医療法人社団方伎会 石川クリニック

石川友章 院長

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漢方の門を叩いたのは「治したい」の一念から

―先生が漢方の専門医になろうと思った理由をお聞かせください。

やはり1人でも多くの方の病気を治したいからで、漢方を専門にしたこともその一環に過ぎません。今の日本では漢方が特殊な分野になっているので、これを極めること自体が目的のように見えるかもしれませんが、そうではなく、西洋医学の治療に足りないものを補えると思ったから漢方に切り替えたんです。最初は母校の慈恵医大で先輩だった方に基礎の手ほどきを受け、内科医師になってから5年ほど独学で学んだ後、師匠に当たる山田光胤先生と出会ってさらに知識を広げ、経験も積みました。すべて大学の外での修業でしたが、「治したい」という強い気持ちがあるから、特に苦労をしたとは思いませんね。漢方だけでなく、内科に勤務していた間、感染症を中心に勉強したり、内視鏡や透析まで経験したことも、医師としての財産になっています。

―先生からみて漢方の一番の良さはどこにあると思いますか?

日本で大きく花開いた漢方医学の原点は、中国から伝来した「傷寒論」という書物です。傷寒すなわち腸チフスなどの高熱を伴う急性疾患の治療法について書かれているのですが、この中に、医者が判断を誤ったから患者が下痢をしてしまった、という内容の記述があります。いいなと思うのは、これに続けて、誤診で下痢をさせてしまった場合にはこうしなさいと、失敗への対処の仕方が詳しく説明してあること。つまりこの書物は、医師も人間、時には間違えるものだという認識の上に成りたっているのです。もちろん、誤診をしても構わないと言うつもりはありません。しかし、ミスは絶対にあってはならないとただプレッシャーをかけるのと、いくら努力してもミスは起りうると想定しておくこととは違います。こうした態度に漢方の知恵、懐の深さを感じますね。

―最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

医療が提供するべきものは「安心」だと思っています。病気を治すことが一番の安心ですが、結果のことだけを言いたいのではありません。患者さんにもよくお話しするのですが、病気に立ち向かうとき、昨日より今日、今日より明日はもっと良くなると思えるなら治る見込みがあるし、逆に悪くなるんじゃないかと不安に駆られると、本当に症状が悪化していくものです。患者さんが心安らかに治療を受けられるかどうかは、もちろん私たち医師にかかっている部分が大きいですが、患者さんご自身の気持ちの持ちようでもあります。だから、体調を崩してもあまり悲観的にならず、きっと治るんだと思うようにしてください。いつでもご相談に応じます。二人三脚でがんばりましょう。



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