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藤川 浩 院長の独自取材記事

藤川整形外科

(茅ヶ崎市/北茅ケ崎駅)

最終更新日:2024/05/08

藤川浩院長 藤川整形外科 main

JR相模線の北茅ケ崎駅から北に向かって徒歩10分ほど。閑静な住宅街の中に、「藤川整形外科」の看板が見えてくる。藤川浩院長はすべての患者に最適な医療を受けてもらうために、整形外科全般の治療やリハビリテーションに加え、ケガや疾病の予防につながる骨密度の検査等にも力を入れ、地域の「整形外科かかりつけ医」をめざしている。子どもの頃は医師嫌いだったという藤川院長、患者に寄り添い、目線を合わせて丁寧に話を聞くスタンスを大事にしている。今回はそんな藤川院長に、自身のキャリアのことや、診療に対する思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2024年2月1日)

リハビリテーションも充実。整形外科のかかりつけ医

まずは院長が医師をめざしたきっかけを教えてください。

藤川浩院長 藤川整形外科1

意外に思われるかもしれませんが、私は子どもの頃、病院にかかるのがとても苦手でした。子ども心に「どうしてお医者さんはこんなに怖いんだろう?」という印象があったんです。サッカー少年だったのですが足が痛くて受診したときに「この程度で来るんじゃない」と叱られてしまったことも……。もちろん当時の医師が誰でもそうだったわけではないので、高圧的な部分だけが印象に残ってしまってしまったのかもしれません。高校時代に進路を考える際、自分が理想とする医師になりたいと思うと同時に医療は奥が深く自分の技術を磨けば磨くほど、人の役に立てる仕事だと考えたのがきっかけです。

整形外科を専門に選んだのはどういうご理由からですか?

昔からスポーツが好きで、高校まではサッカー少年。大学時代はテニスやスキーに没頭するなど、とにかく体を動かす毎日でケガをすることもよくありました。整形外科でお世話になることもしばしば。自分がケガから復帰し元気に体を動かして、健康でいられるのは主治医の先生のおかげだと思うようになりました。また医大のテニス部でお世話になった先輩方の多くが整形外科の医師になり自分も同じ道を進みたいと自然に思うようになっていきました。幸い、母校の東京慈恵会医科大学は整形外科には強みを持った大学で、専門性を深めるにはとても良い環境でした。卒業後、東京慈恵会医科大学の大学院を経て同大学の付属病院に10年間勤務した後、鎌倉ヒロ病院の整形外科部長となり2001年に開業することになったのです。

開業医になられた経緯を伺えますか?

藤川浩院長 藤川整形外科2

母校の大先輩の先生がご高齢のためクリニックを閉じることになり、後をやってみないかとお声がけいただいたのがきっかけです。承継ではなく、設備一式を譲っていただいての新規開業です。引退される前院長からは「看板を引き継ぐのではなく、あなたなりのクリニックにしなさい」と背中を押していただきました。当初開業したのは現在の場所の近くでしたが、だんだんと患者さんが増えるにしたがって手狭になってしまったため思い切って今の場所に土地を購入し、新築リニューアルしたのです。地域柄、患者さんの多くが高齢の方なので、そのニーズに応えてバリアフリーにし、リハビリテーションも拡大・充実させました。

年齢に応じた痛みに対応。骨粗しょう症には精密検査

団地近くのクリニックゆえに、高齢層の患者さんが多いのですね。

藤川浩院長 藤川整形外科3

高齢の方が半数以上ですが、小学校や中学校なども近いですから、学生さんたちが体育の授業や部活動でケガをして来院することもよくあります。高齢の皆さんの多くは加齢による変形性疾患で受診されていますが、ちょっとした段差でつまずいてしまったとか、道端で転倒してしまったとか、突発的なケガも少なくないですね。同じケガでも高齢の方と若い方とでは治療方針が異なることもあります。手術が必要なのか、ギプスだけで済むのかなど、一人ひとりの患者さんの年齢や事情も含めて最適な治療方針を決めていくかかりつけ医としての役割を担えたらと考えています。そのためにも地域の大きな病院とも密に連携し、必要な場合はご紹介するようにしています。

慢性的な痛みを抱えている患者さんも多いのですか?

はい。腰や膝、肩などの慢性的な痛みにお悩みの方は多いです。高齢者の年齢的な骨の変形による痛みの他、例えばデスクワークで毎日長時間パソコンに向かい合うような方の首や腰の痛みもよくみられます。さらに若年層を中心に、スマホをずっと見続けることでストレートネックになり生じる首の痛みも、近年増えています。そういった日常的な痛みをしっかりと取ることを心がけています。なお、高齢の患者さんは、骨粗しょう症により軽いケガでも骨折したり、いわゆる“いつのまにか骨折”をしやすくなり、それが慢性の痛みにつながることがあります。その予防・治療のため、骨密度を正確に測定できる機械を導入し、必要に応じて採血等も行いそれぞれの患者さんにオーダーメイドの治療を行えるよう心がけています。特に女性の場合40~50代のうちからこのような検査を定期的に受けることをお勧めしています。

2人体制で診療されているそうですが院長に診てもらうには予約は必要ですか?

藤川浩院長 藤川整形外科4

はい。待ち時間などでご不便をおかけしないために私と大学病院の医師の2人体制で診療しています。私の診療は予約制とし、東京慈恵会医科大学・聖マリアンナ医科大学の医師に一般外来を担当してもらっています。院内連携を密にするためDX化を進め医師・看護師・理学療法士・スタッフ間でしっかりと情報共有をしております。もし診療・治療内容などでご心配や不安なことがあれば院長が対応いたしますので、遠慮なくお知らせください。院長診察はホームページから予約が取れます。

「病気を診ずして病人を診よ」という理念を大事に

整形外科かかりつけ医として、院長が大事にしているのはどんなことですか?

藤川浩院長 藤川整形外科5

一番は患者目線です。先ほどお話しした通り、私は子どもの頃病院が苦手でしたので、自分が嫌だと感じてきたことを患者さんにはしたくないんです。いわゆる上から目線ではなく、患者さんのお話を聞くときには、例えばベッドにおられる患者さんには実際にベッドサイドにしゃがんで目線を合わせてお話を伺うようにしています。母校の建学理念に「病気を診ずして病人を診よ」というものがあるのですが、開業した時から変わらず今も「患者さんの言葉に耳を傾けなさい。患者さんはあなたに診断のヒントを告げている」という教えを忘れずに、診療に努めてきました。患者さんはお困り事があって、それを相談しに来ているわけですから、そのことだけは忘れないようにしています。

ご多忙な毎日を送られていることかと思いますが、お休みの日にはどんな過ごし方をなさっていますか?

整形外科は交通事故や介護保険・生命保険の書類対応なども入ってきますから、休診日でも書類を書いていることが多いんです。普段の休日はほとんど仕事をしていると言っても良いかもしれません。ですから好きだったスポーツをする時間も今はなかなか取れません。でも、夏休みや年末年始など少しまとまった休みには家族と旅行に行きます。今は子どもも独立したので妻と二人で行くことが多いです。妻も開業医なので、お互いの休暇を合わせて二人で出かけるのが楽しみだったり息抜きだったりします。これからもう少し時間ができたら、テニスなどスポーツもまたやりたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

藤川浩院長 藤川整形外科6

「整形外科かかりつけ医」として、身近な存在でいたいと常に思っています。ケガをしたり痛みのある患者さんが気軽に訪れることができ、気持ち良く安心して帰っていただくことができる場所でありたいです。お困り事があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

骨密度の検査/2750円

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