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後藤 秀人 院長の独自取材記事

後藤内科医院

(藤沢市/藤沢本町駅)

最終更新日:2021/10/12

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小田急江ノ島線・藤沢本町駅より歩いて8分ほどの国道467号沿いに「後藤内科医院」はある。隣には薬局、すぐそばには地域の基幹病院である藤沢市民病院があり、医療体制の整ったエリアだ。1944年に同地に開院した医院の運営を担うのは、3代目院長となる後藤秀人先生。呼吸器内科のエキスパートとして長らく大学病院をはじめ横浜の基幹病院で活躍した後、2018年に父である前院長から医院を継承した。「ウイルス感染が広がりを見せ、不安が広がる昨今こそ、かかりつけ医を持つことの大切さを再認識してほしい」と語る後藤院長に、同院の特徴や診療上の心がけ、今後の展望など、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2021年1月6日)

3代続く歴史ある医院で、内科・呼吸器内科診療を提供

こちらはたいへん歴史のある医院だそうですね。

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私の祖父である後藤昌人が1944年に開業、1982年に父・隆人が継承した医院を、2018年4月にさらに私が継承しましたので、あと数年で80周年を迎えます。地域に根差した医院として、長く通い続けてくださっている患者さんや、家族ぐるみでご来院いただいている患者さんも多くいらっしゃいます。内科ですが小学生以上の患者さんは診ていますので、ご家族での受診も歓迎です。患者さん同士や患者さんとスタッフは長年のお付き合いになるので、まさに気心が知れた関係というのでしょうか。以前勤務してきた大学病院にはなかった「患者さんとの距離の近さ」を心地良く感じています。

先生のご専門は呼吸器内科と伺いました。

はい。気管支や肺に関わる疾患を長く専門に診てきました。こちらでは風邪をはじめとする感染症の診断・治療や、生活習慣病の管理などを行う一般内科と並行して、呼吸器内科の専門的な診療も行っています。呼吸器内科の受診で一番多いのは、長く続く咳です。咳といえば感染症やアレルギーなどによるものが多いですが、肺の病気以外にも、鼻や心臓の病気が原因の咳、胃食道逆流症、薬剤によるものなど多岐にわたります。「たかが咳」と侮ることなく、速やかに原因を突き止めて治療することが大切です。「咳で困ったら後藤内科医院に行けば何とかしてもらえる」と言っていただける医院をめざしています。なかなか治らない咳などでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

咳の診断はどのように行うのでしょうか?

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咳の診断で重要なのは、問診と聴診です。まずは問診で「いつから出ているのか?」「どんな咳なのか?」「一日のうちどの時間帯によく出るのか?」などを伺い、その性質を突き止めます。同じ咳でも痰が絡んだ咳と乾いた咳、あるいは昼間の咳と夜中から明け方にかけての咳では原因が異なるからです。さらに家族歴や生活環境なども伺って、アレルギーの可能性が疑われるかどうかを判断します。その上で、実際に聴診器を当てて胸と首の音を聞きます。喘息の場合、来院される日中には症状が落ち着いていることが多いので、初回の外来で見分けるのは難しいこともあります。

発熱の外来で、感染症流行期の感染リスク低減を

呼吸器疾患の診断はたいへん繊細で難しいものなのですね。

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そうですね。私の場合、約20年専門で診療してきた経験から見極められるところもあると感じています。さらに、当院では胸部のエックス線などの基本的な検査に加え、必要に応じて呼吸機能検査、呼気NO測定、喀痰培養・細胞診の検査、血液検査などの専門的な検査も行い、精密に診断し治療につなげてまいります。現在でも年間1万人以上の新規感染者がいる結核についても、多くは痰の培養検査とエックス線検査で診断可能です。また、より高度な医療が必要な場合には、速やかに藤沢市民病院、湘南藤沢徳洲会病院をはじめとした地域の基幹病院へご紹介させていただいています。

