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加瀬 卓 院長の独自取材記事

メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科

(八千代市/八千代台駅)

最終更新日:2024/02/29

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科 main

1956年に先代の加瀬孝先生が外科医院として開業し、その後八千代台の発展とともに歩んできた「メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科」。2代目の加瀬卓院長はアメリカで大腸がんの遺伝子研究に没頭しているさなか、先代が倒れたことをきっかけに、一大決心のもと帰国し、1996年に院長に就任した。以来地域のかかりつけとして、総合診療、一般外科診療、消化器の内視鏡検査・治療などに携わる。また、地域のニーズに対応するべく循環器内科や整形外科、形成外科などの外来も開設し、医療体制の拡充を図っている。近年は地域の医師や訪問看護師、ケアマネジャーなど地域で活躍する、多職種スタッフの顔の見える連携強化にも取り組んでいる。そんな加瀬院長にクリニックの特徴や地域医療への思いなどについて聞いた。

(取材日2023年12月25日)

米国留学を中断し一大決心でクリニックを継承

こちらはとても古い歴史があると聞きました。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科1

父が当院を開業したのが1956年のことです。ちょうどその前年に八千代台団地の分譲が始まって、八千代台が注目を集めた時期にあたります。八千代台団地は日本で初めて造られた団地として有名なんです。八千代市は人口増加率が日本10万人以上の市で最も高いエリアとなった時期もあるそうです。父は地域の発展を見越してここに開業したのかもしれませんね。

加瀬院長が医師になられたのはやはりお父さまの影響ですか。

そうですね。父の背中を見ていましたから医師になるのは当然の流れだとは思っていました。でも、父の後を継ぐ意思はまったくなかったのです。私は慶応義塾大学時代に大腸疾患専門のいい恩師や先輩と巡り会えたこともあり、大腸の研究を専門にしたいと思いました。大学卒業後は慶応義塾大学病院や川崎市立井田病院、佐野厚生総合病院などで臨床にあたってきましたが、大腸がんの治療についてさらに極めたいとアメリカのがんを扱う研究機関に留学しました。大腸がんの研究は私にとって最も関心が高い分野でしたから、思う存分研究に没頭できていました。そんな中、父が倒れたという連絡が入ったのです。父が診ていた患者さんもたくさんいましたから、やはり自分が後を継ぐしかないと思い、一大決心をして帰国することにしました。父の最期には私が継ぐことを伝えられましたので、父も安心したかもしれません。

後を継がれて院長になられたのはいつのことですか。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科2

帰国準備もありますので、少しの間院長代行を立てた時期がありましたが、1996年からは正式に院長を務めています。一般的な外科と総合診療を私が、眼科を姉が担当しています。姉は千葉市内で眼科クリニックを開業しており、週に3回こちらで診療してもらっています。眼科の診察室は本棟の隣の棟にありますが、受付などは本棟でまとめて行い、眼科の手術もここですべて行います。クリニックでは、内科、循環器内科、整形外科、脳神経外科、形成外科、一般外科の外来を設けて、それぞれ専門の医師に非常勤で来てもらって診療しています。地域のかかりつけ医、主治医としての機能と専門的な外来の機能、この2つをうまく合体させながら、地域の方々に寄り添った医療を提供していきたいと考えています。

どんな患者も診るのが、かかりつけ医としての責任

普段どのようなことを心がけていますか。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科3

誰でもどんな時でもここに来院した患者さんを診るということをめざしています。大腸がんの治療の研究を続けていれば、その専門領域に特化する道もあったのかもしれません。ですが、一大決心をしてこのクリニックを継いだからには、地域のかかりつけ医として、どんな時もどんな患者さんも診察したいと考えています。専門の外来を受診する際も、まず私が診察してから適切な外来に行っていただき、その診察が終わったら再度私の所へ来ていただくシステムを取っています。診察の際は患者さんのお話をよく聞くようにしています。お話しする時も上から目線ではなく、患者さんと同じ立場に立ってお話しするよう、スタッフ一同心がけています。

