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藤川 浩 院長の独自取材記事

藤川整形外科

(茅ヶ崎市/北茅ケ崎駅)

最終更新日:2025/07/03

藤川浩院長 藤川整形外科 main

JR相模線の北茅ケ崎駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街の中にある「藤川整形外科」。藤川浩院長は整形外科全般の治療やリハビリテーションに加え、骨折の予防につながる骨密度の検査に力を入れている。サッカーやテニス、スキーなどスポーツが好きな藤川院長は、ケガをして整形外科の治療を受けたことやリハビリによって競技に復帰した経験もあることから、個々の患者の希望や生活スタイルにあったオーダーメイドの治療やリハビリを実践している。子どもの頃は医師嫌いだったと穏やかな笑顔を見せる藤川院長。患者に寄り添い、目線を合わせて親身になって話を聞くスタンスを大切に日々の診療に取り組む藤川院長に、地域の「整形外科かかりつけ医」としての思いを聞いた。

(取材日2024年12月12日・更新日2025年4月1日)

高齢者の変形性疾患からスポーツのケガまで広く対応

まずは先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

藤川浩院長 藤川整形外科1

高校時代、自分が理想とする医師になりたいと思ったのと同時に、医療は奥が深く技術を磨けば磨くほど人の役に立てる仕事だと思ったのがきっかけです。整形外科を選んだのは、私は昔からサッカー、テニス、スキーとスポーツが好きで整形外科にお世話になることが多く、ケガから復帰し健康でいられるのは主治医の先生のおかげだと思ったからです。また、大学のテニス部の先輩方の多くが整形外科に進まれたことも影響しています。幸い、母校の東京慈恵会医科大学は整形外科の専門性を深めるにはとても良い環境でした。卒業後、同大学大学院を経て付属病院で10年間勤務の後、鎌倉ヒロ病院の整形外科部長となり、母校の大先輩からお声がけいただいたのをきっかけに2001年に開業し、2014年5月現在の場所に新築リニューアルしました。地域柄、患者さんの多くが高齢の方なので、ニーズに応えてバリアフリーにし、リハビリテーションも拡大・充実させました。

どのような患者さんが来院されていますか?

ここは裏に団地もあり高齢者が多くお住まいで、比較的高齢の方が多く受診されているのですが、オンラインでの予約制を取り入れたことで、午後の時間帯から夕方にかけては、学校帰りや会社帰りの若い方も増えてきました。近隣の小中学校の学生さんたちが体育の授業や部活動でケガをして来院することもよくあります。高齢の方の多くは、膝や腰などの加齢による変形性疾患で受診されていますが、ちょっとした段差でつまずいたとか、道端で転倒してしまったとか、突発的なケガも少なくないですね。同じ症状でも高齢の方と若い方とでは治療方針が異なることもあるため、一人ひとりの患者さんの年齢や事情に合わせて適切な治療方針を決めていければと考えています。そのためにも地域の大きな病院とも密に連携し、必要な場合はご紹介するようにしています。

慢性的な痛みをかかえている患者さんも多いのですか?

藤川浩院長 藤川整形外科2

はい。腰や膝、肩などの慢性的な痛みにお悩みの方は多くいらっしゃいます。年齢による治りづらい痛みだけでなく、デスクワークで毎日長時間パソコンに向かうような方の首や腰の痛みもよく見られます。さらに若年層を中心に、スマホをずっと見続けることでストレートネックになり生じる首の痛みも、近年増えています。症状に応じてお薬や理学療法士によるリハビリテーションを併用します。痛みを取るためのポイント注射や関節注射も行いますが、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどによって下肢の慢性の痛みを生じている方にはブロック注射も施行します。診療では、それぞれの患者さんの日常的な痛みをしっかりと取ることを心がけています。