こちらでは発熱の外来を設けていらっしゃるとか。

10年以上前ですが、新型インフルエンザが広がったタイミングで、当時院長であった父が新設したものです。通常の出入り口とは別に入り口を設け、待合室も診察スペースも別にすることで、完全に動線を分けた、十分な換気が取れる環境です。とはいえ、今回感染が拡大している新型コロナウイルスは無症状でも感染している可能性があり、症状で患者さんを完全に分けることが難しいもの。そのため、通常の診療室にもHEPAフィルターつきのクリーンパネルを設置し、マスク、フェイスシールドなど必要な感染予防策を講じて診療をしています。呼吸器の病気を専門にしている当院だからこそ、より徹底した感染対策が必要ですので、しっかり実践しています。

診療にあたり、心がけていらっしゃることはありますか?

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思い込みを捨て、常に初診の気持ちで患者さんに向き合うこと。そして、治療だけでなく正確でわかりやすい情報を患者さんに提供することを心がけています。特に新型コロナウイルスに関してはテレビやネットなどのメディアが発信する情報が錯綜しており、患者さんにとって本当に必要な情報を見分けることが難しい現状があります。例えば、糖尿病や肥満などの人に重症化のリスクがあるといわれていますが、生活習慣の改善や治療により適切なコントロールができていればリスクを下げられる可能性があります。また、マスクや手袋の着用やアルコール消毒などについても、本当に効果がある方法で行われているか疑問が残るケースも。勤務医時代に院内感染対策委員長として感染症診療や院内感染対策にも携わってきた経験も生かし、実践と継続が可能で効果がきちんと期待できる方法をお伝えするようにしています。

「かかりつけ医」と二人三脚で免疫力アップを

院長が医師をめざされたきっかけは、やはりおじいさまとお父さまの影響でしょうか?

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ここで生まれて、ずっと祖父と父の背中を見て育ちましたから、医師を志したのは自然な流れだったように思います。それとともに、祖父の闘病を見守った経験も、大きかったと思います。80歳まで現役で診療を続け、山登りやマラソン、囲碁、バイオリンなど多趣味でアクティブだった祖父が、突然認知症に罹患し、家族で支えたという経験です。その時に「まさか!」とショックを受けたと同時に、病気には、予防していても避けられないものがあり、患者さんが悪いわけではないこと。大切なのは発症後の生活をどう支えるかであることなどを実感しました。あの時の経験があるからこそ、医師としてだけでなく、患者さんやご家族の立場に立って診療できるように思っています。

今後の展望について教えていただけますか?

現状、新型コロナウイルスの感染拡大という特異な状況下にありますが、そんな今だからこそ地域の「かかりつけ医」としての役割を大切に果たしていきたいと思っています。感染や重症化を防ぐためには「密を避ける」「マスクを着用する」といった感染予防策と並行して、体の免疫力を保つことが重要です。そのためには、ご自身の健康管理に改めて目を向けることが大切。免疫力を保つために欠かせないのは適切な食事・睡眠・運動とともに、かかりつけ医と二人三脚で取り組む持病のコントロールです。この機に医師と一緒に禁煙に取り組むのも良いでしょう。過去の健康診断で気になる数値を放置している方や、生活習慣の改善に取り組みたいという方があれば、ぜひ受診してかかりつけ医と一緒に健康管理を始めてほしいと思っています。

最後に、読者に一言メッセージをお願いします。

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祖父が始め、父が継続してきた、地域に根差した医療とともに、大学病院や基幹病院で培った呼吸器内科専門医としての診療を、今後も大切に続けていきたいと考えています。当院のような地域のかかりつけ医は、皆さんにとっていわば「医療の入り口」。広い医療の世界の道案内の役割を果たすべきものと考えています。「どの科を受診したら良いかわからない」とか、「受診すべきかどうか判断がつかない」などといったケースも、気軽にご相談いただきたいです。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さまざまな不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。そのような不安をともに解消していくサポート役として、後藤内科医院をぜひご活用ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

新型コロナウイルスの抗原検査/6000円、新型コロナウイルスのPCR検査/25000円

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