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菊地 崇 院長の独自取材記事

新八柱整形外科内科

(松戸市/八柱駅)

最終更新日:2020/09/08

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新京成線の新八柱駅から歩いて5分の場所にある「新八柱整形外科内科」。1989年開業の、地域に密着したクリニックだ。2011年には菊地崇先生が院長に就任し、整形外科や内科の診療、運動指導や介護保険サービスにも対応している。「より安全で通いやすいクリニックに」との思いから、2020年には移転リニューアル。バリアフリー設計でエレベーターも設置され、待合室やリハビリテーション室も開放感ある造りになった。理学療法士も増員し、より効率的なリハビリテーションを提供できるような体制を整えた。今後も新たな取り組みを続け「幅広く患者さんのニーズに応えたい」と話す菊地院長に、リニューアルのポイントや新たに導入した医療機器などについて話を聞いた。
(取材日2020年7月8日)

理学療法士を増員し、より効率的なリハビリを提供

クリニックを移転リニューアルされたと伺いました。

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当院は1989年の開業以来、地域に密着した整形外科診療と内科診療を行ってきました。私が院長に就任したのは2011年ですが、当時も長く通っていらっしゃる患者さんが多かったです。ですが以前の院内は狭く段差もあり、整形外科の診療を行うには適していない構造でした。痛みを感じて来院される患者さんも多いですからね、トイレに行くのも一苦労だったでしょう。そこで思い切って2020年3月に移転リニューアルをしました。患者さんが快適に治療やリハビリを受けられるような環境になりましたし、駅からも少し近くなりました。移転前と変わらぬスタッフに加え、理学療法士を増員し、より幅広く患者さんのニーズに応えられるようになりました。

2階もリハビリテーション施設になっているんですね。

1階に加え2階も広いリハビリ室になっており、エレベーターで移動できます。クリニックの入り口は正面とエレベーター前の2ヵ所ありますので、外来の患者さんとデイケアの利用者さんの動線をあえて分けることが可能となり、移動がスムーズです。リハビリ内容も見直し、理学療法士が主体の内容をより重視しました。リハビリ室には理学療法士と作業療法士が常駐し、患者さん一人ひとりに合わせたメニューをつくってリハビリを提供しています。当院の施設基準は「運動器リハビリテーションI」です。「運動器リハビリテーション」とは運動器疾患を持つ人々に対して、運動療法・物理療法などを用い、身体機能を可能な限り改善することを目的としています。当院には理学療法士をはじめ、スキルと志の高いスタッフがそろっています。

デイケアについて教えてください。

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要支援・要介護認定を受けた患者さんが対象で、医学的管理のもとに心身の機能の維持回復を図ります。筋力アップのためのマシントレーニングと、理学療法士による個別リハビリがメインです。今回の移転に伴い、リハビリ室のスペースは以前の倍の広さになりました。エレベーターとバリアフリー設計で、介護認定を受けている患者さんにも無理なくリハビリを受けてもらえるようになりました。デイケアは要支援の患者さんの介護予防も目的としており、元気で長生きできるような体づくりをめざしていきます。無理にマシンを勧めることはありません。スタッフが安全に配慮しつつサポートしますので、運動が苦手な方でも安心して受けられると思います。ご自宅とクリニックの往復には、車での送迎サービスがご利用いただけます。

地域の健康を守るための取り組みを

健康運動施設としてのサービスをスタートする予定と伺いました。

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地域の方に対する生活習慣病予防などに力を入れていきたいと考え、デイケアが休みの日や空き時間を利用して、法に基づく健康運動施設としてのサービスを始める予定です。健康運動指導士や理学療法士がプロの視点から、健康的な体づくりをサポートできればと考えております。糖尿病や高血圧で健康に不安を感じている方などにも、幅広く利用してほしいと思っています。

なぜそのような取り組みをされるのでしょうか?

