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稲垣 圭司 院長の独自取材記事

イナガキ眼科

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2022/06/20

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新浦安駅北口に直結するリゾートホテルのすぐ隣のビルに「イナガキ眼科」はある。1990年の開業以来、浦安地域に根差して診療を行ってきた同院は、2017年に現在の場所に移転した。2020年に父から同院を継承した稲垣圭司院長は、内眼手術を得意とし、眼科医師の手術教育・指導まで担う経験豊富なドクターだ。生まれ育った地域に貢献したいと、培った技術を惜しみなく注ぎ、同院に設けた手術室で白内障手術や硝子体手術を執刀。緑内障や網膜疾患などに対して専門としている低侵襲レーザーによる治療も提供している。「なかなか解消しない目の症状を抱えている方はぜひ来てください」と頼もしい言葉をくれた院長に、診療のポリシーや、経験を重ねた硝子体手術、網膜のレーザー治療について話を聞いた。

(取材日2022年5月27日)

生まれ育った浦安の地から先進の眼科医療を発信したい

地域の方に長年頼りにされているクリニックだそうですね。

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当院は私の父が1990年に開業して以来32年、地域密着で診療してきたクリニックになります。もともとは新浦安駅の南側にあり、2017年に北口側のここへ移転しました。父はクリニックでは手術を行っていなかったのですが、順天堂大学医学部附属浦安病院の立ち上げメンバーであり、毎週木曜日に病院で手術を行い、他の日はクリニックで診療を行うというスタイルでした。私はクリニック内で一般的な眼科診療から手術まで提供したいと思い、移転する際に手術室を設けました。現在、長年経験を積んできた白内障や硝子体手術などの日帰り手術を院内で行っています。また、専門としているレーザー治療では、黄斑部などの治療にも使用できる低侵襲レーザーを導入しています。生まれ育った浦安の地から、先進の治療を発信していきたいと思っています。

どのような患者さんが多いのでしょうか?

この辺りはファミリー層に加えて、団塊の世代も多いエリアです。ちょうど白内障の手術を受けるような私の親世代がたくさんお住まいで、手術を希望される方も多くいらっしゃいます。また当院は、近視や乱視を矯正する眼内コンタクトレンズ治療にも力を入れているクリニックなので、調べて受診される若い世代の方も多いですね。私が小学校、中学校の校医を務めていることもあってか、学校の検診で引っかかり、眼鏡を作りに来たというお子さんもいます。そのほかアレルギー性の結膜炎の方、なんだか見えづらいという悩みを抱えた方なども。浦安エリアを中心に、千葉広域、京葉線沿線の広い範囲の方に知っていただいているようです。

先生が診療において大事にしていることは何ですか?

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安心・安全な手術を行い、喜んで帰っていただけるような診療を常に意識しています。主訴に対し、検査によってきちんと原因を見つけ、極力短時間で無駄のないような診療を心がけています。そのためには設備投資も惜しみません。眼科の治療には道具がとても大事なので、当院では顕微鏡などをはじめ、設備は先進のものを導入しています。患者さんにとって安心・安全な手術を提供できるよう準備をするのは、私自身にとっての安心にもつながるので、そこは妥協したくありません。生まれ育った街ですから、同級生のお父さんお母さんが来ることも多いんです。子どもの保育園の先生や小学校の先生が来てくれることもあります。縁があって当院に来てくださった方たちに、喜んでいただけるととてもうれしいですね。

硝子体手術、低侵襲レーザー治療に注力

先生が得意とする内眼手術は、どのように経験を積まれたのでしょうか?

