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村岡 光久 院長の独自取材記事

村岡クリニック

(横須賀市/北久里浜駅)

最終更新日:2020/04/01

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横須賀市の京急線北久里浜駅前にある「村岡クリニック」で父とともに20年以上診療を続けてきた村岡光久院長。ホームドクターは、複数のポジションをこなす“ユーティリティープレーヤー”であるべきと、日本内科学会総合内科専門医や日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を取得。総合内科的に幅広く対応しながら、胃と大腸の内視鏡検査など高い専門性を備える。生活習慣病の予防にも力を入れ、臨床検査技師による超音波検査を行い動脈硬化の早期発見にも取り組む。高齢化に対応して訪問診療も手がけ、また地元の保育園や学校で学校医も務めるなど、地域医療にも積極的に貢献する。駅前ドクターとしての幅広い分野への対応と、専門的な消化器内科の診療を両立する村岡院長に話を聞いた。
(取材日2018年12月18日)

診療分野の幅広さと、消化器内科の専門性を合わせ持つ

まず医師を志したきっかけを教えてください。

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父が医師で、診療して患者さんに喜ばれる姿を見ながら育ち、自然に自分もそうなりたいと思ったからでしょうね。もともと両親が福岡県出身で、私も福岡県で生まれ、父の仕事の関係で上京したので、なじみのある福岡の久留米大学に進み、卒業後は同大学の第一内科に入局しました。ここは総合的に活躍できる医師の育成をめざして消化器、呼吸器、神経、内分泌など多様な分野が集まっているところで、それらを一通り経験した後、胃がんや大腸がんの治療に役立ちたくて消化器内科を専門に決めました。

消化器のがん診療を専門としようと思われたわけですね。

そうです。癌研究会附属病院(現・がん研有明病院)に胃のエックス線撮影技術で知られる先生がいらしたので勉強に行き、その後は埼玉県立がんセンターに3年間勤務しました。ここでは消化器科で内視鏡検査を担当し、がんの早期発見や大腸内視鏡によるポリープ切除術などを身につけたほか、放射線科にも所属してCTやエコーといった画像診断も数多く経験し、医学博士の学位も取得しました。この頃、開業を考え始め、専門分野だけでなく幅広い知識を再度得ようと丸山記念総合病院や、検診を専門に行う大規模な診療所などを経験しました。開業を視野に、幅広い分野に対応できるユーティリティープレーヤーであると同時に、消化器のがんに強い医師となろうと考えたのです。

この北久里浜で開業されたきっかけを教えてください。

ここを知ったのは偶然なんですよ。開業を考え始めた頃、趣味の登山で知り合った男性医師がここでクリニックを営まれていて、見学にも来たのです。駅前の好立地ながら、比較的院内は広く、駅周辺にマンションが、少し離れた地域には戸建ての住宅地が広がり、良いところだと感じていました。その後、その先生が亡くなられクリニックは閉院されたと聞き、それなら顔見知りの私が引き受けようと開業を決めたのです。産業医をしていた父も定年になり、開業するなら手伝えるとの話で一緒に診療を始めました。

診療面ではどのような特徴がありますか。

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父は外科と皮膚科が専門ですので対応範囲が広く、近くにお住まいの方に駅前のコンビニ的に(笑)、いろいろな症状を診るクリニックとして利用していただいています。その一方、私の専門は消化器内科ですから、胃や大腸のがんなどの早期発見に役立つ内視鏡検査も数多く行うのが特色です。また、院内で胸部や手足のレントゲン、腹部のエコー(超音波検査)などが可能ですし、血液検査では、採血後3分で白血球の数や貧血の数値・炎症反応の結果が出る装置を備え、虫垂炎をはじめとする炎症や感染症の状態もすぐわかるなど、各種検査が充実しているのも特徴です。