こちらでは検査機器も充実しているようですね。

経鼻内視鏡、経口内視鏡、大腸内視鏡などによる内視鏡検査をはじめ、超音波診断、MRI検査、骨密度測定、多目的なエックス線検査、眼科検査など多岐にわたる検査機器を導入しています。最近ではDEXA法の骨密度測定機器を新たに取り入れました。骨粗しょう症が進行して知らない間に背骨の圧迫骨折をしている方がとても目立ってきていますので、精密な骨密度検査を行って早期に治療することが大切ですね。手術は、大腸内視鏡によるポリープや早期がん切除をはじめ、肛門疾患、眼瞼下垂や粉瘤など形成外科領域の疾患、白内障の手術など、当クリニックの設備で可能な範囲の外科手術を行っています。

入院設備もあるので安心ですね。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科4

病床は19床用意しています。ご高齢の方が多く、術後の体調管理や投薬管理などに不安がある場合も多いです。入院していただければしっかり術後の管理ができますから、患者さんにも安心していただけます。例えば白内障の手術ですと、若い方なら日帰りで大丈夫なのですが、お年を召した方ですと目薬がうまくさせないといったこともありますので、そのような場合は入院していただくようにしています。

他に力を入れて取り組まれていることはありますか?

労働衛生コンサルタントとして、休診日の毎週水曜日は、働く人の健康管理や就労環境のチェックを行っています。健康診断の結果を一つ一つ確認して、何らかの問題がある場合には面談を行ったり、精密検査を促したりすることもあります。病気になってからではなく、病気にならないための管理がとても重要です。ストレスを抱えている方も多いですから、今後も力を入れていきたいですね。

地域医療には多職種スタッフの連携が重要

地域の多職種のスタッフたちとの連携強化にも取り組んでいると聞きました。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科5

地域医療において、ある1つのクリニック、1人の医師だけでできることは限られています。地域の医師や歯科医師、看護師、訪問看護師、ケアマネジャーなど医療や介護に携わる多職種の人が協力し合って、それぞれが持てる力を融合し総合的に考えていくことがとても大切なんですね。例えば、新型コロナウイルスのまん延する中でワクチン接種やPCR検査の際、地域内での医療連携が重要であることが再認識されたと思います。地域に暮らす病気や障害がある人も、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるためには、今後医療や介護に関わる多職種スタッフの顔の見える密な連携が重要になってきます。そうした連携を強化する取り組みも積極的に行っています。

ところでお休みの日は何をなさっていますか? 趣味などありますか。

フィットネスクラブに行ってエアロビクスと筋トレをしています。以前は週に3回くらい通っていましたが、最近は忙しいので月に数回くらいになってしまいました。運動の成果は身にしみて感じています。患者さんにも、とにかく運動をしてくださいとお話ししています。他には観葉植物の育成が趣味です。自宅には足の踏み場もないほど観葉植物が並んでいます。まるでジャングルのようですよ。珍しい種類も多く、やはりそういった植物は育てるのが難しいですね。しかし、そのぶん深い愛着が湧きます。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

加瀬卓院長 メディカルプラザ加瀬外科・加瀬眼科6

これからも近隣の方々の主治医として地域に密着した医療を提供して、地域の皆さんに信頼されるクリニックでありたいと思います。当院は専門性の高い外来も開設しており、手術も施設内でできるものには対応していますので、そうした高度な専門性とかかりつけ医としての機能、この両輪で地域医療に貢献できればと思います。読者の方々には、どんなことでも相談できるかかりつけ医を持っていただきたいと思います。当院でなくても構いませんので、家族のことや家庭環境などどんなことも気兼ねなく話せて理解してもらえるかかりつけ医がいると、いざという時に頼りになると思いますよ。

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