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順天堂大学を卒業後、同大学医学部附属浦安病院での勤務などを経て、聖路加国際病院に勤め、そこで硝子体手術の世界的な術者である大越貴志子前部長に師事して経験を積みました。聖路加国際病院は全国から白内障、網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑前膜、黄斑円孔などの網膜硝子体疾患の重症な患者が紹介されてくる施設です。私は主に難治性の白内障手術、網膜硝子体手術を執刀し、医局長など責任者の立場を担い、手術教育と指導にも携わりました。病院における眼科手術というと入院が前提のケースも多いですが、日帰り手術を行う医師がちらほら現れ始めた時期だったので、いずれ自分もクリニックで手術することを考えて経験を積みたいと、聖路加国際病院で日帰り手術も行っていたんです。10年ほど日帰り手術の経験がありますので、あらゆる不測の事態、合併症にも対応できると自負しています。

専門としているレーザー治療について教えてください。

多くの眼科で行っているレーザー治療とは異なり、当院では私の専門分野でもある糖尿病黄斑浮腫などの黄斑疾患、緑内障に対する低侵襲レーザー治療に力を入れています。このレーザーの特徴は黄斑部の疾患にも使用できることです。黄斑部は物を見る大事な部分で、通常のレーザーでは視力に影響が出てしまう可能性が高く、敬遠されていました。しかし、当院の低侵襲レーザーは網膜を焼かず、目の細胞を障害せずに温めて治療を行うものです。これは緑内障にも応用できます。緑内障は、眼圧が上がり、風船がパンパンになるような状態で、目の神経が圧迫されて見えづらさを感じる病気で、進行を抑えるために眼圧を下げる点眼を毎日行います。1回の低侵襲レーザー治療で、点眼薬1本分の眼圧下降効果が期待でき、半年から1年は再治療が不要と考えられています。また、細胞を壊す治療ではないので、繰り返し行えることも特徴です。

外来の先生も各専門分野の方とお聞きしました。

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角膜疾患や涙道疾患、小児眼科など大学からお呼びした各分野のスペシャリストたちが外来を担当しています。大学病院レベルの専門の外来を設けることで、より診療を拡充したいと考えてお願いしました。例えば、私が診療をしていて、これは普通の角膜の疾患ではないと思ったときに、すぐに大学病院へ紹介するのではなく、角膜を担当する先生の外来の日に受診していただき、当院で専門の先生に診てもらっています。その上でクリニックでの治療が難しいとなったときには順天堂大学などに紹介します。なるべく当院で完結できるように努めています。

数ミリの世界で行われる手術に惹かれて眼科の医師に

先生が眼科に惹かれた理由、院長継承のきっかけを教えてください。

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医師になりたいと思ったのは、やはり父の影響が大きいですね。眼科を志したのは、研修医時代に重症の網膜剥離や糖尿病網膜症を華麗に手術している聖路加国際病院の大越貴志子前部長の姿に感銘を受けて、自分もこうなりたいと思ったことがきっかけです。眼球というのはすごく繊細な部分で、何ミリという世界で手術が行われます。そして、その結果が数字としてすぐに表れるんです。手術をして喜んでもらえる。そういう場面を何度も見ていて、自分も眼科に進み、手術をして多くの人を救いたいと思いました。眼科医になりたいというよりは、執刀医になりたかったのかもしれません。院長継承のきっかけは、浦安というエリアで、精度の高い新しい治療を提供したかったからです。親しみのあるこの場所の方たちに、培った経験と技術を還元していきたいと思っています。

今後の展望はどのようにお考えですか?

現在、手術を希望される方が増え、待ち時間が長くなってしまっています。2021年1月~12月の手術件数は400件ほどでしたが、2022年は倍以上になっていく予定です。緊急の手術にも対応していきたいと思っているのですが、手術数を増やすと術後の経過を診きれなくなってしまう問題もあり、どのように効率良く行っていくかが今後の課題です。必要な方が必要なときに、白内障や硝子体の治療が受けられるように体制を整えていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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浦安で30年以上、地域の方の目の健康を支えてきた歴史があります。治療が難しいとされている専門分野についても学んできました。糖尿病の網膜疾患の治療も経験し、改善に導けたケースがあります。糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫などと診断され、治療法がないと言われた方、治らないと言われた方は、ぜひ一度いらしてください。地域の皆さんをはじめ、悩んでいる方の力になりたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

眼内コンタクトレンズ治療/乱視なし60万円、乱視あり65万円(両眼、術前検査、手術、薬、術後6ヵ月間の検査費用込)

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