稲垣 圭司 院長、藤岡 梨沙 副院長の独自取材記事
イナガキ眼科
(浦安市/新浦安駅)
最終更新日:2026/02/26
1990年の開業以来、地域に根差した眼科診療を行ってきた「イナガキ眼科」。2017年に新浦安駅北口直結のホテルの隣に立つビルに移転し、2020年4月には稲垣圭司先生が2代目院長に就任。そして2025年12月には藤岡梨沙先生が副院長に就任し、医療体制が拡充した。それぞれの豊富な経験を生かし、緑内障や網膜疾患に対する低侵襲レーザー治療、白内障手術、硝子体手術、網膜硝子体疾患、眼瞼疾患など、専門性の高い眼科医療を提供している。年齢差はあるものの同じ大学出身ということもあり、互いに信頼を寄せているという2人に、同院の特徴などについて語ってもらった。
(取材日2025年12月22日)
網膜疾患や眼瞼疾患への専門を新たな強みに
こちらのクリニックの成り立ちについて教えてください。

【稲垣院長】当院は私の父が1990年に開業して以来35年、地域に密着しながら診療してきました。もともとは新浦安駅の南側にあり、2017年にここに移転しました。父はクリニックでは手術は行っていなかったのですが、順天堂大学医学部附属浦安病院の立ち上げメンバーであり、毎週木曜に浦安病院で手術を行い、ほかの日はクリニックで診療を行うというスタイルでした。私はクリニック内で診療から手術まで行いたいと思い、移転の時に手術室を設置しました。現在、長年経験を積んできた白内障手術や硝子体手術などの日帰り手術、黄斑疾患や緑内障に対する低侵襲のレーザー治療、さらに近視や乱視を矯正を図る眼内コンタクトレンズ治療に力を入れています。浦安は私が生まれ育った場所。この浦安の地から先進の眼科医療を発信していきたいと思っています。
藤岡副院長のご経歴について簡単に教えてください。
【藤岡副院長】順天堂大学医学部を卒業後、横浜医療センターで初期研修を受け、その後聖路加国際病院や順天堂大学医学部附属浦安病院で診療に携わってきました。聖路加国際病院では白内障手術をはじめ一般眼科疾患を幅広く経験し、浦安病院では網膜疾患を中心に経験を積ませてもらいました。その後こちらに入職し、南行徳にある分院の副院長を務めていました。当院でもこれまでの経験を生かして、専門とする白内障手術・硝子体手術・眼瞼疾患・網膜疾患の治療を通じて、地域の方々のお力になりたいと思います。
先生方は、同じ大学のご出身ですね。

【稲垣院長】はい。年齢差は10歳ありますけれど、同じ順天堂大学医学部出身で、初期研修を受けた所も聖路加国際病院の眼科で同じです。お互い浦安病院での勤務経験もあります。藤岡副院長の診療を見てきていますが、私ととても似ていると感じますね。やはり同じ病院の眼科で学んできていますから、診断や治療方針の考え方がおのずと似てくるのだと思います。それだけに、より深く信頼しています。それと、藤岡副院長は患者さんお一人お一人に優しく接していますので、そういった面でも安心して受診していただけると思います。
黄斑疾患や緑内障に対する低侵襲のレーザー治療に注力
診療の際、どのようなことを心がけていますか?

【稲垣院長】安心・安全な手術に努め、喜んで帰っていただけるような診療を常に意識しています。主訴に対し検査できちんと原因を見つけ、極力短時間で無駄のないような診療を心がけています。そのためには設備投資も惜しみません。眼科の治療には道具がとても大事です。新しい検査機器が出ればデモンストレーションで試してみて、診療に有用と思ったら随時導入しています。まだ採用している所が少ない眼科手術専用の高解像度3Dビジュアルシステムも導入しています。患者さんにとって安心・安全な手術を提供できるよう準備をするのは、私自身にとっての安全にもつながりますので、そこは妥協したくはありません。ここは私の地元ですので知り合いの方も多く来られます。縁あって当院に来てくださった方たちに喜んでいただけたら、とてもうれしいですね。
藤岡先生はいかがですか?
【藤岡副院長】患者さんは治療や手術に不安を感じておられると思いますから、少しでも不安を解消できるよう丁寧にお話をしています。手術の方法や手術後の経過など、わかりやすい説明に努めています。手術後の注意点なども開設用のビデオを活用していますが、重要なことについては患者さんがしっかり理解できるよう私からもお話しています。白内障手術で眼内レンズを選ぶ時も、患者さんの仕事や趣味、ライフスタイルなどをよく伺って、それぞれの状況に即した眼内レンズを選択して提案しています。また眼瞼下垂の手術では、二重まぶたの深さや目の大きさなど審美的な側面も重視して行っています。
こちらでの特徴的な治療や力を入れている治療について教えてください。

