していますね。

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心電図やレントゲンはもちろん、迅速血液検査、24時間心電図、骨密度検査、CT検査などの医療機器を取りそろえています。軽い症状では大規模病院に行きづらいという方も多いので、クリニックでできるだけ検査が完結できるよう、設備にはこだわりました。病気の早期発見はもちろん、検査して何もなかったという安心感を得ていただくためにも、設備は重要だと考えています。言葉だけで「大丈夫」というよりも、検査結果を示されたほうが患者さんもより安心できますからね。また、現段階で異常がなくても、データを残しておくことで次回との比較ができます。そのようにデータを蓄積していくこともクリニックの重要な役割の一つだと考えています。

あらゆる不調に対応できる場所をめざしたい

現在気になる病気はありますか?

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『コモンディジーズ』、いわゆる「ありふれた病気」です。例えば風邪などは、多くの場合自然に治りますが、中には重大な病気が隠れていることもあります。大規模病院に勤めていたころは、ただの風邪と診断された方が、最終的に重症化して救急搬送されてくるケースをよく経験しました。その中には初期対応が不十分なケースも多くありましたので、もし「いつもの風邪と何か違う!?」と思われれば、受診されることをお勧めします。もちろん、いつもと同じ症状でも大歓迎ですが(笑)。また、風邪に限らず、頭痛、胸痛、腹痛、めまいなどのよくある症状を、流れ作業で診るのではなく、重大な疾患を見落とさないよう様々なアンテナを張って診察するよう心掛けています。

診療以外で地域住民とはどのように関わっていますか?

2階のスペースを利用して、地域の方々を対象とした勉強会を近隣薬局とともに不定期で開催しています。テーマは「風邪」や「免疫力の高め方」など、一般の人に身近なものを選んでいます。こういった取り組みを通して、患者さんにとってもっと近い存在になりたいと思っています。お互いに距離感があると患者さんも自分をさらけ出すことができないでしょうから。極端に言えば、私が医師であることを忘れていただけるのが理想かも(笑)。高齢の患者さんの中には私の幼少期をご存知の方もいて、「大きくなったねえ」と声をかけてくださる方もいらっしゃいますが、それくらいの距離感が心地よいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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私はずっと総合診療を学んできましたが、それは少しでも地元に還元したいという気持ちが強かったからです。どこに行ってもしっくりこない、あるいはどこに行けばいいかわからないという方の“駆け込み寺”のような存在になりたいと思っていますので、ぜひ気軽にお越しください。「この病気は診られない」ということが極力ないよう、これまで経験を積み、設備を整え、現在も知識を日々アップデートしています。また、火曜と金曜は夜8時まで診療していますので、お仕事帰りの方や、心療内科の患者さんで朝が苦手という方は、ご都合やお気持ちに合わせてお越しいただければと思います。患者さんやご家族の皆さんが気軽に受診できて、健康面でも生活面でもなんでも相談できて、帰るときには気持ちが楽になっている、そんな場所をめざしたいですね。

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