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三宅 洋一 副院長、三宅 直香 先生の独自取材記事

三宅整形外科小児科クリニック

(横須賀市/浦賀駅)

最終更新日:2020/04/01

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浦賀駅から徒歩約5分の「三宅整形外科小児科クリニック」は、海沿いに立つ5階建てビルで整形外科、リハビリテーション科、小児科の診療を行っている。1階の総合待合室中央には巨大な水槽が設置され、患者の目を楽しませてくれる。アクアリウムが趣味の1つという三宅洋一副院長は、整形外科が専門。3児の母でもある三宅直香先生が受け持つ小児科の待合室にも小ぶりの水槽が置かれ、子どもたちに人気。「来て良かったと言われるクリニック」をめざす同院では、水槽以外にもさまざまな取り組みがなされている。設備や診療の特色も含め、患者が気持ち良く通える工夫について2人に話を聞いた。
(取材日2018年12月11日)

気持ち良く通院できるよう設備にこだわったクリニック

こちらは5階建てのビルになっているのですね。

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【洋一副院長】最上階はスタッフルームですが、1階は総合受付と総合待合室、2階は私と院長である父の2人で診療している整形外科、3階はリハビリテーション室、4階は直香先生が診ている小児科と、4フロアを使っています。整形外科にいらっしゃる患者さんは車いす、小児科で来院される方はベビーカーをそれぞれのご利用があるので、エレベーターはこの規模の建物ではかなり大きな物を設置しました。
【直香先生】フロアごとに診療科を分けたのは、1つには感染症対策です。小児科は風邪をはじめとする感染症でいらっしゃるお子さんが多いですからね。また、整形外科にはご高齢の方が多く、小さいお子さんの声が気になるという方もいますので、来院された皆さんが快適に過ごせるように、という意味でもフロアを分けました。

数年前にこちらへ移転したと聞いています。

【洋一副院長】私の父はこのすぐ近くで30年も前に整形外科を開業し、ずっと診療を続けてきましたが、私たち夫婦が大学病院を辞めて地元に戻ってくるのを機に、2015年にこちらに新築移転しました。父のクリニックもずいぶんと古かったので、ちょうど良い区切りだったと思います。「小児科も増えることだから、いちからやり直そう」ということでこのビルを建て、院名も「三宅整形外科」から現在の名称に変えました。
【直香先生】私たち夫婦はもともと開業希望がありました。それでも大学病院には結婚してからも勤務し続けましたが、子どもが生まれて当直が大変になったのをきっかけに開業を本格的に意識し始めました。

新しいクリニック立ち上げでこだわった点は?

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【直香先生】全体的には、気持ち良く通っていただくため清潔感のあるクリニックをめざしました。インテリアの色調は、気持ちが少しでも明るくなるようにと、鮮やかなものを選んでいます。小児科では、みずぼうそうなど感染力の強い疾患の子が待機できる部屋を別途に設けました。それから、小児科に保育士の資格を持つスタッフを常駐させているのもこだわりの1つです。病気ではないけど家に一人残してお留守番させておくわけにもいかないきょうだいを連れて来る場合など、ご要望に応じて保育士資格のあるスタッフが対応にあたります。
【洋一副院長】足の不自由な方が整形外科には多いですから、バリアフリー化はもちろん、先ほど申し上げたようにできるだけ大きいエレベーターを設置するなど移動に際して負担の少ない設備を心がけました。

2科でのスムーズな連携や小児整形外科が特徴

どんな患者さんが多いのでしょう?

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【洋一副院長】横須賀市は高齢化が進んでいるので、お年寄りが非常に多いです。主訴としては、肩・腰・首の痛みが目立ちます。ただ、小児整形外科の診療も行っているので、小学校低学年くらいまでのお子さんもよくいらっしゃいます。小児患者で一番多いのは足の痛み。主に偏平足が原因で、靴底に入れる治療用のインソールを、週1回来てもらう装具の業者さんに作ってもらう患者さんはたくさんいます。
【直香先生】高齢者の多い地域なので小児科のニーズは少ないと思っていたのですが、予想をはるかに上回る数の患者さんが通ってくれています。感染症が圧倒的に多いのですが、意外に多いのが便秘のご相談。小学校の修学旅行前などのシーズンは、夜尿症を心配する親御さんもいらっしゃいますね。

2つの診療科での連携はよくあるのですか?