もとより日々の診療で、運動不足と病気の関連性に注目していました。最近では40~50代でも「ロコモ」の方が増えていますね。これは「ロコモティブシンドローム」の略で、運動機能が低下した状態を指します。内臓脂肪型の肥満が原因で筋肉・骨・関節の機能が衰え、糖尿病や高血圧などにつながっていくこともあるんです。高齢化社会では「健康寿命」がキーワードになっています。どのような環境にいても「人の手を煩わせたくない」と皆さんおっしゃいます。病気に苦しむことなく健康に長生きできるのは幸せなことだと思います。地域の皆さんが病気を予防し元気に過ごすために、このような施設が必要だと感じました。運動を習慣にすることで、気持ちも明るく前向きになりますからね。

院内レイアウトや医療機器についても教えてください。

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建物は木造なんです。スタッフの目が行き届くよう、リハビリ室はオープンな設計にしました。木造ならではの風合いを生かし、院内の色合いはナチュラルで優しい雰囲気にまとめています。ライトもオレンジでやわらかな電球色にしました。窓は大きく取って明るく開放的に、換気の面でも優れています。各階に空気清浄機も設置しています。お手洗いは車いすの患者さんも利用しやすい広さで、ベビーベッドも完備しています。医療機器では「DEXA(デキサ)法」で骨密度を測定できるものを導入しました。骨折しやすい腰椎や大腿骨を直接測定するのですが、従来の方法よりも精密な診断が可能です。エックス線も透視可能なものを導入し、診断や手術がしやすくなりました。サービス面では医療機関用の自動精算機を導入しました。スムーズに会計ができて、計算間違いもありません。お金の受け渡しも生じず、新型コロナウイルスの感染予防対策にもなっています。

幅広いニーズに応え、地域医療に貢献し続けたい

ところで、先生はなぜ医師をめざしたのですか?

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私の家は代々医師で、母方の曽祖父が現在の福島県いわき市で内科医院を開業していました。曽祖父ですから明治時代でしょうか。以降、祖父、父、そして親戚も医師ばかり。そんな環境で育ちましたので、医師になるのはごく自然の流れでした。子どもの頃から祖母に「将来は医者にならならきゃだめよ」とずっと言われ続けていましたし(笑)。整形外科医師になったのは、祖母の影響が大きいと思います。祖母はいわき市で病院を経営していたのですが、1970年代後半頃、これからは高齢者医療が重要であるとの考えから、当時はまだ数少なかった高齢者介護施設をつくったのですね。そんな祖母の姿を見て、高齢者医療の中でもリハビリテーションとか整形外科の必要性が高いのではないかと思ったのです。

ご経歴を拝見すると、最初は内科の勤務医としてスタートしていますね。

はい。整形外科の診療を行うにしても、まずは体全体を診られることが大切だと思い、大学卒業後、東京都立広尾病院の内科で勤務しました。その後、他の病院の麻酔科に勤務していたのですが、ある時、いわき市で整形外科の開業医をしている叔父が心筋梗塞で倒れてしまい、手伝ってくれないかと相談されました。開業医ですから、長く通っている患者さんも多いですし、廃業するわけにもいきません。それで本格的に整形外科を勉強し、その後国立障害者リハビリテーションセンターや介護老人保健施設ジェロントピア菊華などに勤務しました。最初に研修した駒込病院で、脊椎損傷の手術を受けた患者さんがリハビリを行って回復へ向かっていく姿を目の当たりにして、とても感動したことを覚えています。整形外科疾患は治る病気であり、整形外科医師は患者さんの元気を取り戻す仕事なのだと思い、自分に合っていると感じました。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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特に女性では30~40代で膝の痛みを訴える方が増え、50代になるとホルモンバランスの変化から骨密度が低下して「骨粗しょう症」のリスクが上がります。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。軟骨のすり減り・筋力の衰え・骨密度の低下の度合いを測り、理学療法士が症状に適したリハビリを提案します。今回のリニューアルで、皆さんの健康管理に幅広く対応できる準備が整いました。子どもの患者さんの膝や関節の痛みにも対応しています。ゆくゆくは地域の医療機関との連携も強化し、これからも地域医療に貢献し続けていきたいです。

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