全国のドクター13,115人の想いを取材
クリニック・病院 157,857件の情報を掲載(2024年12月22日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 藤沢市
  4. 藤沢駅
  5. イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック
  6. 膝の痛みは変形性膝関節症のサイン?適切な診断と治療を

膝の痛みは変形性膝関節症のサイン?
適切な診断と治療を

イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2024/12/13

イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 膝の痛みは変形性膝関節症のサイン? 適切な診断と治療を イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 膝の痛みは変形性膝関節症のサイン? 適切な診断と治療を
  • 保険診療

忙しい毎日の中、ちょっとした膝の痛みというのは見過ごされがちだ。しかし、実はすでに変形性膝関節症が始まっている可能性もゼロではない。放置したままではやがて激痛に至り、手術が必要になってしまうこともある。「そうなる前に、膝の痛みで悩む人を救いたい」と力を込めるのが「イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック」の渡邉順哉統括院長だ。痛みを仕方ないと諦めて付き合うのではなく、MRI検査などを活用して根本原因を突き止め、できるだけ早く取り除くことを大切にしているという。全国から訪れる患者も多いという同院で、気になる膝の痛みについて詳しく解説してもらった。

(取材日2024年11月21日)

半月板損傷や変形性膝関節症の初期症状かもしれない膝の痛みを見逃さず早期治療を

Q変形性膝関節症とはどのような疾患ですか?
A
イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 地域に根づき、住民の健康を支えてきた整形外科

▲地域に根づき、住民の健康を支えてきた整形外科

膝関節の中でクッションのような働きをしている軟骨が、加齢や肥満が原因などですり減る病気です。肥満や遺伝も影響していますが、骨折、膝靱帯損傷、半月板損傷などの後遺症として発症するケースもあります。初期は立ち上がり・歩き始めなど動作の開始時に痛み、中期は階段の昇降や正座がつらくなり、末期は安静時も痛みが取れず膝の変形も目立ちます。また、関節を覆う関節包と呼ばれる膜の内部に炎症が起き、関節をスムーズに動かす潤滑油の役割を担う関節液が過剰に分泌。いわゆる「膝に水がたまった」状態になることも。膝の上の上下の骨同士が直接ぶつかるまで軟骨の減少を放置していると、激しい膝の痛みに苦しむことにもつながります。

Q膝の痛みは放置せず早めに受診したほうがいいのでしょうか。
A
イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 患者の生活がより良くなるために尽力したいと話す、渡邉統括院長

▲患者の生活がより良くなるために尽力したいと話す、渡邉統括院長

はい。膝の痛みは様子見をしてしまう方も多いのですが、できるだけ早く整形外科に相談するようにしましょう。まず、レントゲン検査が行われることになると思いますが、初期段階の膝関節症はまったくわからない点に注意してください。超音波検査ならば水がたまっているかどうかはわかりますが、関節の深い部分までは見えません。「もしかしたら軟骨がすり減っているかもしれませんね」ではなく、軟骨損傷の有無をはっきりと診断するにはMRI検査が欠かせません。当院では徒歩圏内にある提携クリニックを紹介していますが、最短で当日に検査を行い、そのまま検査結果を持参していただき治療をスタートすることも可能です。

Q変形性膝関節症の治療について教えてください。
A
イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 治療のメリット、デメリットを理解し、ベストな治療提供をめざす

▲治療のメリット、デメリットを理解し、ベストな治療提供をめざす

一般的には痛み止めや抗炎症薬の投与になります。早く炎症を抑えないと山火事のようにどんどん広がってしまうので、かつては炎症を抑えるために強いステロイドの注射が使われたこともありました。しかし、一時的な改善が期待できたとしても関節の劣化が進むことがわかり、現在は非ステロイド性抗炎症薬、ヒアルロン酸などが主流です。抗炎症剤で改善が見込めない場合は、関節鏡視下手術、骨切り手術、最終的には人工関節置換術で対処するしかありません。手術を避けるためにも、早期の治療開始は非常に重要です。また、軟骨など関節の痛んだ組織を再生させるための研究も進んでおり、当院でも注視しているのでご相談ください。

Q痛みの原因に迫るリハビリテーションも重視しているとか。
A
イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 理学療法士と密な連携を大切にしている

▲理学療法士と密な連携を大切にしている

変形性膝関節症に至ったのには、姿勢・筋力・柔軟性のいずれかに問題があったといっても過言ではありません。問題を放っておくと、坐骨神経痛や腰部脊柱管狭窄症、慢性疼痛につながることも。たとえ先端医療で痛みの解消ができたとしても、根本原因の解決ができなければ再発する可能性もあります。そこで当院が重視しているのが理学療法士によるリハビリテーションです。正しい姿勢をお伝えするだけではなく、それを維持するための体幹としなやかな筋力の強化をオリジナルメニューで進めます。そのほか、歩行分析に基づくインソールの作製も行い、変形性膝関節症の治療だけではなく悪化予防にも注力しています。

Qほかにも変形性膝関節症を予防する方法はありますか?
A
イノルト整形外科 藤沢院 痛みと骨粗鬆症クリニック 広々としたリハビリテーション室

▲広々としたリハビリテーション室

例えば、太っていると膝に負担がかかりやすくなるので、体重管理をするのも一つの方法です。体重が1Kg増えると膝への負担は4〜5Kg増えるともいわれています。ダイエットというとまず運動を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、より効果を実感しやすいのは消費カロリーよりも摂取カロリーのコントロールです。1日250kcalというおにぎり2個分を減らせば、1ヵ月で1kgの減量が期待できます。コツコツ続けて体重を着実に落とすと膝への負担も軽減し、痛みの緩和も期待できますので、取り組む価値はあるのではないでしょうか。当院では管理栄養士が常駐し、きめ細かな栄養指導も行っているので利用していただければと思います。

ドクターからのメッセージ

渡邉 順哉 統括院長

膝の痛みを感じたら、できるだけ早く整形外科を受診するようにしてください。変形性膝関節症の男女比は、1:4で女性に多く、高齢になるほど発症率は高くなります。しかし、たとえ若くても男性でも無縁とは言いきれません。重要なのは、何かしらの痛みが出現したら、すぐに医療機関を受診して原因を解明し、早いうちにしかるべき治療やリハビリテーションを始めること。そこを気をつけていれば、100歳まで元気に歩くことも夢ではありません。姿勢・筋力・柔軟性にフォーカスしたリハビリテーションは、膝のトラブルはもちろん、股関節痛や変形性股関節症の解消や予防にもつながるので、ぜひ始めてみませんか?

Access