消化器の内視鏡検査、動脈硬化などの超音波検査を実施

胃と大腸の内視鏡検査についてお聞かせください。

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内視鏡検査では、患者さんの痛みや負担を軽減することを心がけています。胃の場合は経口と経鼻のどちらにも対応できますし、大腸のファイバースコープも2タイプを使い分け、できるだけ痛みや不快感を感じさせない工夫をしています。鎮静剤を使うこともできます。大腸ポリープが見つかった場合は、大きさや場所にもよりますが、できる限りその場で除去します。日を改めて手術というのは患者さんの負担が大きいですからね。動脈硬化の治療を受けている場合も、検査前に服用薬を止めて、ポリープが見つかったら除去できるように配慮しています。ですから「以前痛かった」「何となく怖い」という方も、安心して受けていただけると思います。特に大腸の検査は近くの医療機関からの紹介なども多く、受ける方が増えていますね。

頸動脈エコーなど超音波検査にも力を入れられているそうですね。

臨床検査技師が在籍し、動脈硬化の進み具合を調べる頸動脈エコーをはじめ、腹部エコー、心臓のエコー、足の血管のエコーを行っています。動脈硬化は放っておくと脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因になりますので、悪玉コレステロール値が高い、血圧が高い、糖尿病、喫煙習慣のいずれかに該当する方には頸動脈エコーで現状を確認するようご提案しています。状態によっては、脳外科クリニックと連携してMRIを撮ったり、大きな病院の脳外科に紹介することもあります。またエコー検査により、胆嚢や膵臓、肝臓の早期のがんが見つかることもあります。負担も少なく、エックス線を浴びずに済む検査ですので、積極的に活用していきたいと考えています。

診療する上で、大切にされているのはどのような点ですか。

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地域の皆さんのホームドクターとして、健康について気軽に何でも相談していただき、悩みや不安を解消するよう努めることです。そのためにできるだけコミュニケーションをとることが大切だと思い、患者さんの話をよく聞いて、できるだけわかりやすく説明することをモットーにしています。患者さんはご自分の症状の他に、家族の悩みなども話されますが、時間の許す限り対応して「この医院に来てよかった」と思ってお帰りいただけるように心がけています。そして、地域のホームドクター、それも便利な駅前ドクターですから、各種検査など、さまざまな分野のお悩みに対応できるような体制を整えておくべきだと思っています。

大腸がんの早期発見に注力。訪問診療にも対応

ところで、先生のプライベートについてもちょっと教えてください。

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中学生のときから登山を始め、大学時代は山岳部に入って北アルプスなどに遠征していました。開業してから年6、7回のペースで登山をしていましたが、最近はあまり行けなくて、ハイキングぐらいです。先日もスタッフと一緒に鎌倉を歩きました。あとは健康法としてテニスをしています。父は92歳で現役です。高齢の患者さんとは、お互いに励まし合っている感じですね。私とは専門が異なるのでケンカすることもなく(笑)、仲良く診療していますよ。地域の皆さんに貢献するという診療姿勢は、やはり父から学んだのかなと思います。

今後、力を入れていきたい分野などがありますか。

やはり最も力を入れたいのは、大腸の内視鏡検査ですね。お勤めの方にも受けていただきやすいように、土曜日の午後にも行っています。今は若い方でも大腸がんにかかるケースが見受けられますし、特に女性のがんの死亡率の1位が大腸がんですから、ぜひ、20代30代の方、女性の方にも受けていただきたいと考えています。ポリープや初期のがんなら内視鏡で治療できますが、進行すると開腹手術が必要になり、命にも関わりますから早期発見が大切です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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未病という言葉があるように、病気は早期発見、早期治療を心がけることが大切です。当院では横須賀市の特定健診にも対応しています。この検査で問題があれば、内視鏡検査や超音波検査を受けていただけると早期発見につながると思います。消化器内科を専門としていますので、お腹の悩みや不調は何でも気軽にご相談ください。また週のうち1日は訪問診療にあて、通院の無理な患者さんのお宅をまわっています。横須賀市は山がちな地形で、通院するのが大変な高齢の方も増えているようです。訪問診療では対応できる検査も限られますが、少しでもお役に立てればと思っていますので、遠慮なくご相談ください。

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