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子どもを望んでいる人に知ってほしい
不妊治療と妊活の基礎知識

川﨑レディースクリニック

(流山市/初石駅)

最終更新日:2023/11/14

川﨑レディースクリニック 子どもを望んでいる人に知ってほしい 不妊治療と妊活の基礎知識 川﨑レディースクリニック 子どもを望んでいる人に知ってほしい 不妊治療と妊活の基礎知識
  • 保険診療

子どもが欲しいと思って妊活を開始し1年が過ぎても妊娠が成立しないときには、その原因を調べ、医療のサポートによって妊娠をめざすのが不妊治療。タイミング療法や排卵誘発、人工授精などを行う一般不妊治療から体外受精までさまざまな方法の中から、年齢や原因によって最適な方法を選ぶことが重要だとされている。また、月経周期から排卵日を知るなど体のリズムを把握することも妊娠には重要なポイントとなる。流山市で30年、地域に密着した産婦人科医療を提供する「川﨑レディースクリニック」では、一般不妊治療を中心に多く不妊治療に対応してきた。そこで、同院の川﨑徹院長に、不妊治療を考える人に知っておいてほしい基礎知識を聞いた。

(取材日2023年8月31日)

まずは生理周期から排卵日を予測。原因や年齢、社会的背景から自分に合った方法で妊娠をめざすことが大切

Q子どもが欲しいと思ったとき、何から始めれば良いでしょうか?
A
川﨑レディースクリニック 長年専門的な研鑽を積んできた院長が診察している

▲長年専門的な研鑽を積んできた院長が診察している

妊娠を希望したときに最も重要なのは排卵です。排卵は卵巣の中で育った卵胞から卵子が腹腔内に飛び出していくことで、妊娠するためには排卵後少なくとも24時間以内に精子が卵子に到達して受精する必要があります。つまり、排卵日をできる限り正確に特定することが重要です。まずは月経周期を知り排卵日を予測してみましょう。今はスマートフォンのアプリを活用すれば簡単に予測できるようになっています。月経周期は28日が多く14日目くらいに排卵するといわれていますが、35日周期の人もいれば40日周期の人もいて人それぞれです。月経周期を知ることは大切で、特に不妊症では排卵日を知っておくことがポイントです。

Qどのタイミングで不妊治療を検討すれば良いですか?
A
川﨑レディースクリニック 婦人科疾患が疑われる場合は早めに受診をしよう

▲婦人科疾患が疑われる場合は早めに受診をしよう

妊娠を望んでいるのに1年を過ぎても妊娠が成立しない場合、不妊の可能性を考えます。欧米では38歳を過ぎれば6ヵ月以上の妊活期間で妊娠しなければ、不妊治療を推奨されます。その際に重要視されるのが、卵巣年齢です。簡単に言えば妊娠のための卵巣の予備能力のことです。一般的には32歳を境に急激に下がるといわれますが、必ずしも実年齢と一致するわけではありません。当院の患者さんは35〜40代前半の方が中心ですが、例えば20代の方でも、月経周期が24〜38日までの範囲に収まらない、月経周期の間隔に8日以上のずれがある、子宮筋腫、月経困難症、卵巣腫瘍など婦人科疾患が疑われる場合は年齢問わず、早めに受診しましょう。

Q不妊の検査にはどのようなものがありますか?
A
川﨑レディースクリニック 各種検査機器を導入し、診察に役立てる

▲各種検査機器を導入し、診察に役立てる

ホルモン検査を主体としていろいろな検査がありますが、半数以上の患者さんは、明確な異常値が出ることはなく、現行の検査を尽くしても原因を明らかにできないことがあります。従って当院では、来院時、現行認められている検査を一括して行うのではなく、治療をステップアップするごとに順次追加検査を行います。具体的には、脳下垂体ホルモンや甲状腺ホルモンの測定をメインに、排卵後の黄体ホルモンの状態などを調べ、問題がないかを確認し治療方針を立てていきます。

Q不妊治療中も仕事を続けることができますか?
A
川﨑レディースクリニック 専属のカウンセラーによるカウンセリングを行っている

▲専属のカウンセラーによるカウンセリングを行っている

不妊治療のため仕事を退職する方が時々いらっしゃいますが、治療のための通院が生活の主目的になってしまっては、治療が長期にわたった場合に、心理的負担がより強くなってしまいます。自分が一生懸命に楽しく取り組んでいる仕事を辞めて、不妊治療だけに注力したからといって、必ずしも結果が出るわけではありません。不妊治療は、1週間に1回程度受診していただければ、治療を続けることも可能です。それでも治療のための時間が取りにくいときは、会社に事情を説明し、勤務時間について相談してみるのも一つの方法です。企業によっては申請すれば、時短勤務や定時での退社、有給休暇が使えることもあるようです。

Q先生の不妊治療への考え方を教えてください。
A
川﨑レディースクリニック 開業当初から患者一人ひとりに寄り添った診療を提供している

▲開業当初から患者一人ひとりに寄り添った診療を提供している

当院は現在一般不妊治療がメインですが、以前は体外受精も行っていました。設備の更新と施設の拡張など条件が整いましたら再開できればと考えています。2022年4月から不妊治療の保険適用範囲が広がりました。体外受精が保険適用となりステップアップしやすくなった反面、一般不妊治療で妊娠成立が見込める場合でも急いでステップアップを希望されるケースが増えています。当院では一般不妊治療を開始し、半年から1年がたった頃にどうするかを患者さんとともに相談し、ご希望があれば適切な医療機関をご紹介しています。また、精神的につらい時はカウンセラーによるカウンセリングも行っています。

ドクターからのメッセージ

川﨑 徹院長

妊娠したいけれど不安がある、妊娠しにくいかもしれない、なかなか妊娠が成立しないと思ったらご相談ください。アドバイスをして経過を見守るだけで良いか、どんな治療をすれば良いのか、その人に合った選択のお手伝いができればと思います。この地に開業して30年になりますが、開業当初から一人ひとりの患者さんに向き合った医療を提供するとともに、自分のできる範囲で適切な医療を行うことを心がけてきました。地域の女性医療のゲートキーパーとして、当院で対応が難しい疾患や治療については、患者さんの病態や社会的背景なども考慮して、適切な医療機関につないでいければと思います。

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