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葛西 哲宏 院長の独自取材記事

かさい内科クリニック

(岐阜市)

最終更新日:2021/10/12

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岐阜市郊外の閑静な住宅街の中、「かさい内科クリニック」の円形のユニークな外観が目を引く。地元出身の院長、葛西哲宏先生の専門は消化器内科で、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持ち、内視鏡による検査と治療を得意とするベテラン医師だ。日本大学医学部を卒業後、岐阜県内のいくつかの基幹病院で数多くの経験を積み、1995年に開業した。内科や消化器内科に加えて呼吸器内科・循環器内科・糖尿病内科・小児科・皮膚科・リハビリテーション科も標榜し、地域医療に貢献している。「小児から高齢の方まで、地域の皆さんが何でも相談できるファミリードクター・かかりつけクリニック、そしてプライマリケアをめざしています」と語る葛西先生に、幅広い診療内容やスタッフとのチームワークを聞いた。

(取材日2020年4月6日)

地域の健康を幅広く見守る、地域のファミリードクター

モダンな外観と明るい院内ですね。先生の希望やアイディアが反映されているのでしょうか。

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患者さまは不調を抱えて来院されるので、できるだけ不安が和らぐ空間にしてほしいと設計士さんにお願いしました。待合室の壁は緩やかな曲線で、天井は高く、天窓から自然光が入ります。診察室の窓からは植栽の緑が見えますが、外からの視線はガラスブロックでさえぎり、プライバシーを守る設計です。点滴やリハビリを行うためのリフレッシュルームでは患者さまが長い時間を過ごすことになるので、広く、明るくしてもらいました。ここは四角形でない変則的な敷地なのですが、無駄のないレイアウトで、どの部屋もゆとりのあるスペースになりました。患者さまへの思いを形にしてもらえたと満足しています。

この場所で開業されるまでの経歴を教えてください。

父親が医師でしたので私も医療の道を志すようになりました。医学部を卒業後は岐阜大学医学部附属病院をはじめ、岐阜県内のいくつかの基幹病院に勤務しました。専門は消化器内科で、特に内視鏡による検査と治療を数多く手がけてきました。また、将来は開業して地元の地域医療に貢献したいと考えていましたので、勤務医時代には循環器科や呼吸器科でも全般的な診療を経験させてもらいました。開業したのは1995年です。日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医として、地域の0歳児から高齢の方までの幅広い患者さまに対応する、地域のファミリードクターをめざしています。

得意分野の内視鏡検査のほか、さまざまな検査に対応していらっしゃいますね。

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胃カメラといわれる上部消化管内視鏡検査では食道、胃、十二指腸のがんや潰瘍、ピロリ菌などの診断を行います。大腸内視鏡検査は肛門から内視鏡を挿入して、がんやポリープの早期発見が期待できます。また、甲状腺のエコー検査では、かなりの方の甲状腺がんの早期発見に成果がありました。これらの検査を通して、がんの早期発見をめざし、病変が見つかった場合は、連携する地域の後方支援病院に紹介しています。

内視鏡検査は、苦痛や恥ずかしさのために検査をためらう人もいるのでは?

近年の内視鏡は進歩して検査時の負担は軽くなっています。私は注射の鎮静剤や鎮痙剤は使用せず、検査中は内視鏡映像をモニターでご覧いただきながら、納得していただき、苦痛の少ない経鼻内視鏡検査を心がけています。朝の9時前には終了して、患者さまは普段どおり出勤しておられますよ。車の運転をしていただいてかまいません。また、大腸内視鏡検査の際には、できるだけ患者さまが恥ずかしさを感じないよう、私もスタッフも丁寧な対応を心がけています。

スタッフとともに、定期的に課題を見出すチーム医療

6年前に電子カルテを導入されたそうですね。

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はい。電子カルテによって患者さま一人ひとりの病歴や検査履歴を時系列で一覧できるので、定期的に受けてほしい検査を提案することにも役立っています。ホームドクターとして地域の患者さまの健康を守るためにも、導入して良かったです。また、家族集積性の高い疾患がありますから、患者さまの家族背景を把握することは大切。当院では開業以来、患者さまの初診時からのヒストリーを把握して診療することを心がけてきました。紙カルテ時代の毎年の診療サマリーの情報もスキャンして電子カルテと一緒に活用しているんですよ。

診察にあたり大切にしていることは何ですか?