【稲垣院長】当院では、多くの眼科で行っているレーザー治療とは異なり、私の専門分野でもある糖尿病黄斑浮腫などの黄斑疾患、緑内障に対する低侵襲レーザー治療に力を入れています。このレーザーの特徴は、黄斑部の疾患にも使用できることです。黄斑部は物を見るための大事な部分で、通常のレーザーでは視力に影響が出る可能性が高く、敬遠されていました。しかし、当院の低侵襲レーザーは温めて治療するためのもので、網膜を焼かず、目の細胞を傷つけにくいです。これは緑内障にも応用できます。緑内障は眼圧が上がって目の神経が圧迫されて見えづらさを感じる疾患ですが、治療にレーザーを用いて眼圧低下につなげることができます。点眼治療では進行の抑制を図るため毎日の点眼が必要ですが、レーザー治療の頻度は半年から1年に1回と考えられています。また、近年ご希望される患者さんが増えている眼内コンタクトレンズ治療にも積極的に取り組んでいます。
より充実した診療をめざし、クリニックの拡張を予定
外来の診療体制も充実していますね。

【稲垣院長】角膜疾患や涙道疾患、小児眼科など大学からお呼びした各分野のスペシャリストたちが外来を担当しています。大学病院レベルの専門的な外来を設けることで、より診療を充実させたいと考えてお願いしています。例えば私が診療していて、これは普通の角膜の疾患ではないと思った場合に、すぐに大学病院に紹介するのではなく、角膜を専門とする先生に診てもらいます。その上で当院では治療が難しいとなった場合に病院などに紹介します。このように、できるだけ当院内で治療を完結できるように努めています。
ところで、なぜ眼科の医師をめざされたのですか?
【稲垣院長】医師になりたいと思ったのは父の影響が大きいですね。眼科を志したのは、医師になりたての頃に「聖路加国際病院」の大城貴志子先生の重症の網膜剥離や糖尿病網膜症を手術している姿に感銘を受けたのがきっかけです。眼球というのはすごく繊細な部分で、何ミリという世界で手術が行われ、結果が数字としてすぐに表れます。自分も眼科に進み、多くの人を救いたいと思いました。
藤岡先生はいかがでしたか?

【藤岡副院長】研修医時代に複数の科を回った際、眼科は患者さんが手術の結果をすぐに実感できる分野だと思ったのです。手術前後の様子がわかりやすく、患者さんの反応がその場でわかることに一番の魅力を感じました。たくさんの患者さんに喜んでいただけたら、とてもうれしく思います。また、眼科は奥が深いと感じています。目は小さい臓器ですが、いろいろな疾患があり治療法もさまざま。その治療法も日々進化しています。これからもそうした新しい知見を取り入れながら、患者さんを支えていきたいと思います。
最後に今後の展望とメッセージをお願いいたします。
【稲垣院長】2026年10月に、今と同じ場所でクリニックを2倍くらいに拡張しリニューアルする予定です。手術室を増やして医療体制をさらに拡充させたいと考えています。現在、県内各地や東京都内からも多くの患者さんにいらしていただいていますが、拡張後は、さらに受診しやすく、手術なども速やかに受けていただけるようになると思いますのでご期待ください。
【藤岡副院長】患者さんお一人お一人丁寧に優しく寄り添いながら診療していくとともに、白内障や眼瞼下垂などの手術にもさらに力を入れていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
自由診療費用の目安
自由診療とは眼内コンタクトレンズ治療(乱視なし)/60万円、眼内コンタクトレンズ治療(乱視あり)/65万円 ※両眼、術前検査、手術、薬、術後6ヵ月間の検査費用込