【直香先生】もちろんあります。小児科にいらっしゃる親御さんは、困りごとは診療科を超えてなんでも質問されますが、なかでも「痛み」は大きなウエイトを占めます。そして、痛みの多くは整形外科に関わるものなので、すぐそばに専門の先生がいるというのは安心材料になっているのではないでしょうか。1ヵ所で両方の科にかかれるというのは、育児に家事にと忙しいお母さんにとって、とても便利だと思いますよ。大学病院ですら小児は診られないという整形外科があるなか、主人は小児整形外科の経験を積んできているので、横須賀市だけでなく三浦市、鎌倉市、横浜市からもわざわざ足を運ぶというケースもあります。整形外科領域で必要になるレントゲンを撮るにも、小さいお子さんは慣れていないと大変ですからね。

3階はワンフロア全部を使ったリハビリテーションルームがありますね。

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【洋一副院長】整形外科を受診し、加療が必要と診断した患者さんに向けて運動療法や、マッサージ、電気治療などの物理療法をご提供しています。加齢やケガによって損なわれた運動機能を回復し、支障なく日常生活が送れるよう訓練のお手伝いをする場所です。肩が上がらなくなった、歩くと膝が痛むといったご高齢者をはじめ、ケガによる機能障害を回復させたい若い世代など幅広い年代の方に通っていただいています。設備的な特徴としては、ペインクリニックで使われることの多い、疼痛緩和に用いるレーザー。各種施術には常勤する2名の理学療法士があたっていますが、日常生活でのアドバイスなどきめ細かく行ってくれています。

患者の話をよく聞くことを心がけ雑談も診療に役立てる

診療ではどんなことを心がけていますか?

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【洋一副院長】患者さんのお話を丁寧に伺うということです。よく、何かを言いかけて思いとどまるような遠慮がちの患者さんがいますが、「何かありますか?」と尋ねて、気になっていることはためず、なんでも言ってもらえるように働きかけています。お子さんの場合は、怖がらせないことが第一。笑顔で接し、あまり近寄りすぎないよう注意しています。
【直香先生】病気に関係ないような雑談も大切にしています。雑談が、治療のヒントになることがあるからです。たとえば、共働きのご家庭の場合、通っているのが幼稚園か保育園かを伺っています。保育園だと1日に3回のお薬を飲むのが大変かもしれませんが、幼稚園なら帰りが早いので3回処方しても大丈夫そうだ、などと判断できます。

お二人が医師をめざしたきっかけを教えてください。

【洋一副院長】やはり父の影響が大きかったと思います。ただ、父と同じ整形外科を選ぶまでには、紆余曲折がありました。もともと外科を希望していたのですが、消化器外科と整形外科で悩んだ挙句、どちらの科にも関係のある麻酔科を最初は選びました。そこに4年在籍後、スポーツが好きでアスリートをサポートしたいという思いから、整形外科を選んでいます。
【直香先生】身内に医療関係者はいませんでしたが、病気がちの母を見た父が「身内に医師がいればなあ」とつぶやいたのを聞いて、人の役に立てる医師もいいなと思ったのがめざしたきっかけです。小児科を選んだのは、小学校時代から保育士になりたいと言っていたほど子どもが好きだったから。学生時代は青年海外協力隊としてフィリピンの乳児院で活動したりしていました。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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【直香先生】小児科は親御さんにとっての「何でも屋」。どんな些細なことでも、ご相談ください。小児科医師の醍醐味は、お子さんだけでなく親御さんの変化もずっと見守っていけること。2人目、3人目になるとまた新しい悩みが生まれることもありますが、できる限り対応し、場合によっては適切な病院をご紹介して地域のファミリーをサポートしていきたいと思います。
【洋一副院長】とにかく、気軽に来てなんでもお話しください。以前、ある患者さんが「今朝はなんだか少し変なんだよね」とポツリとおっしゃったのをきっかけに脳梗塞の兆候に気づき、神経内科のある病院に送りしたところ初期の段階で治療できたというケースもあります。こんなこと聞いてもいいの?と思わず、気になることは何でもお話しください。

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