必ず患者さまを正視して話を聞き、説明しています。目を合わせることで信頼関係を築き、患者さまが安心して症状を訴えやすくなると考えているからです。そのため、診療中の電子カルテへの入力はシュライバーという専門スタッフに任せています。シュライバーのほかに、診察時に診察介助や注射、検査の準備をする看護師・臨床検査技師、そして私の4~5人態勢です。安全・安心な診療と待ち時間の短縮を心がけています。

スタッフの意識を高めるため取り組んでいることはありますか?

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数年前までは毎週でしたが、現在は月に2回、全員参加のミーティングをしています。各自が体験した「ヒヤリ・ハット事例」を報告して再発防止につなげるほか、当番スタッフが自由にテーマを決めてプレゼンテーションしています。先日、プレゼンをしたのは事務の若い女性スタッフでした。糖尿病の合併症である糖尿病腎症を発見するために、患者さまには来院時に尿検査をしていただくのが望ましいのですが、しばしば辞退される方がいらっしゃいます。「どうしたら納得して尿検査を受けていただけるでしょうか」という問題提起でした。全員がこの問題を共有し、もう一度、患者さまに糖尿病腎症について、しっかり説明しようと確認し合いました。こうしたプレゼンを順番に担当してもらい、改善策を話し合っています。スタッフには常に気づきを大切にして、成長し、働きがいを感じてほしいと願っているのです。

たくさんの笑顔とありがとうに出会えるクリニックに

管理栄養士による栄養相談を行っていらっしゃいますね。

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糖尿病、高血圧症、脂質異常症、メタボリック症候群などの生活習慣病の治療と管理には、薬も処方しますが食生活の改善も大切です。患者さま自身が改善の意欲を持ってくれることを期待して栄養相談をしています。当院のベテランの管理栄養士がアドバイスしますが、あまり厳しい制限はしません。「お肉ばかりでなく豆腐からもタンパク質を取れますよ」というように、食材の交換などを提案しています。気負わずに始めていただき、モチベーションを維持できるよう、支えていくことが大事ですからね。週4回、予約制です。関心のある方はスタッフにお尋ねください。

そのほかにも相談できる症状や悩みはありますか?

リハビリテーション科も標榜しており、リフレッシュルームでリハビリテーションを受けていただけます。腰痛に悩む方は多いですよね。痛みを軽減するのは大事なかかりつけ医の仕事だと考えて設備を導入しました。積極的に疼痛緩和の施術を行っています。また、漢方薬を希望される方には処方します。更年期障害、肥満、冷え性、めまい、便秘症、下痢症などで悩んでいる方は相談してください。そして、レーザーによる、しみや肝斑などの肌の悩みに対する治療や、エイジングケアのご相談にも対応しています。これは、女性が美しくなることで笑顔で喜んでいただけることをめざしています。もちろん男性も施術を受けていただけますのでご相談ください。

今後の展望や読者へのメッセージをお聞かせください。

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エントランスに掲げている「たくさんの笑顔とありがとうに出会うこと」が私たちの目標です。患者さまはたくさんのことを教えてくれる教科書のような存在です。いつからどんな症状があり、どのような経過かを伝えていただき、診断をつけることができます。そして、私たちは経験と知識を高めることができます。謙虚な姿勢と思いやりの心で患者さまに接し、たくさんの「笑顔とありがとう」に出会いたいと願っています。めざしているのは患者さまの「感動」、スタッフが歓んで働いてくれる「歓働」、そして私自身が目標とする医療を築いて貫き通す「貫道」です。患者さま、スタッフとともに学び、質の高いチーム医療をめざし、互いに価値観を共有できるとよいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・しみに対するレーザー治療:直径5mmまでは1回5000円、直径10mmまで1万円~
・肝斑治療:10回/12万円(1回あたり1万5000円)
※すべて税抜
※大きさや個数に応じて異なりますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。

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