骨粗しょう症の早期発見・治療、リハビリにも注力

骨折予防のため骨粗しょう症の早期発見・治療にも力を入れているそうですね。

藤川浩院長 藤川整形外科3

骨粗しょう症は、男性で約300万人、女性で1000万人前後が罹患しているといわれますが、そのうち7分の1程度しか治療を受けていないのが現状です。当院では、こうした方々を早期に治療につなげるために、骨密度検査を実施しています。この検査は自費ですが、治療が必要な場合は、健康保険に切り替えてその日から検査や治療を開始します。骨が脆くなることで起こる軽いケガでの手足の骨折、またいわゆる“いつのまにか骨折”というきっかけの無い背骨の骨折、これらは手術を必要とすることや、慢性の痛みにつながることもあり、家族など周囲の人の介護の負担や医療費の増加にもつながります。骨折を未然に防ぐ、また再度の骨折を防ぐことは非常に重要なのです。心配な方は早めにチェックを受けて、骨折を予防し、健康を維持していただきたいと思います。特に女性は40~50代のうちから定期的に検査を受けることをお勧めします。

リハビリについてはいかがでしょうか。

理学療法士がマンツーマンで対応しています。先ほどお話しした慢性の疼痛に対してもリハビリは大切です。またケガの治療期間短縮のためにも重要です。手術が必要だと判断し総合病院に紹介して手術をしていただいた患者さんも、術後の早期リハビリを当院で開始することもあります。担当理学療法士を中心に、患者さんに適した筋力アップやストレッチなどに取り組んでいます。一人ひとりが健康的な毎日を送るために必要な、日常生活の中でできる運動などもアドバイスしていますので、ぜひご相談いただければと思います。私もテニス中のケガで治療を受け、何度もリハビリに助けられて競技に復帰しています。3度も腰の手術をしたにもかかわらず、今も元気に仕事を続けられているのはリハビリのおかげです。皆さんも痛みを放置せず、諦めず、リハビリの力も借りて、元気になっていただきたいと思います。

診療体制について教えてください。

藤川浩院長 藤川整形外科4

2025年4月より常勤医師との2人体制となりました。待ち時間を減らすことにつながり、曜日によって医師が違うことでの患者さんの不安も減らせればと願っています。ホームページから事前予約ができ、2人体制のため当日直接来院の方の診察も対応しています。また、院内連携を密にするため、以前より電子処方箋対応などDX化を進め、医師・看護師・理学療法士・スタッフ間でしっかりと情報共有をしております。今後もより良い医療を提供するための新しい診療体制を整えていく予定です。もし診療・治療内容などでご心配や不安なことがあれば、遠慮なくお知らせください。

地域のかかりつけ整形外科として患者目線の診療を

整形外科かかりつけ医として、大切にしていることはありますか?

藤川浩院長 藤川整形外科5

「病気を見ずして病人を診よ」という母校の教えでしょうか。そのために気をつけていることは、患者さん目線と傾聴です。先ほどお話ししたとおり、私は子どもの頃病院が苦手でしたので、自分が嫌だと感じてきたことを患者さんにはしたくありません。例えばベッドにおられる患者さんには実際にベッドサイドにしゃがんで目線を合わせてお話を伺うようにしています。開業してからも、「患者さんの言葉に耳を傾けなさい。患者さんはあなたに診断のヒントを告げている」という先人の教えを忘れずに、診療に努めてきました。患者さんはお困り事があって、それを相談しに来ているわけですから、そのことだけは忘れないようにしています。

ご多忙な中、お休みの日にはどんな過ごし方をされていますか?

整形外科は交通事故や介護保険・生命保険の書類対応なども入ってきますから、休診日でも書類を書いていることが多いです。普段の休日は結構仕事に縛られていますね。ですから好きだったスポーツをする時間も今はなかなか取れません。でも、夏休みや年末年始など少しまとまった休みには家族と旅行に行きます。今は子どもも独立したので妻と2人で行くことが多いです。妻も開業医なので、お互いの休暇を合わせて2人で出かけるのが楽しみだったり息抜きだったりします。これからもう少し時間ができたら、テニスなどスポーツもまたやりたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

藤川浩院長 藤川整形外科6

私はテニスが好きで長くプレーしていたのですが、開業して半年たった頃にアキレス腱を切ってしまいました。ほかにも、やはり運動中に膝を痛めて内視鏡手術を受けたこともあります。このようにスポーツにケガはつきものです。年齢を重ねてからは腰の手術を3回受けました。私自身が薬や手術による治療やリハビリを経験しその大切さを実感しています。当院は「整形外科かかりつけ医」として、地域の皆さんの身近な存在であり、ケガや痛みのある患者さんが気軽に訪れ、気持ち良く安心して帰っていただくことができる場所でありたいです。お困り事があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

骨密度の検査/2750円

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