蔵並眼科医院

蔵並眼科医院

蔵並 貴子院長

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鎌倉駅前から徒歩3分。落ち着いた風情の住宅地に現れる、チューダー調の建物が「蔵並眼科医院」だ。外壁を上下に連なるブラウンの付け柱や温かみのある煉瓦壁がとても印象的。眼科としては広々としたスペースに、待合室や検査・診察室、手術室がゆとりをもって配置されている。院長自身の子育て経験から、母親目線での対応は患者に安心感を与えるだろう。そんな院長に、鎌倉の地に対する思いをはじめ、地域の子どもや高齢者に寄り添う真摯な診療姿勢などについて話を聞いた。 (取材日2016年1月7日)

暖簾を守る心持ちで開院、父の外科から眼科医院へ

―蔵並というのは、珍しいお名前ですね。

鎌倉に代々続いた大工の家系で、寺社の建築や普請をする宮大工でした。古くは安土桃山時代に神社の宝殿造営に関わった記録が残っています。その家業は本家が長谷で継ぎ十数代続きましたが、後継者が二代続いて早世し、私が中学生の時、途絶えてしまいました。三男だった父は既に外科医として小町で開業しており、代々続いた暖簾を、業種を変えて引き継いだような形となりました。その外科医院を、今度は私が眼科として継ぎました。

―医師になられたのも、お父さまの医院を継ぐお気持ちからですか?

職住接近で外科医として身を賭している父にならい、自ずと医療を志し、純粋に興味を持った眼科を選びました。年代も男女も問わず患者さんが数多くいらっしゃいますし、内科的・外科的両方のアプローチができるのが眼科の魅力ですね。全身的なこととも関わりが深く、QOLという生活の質に関わる感覚器ということで、専門性も高くやりがいを感じました。また勤務医と開業医、どちらを選ぶことも可能で、将来の選択肢も広いように感じました。

―開業されるまでは、どのような経緯だったのですか?

東京女子医科大学を卒業後、本院の医局に在籍し大学病院や関連病院に勤務しました。心臓病、糖尿病、自己免疫疾患など重篤な内科疾患に関連する眼科の病気を始め、多くの臨床経験を積ませていただきました。特に女子医大糖尿病センター眼科の助手時代には、黎明期にあった増殖性糖尿病網膜症の硝子体手術に関わり、諸先輩方の苦労と努力を間近で拝見しながら、眼科手術の厳しさや喜びを学ばせていただきました。その後、子育てをしつつ非常勤として働いていましたが、父が患い、医院の継承を考えることになりました。大学病院で高度医療を志し一翼を担っていた外科医の兄に代わって、私が医院を継ぐこととなりました。1年ほど外科・眼科として父と一緒に診療を行った後、医院を全面的に建て替え、2007年に眼科として独り立ちしました。

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