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竜崎 崇信 院長の独自取材記事

竜崎医院

(市川市/妙典駅)

最終更新日:2019/12/11

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妙典の県道沿いに門を構える「竜崎医院」は竜崎崇信医師が院長を務める内科、外科、整形外科、胃腸科を診療する医院。医院には入口が2つあり、片方の入口は竜崎院長の弟が経営している歯科医院になっている。同施設内で提携して診察することも可能だという。大学時代は胆石や胆道を研究していたという竜崎院長は、とても謙虚でインタビュー中「特別なことは何もしていない」という言葉が何度も飛び出した。しかし、同院で治療を受けた患者のエピソードを聞いていると、それが謙遜であり、一人ひとりの患者を当たり前のように「特別大切に」していることがうかがえた。そんな竜崎院長に話を聞いた。
(取材日2016年1月27日)

歯科医師の弟とともに病院を建て、歩んできた30年間

開院の経緯について教えてください。

この病院は歯科医師である弟と一緒に始めた病院です。場所は開院しようと決めてから探しました。私たちは生まれも育ちも東京でしたが、決まった場所は東京からは少し離れたこの土地でした。町もとても雰囲気が良くて「ここならいいんじゃないか」と思ったのです。妙典は古くから住んでいる方よりも新しく外から引っ越して来た方のほうが多い町ですが、人の入れ替わりが激しい町ではないですね。当院も昔から来てくれている患者さんが多く、患者さんとともに私もだんだん年を重ねてきている、と感じています。開院当初は入院施設も稼働していましたから、内科の医師をはじめ、さまざまな科の医師が在籍していました。現在2階は、内視鏡検査をするときだけ使っています。

ご兄弟でやっていて良かった、と思ったことはありましたか?

当院第1号の入院患者さんは歯周病の患者さんでした。その方は、歯茎が化膿してどこが顎がわからなくなるぐらいに腫れ上がっていました。当然ごはんも食べられませんし、高熱も出ていて苦しくてしょうがないといった様子でした。歯周病でこんなに腫れることもあるのだな、と思いましたね。歯科・内科どちらかだけでは診られない状態でしたから、歯科医師である弟と共同で患者さんを診ました。歯科に関しては弟が診て、私のほうでは発熱や栄養管理などを把握する全身管理を行いました。もしも、歯科と内科の両方を治療できなかったら、その方も当院には来なかったかもしれません。ちなみに、弟と病院も一緒に建てていて、仲がとても良いように思われるかもしれませんが、兄弟仲はいたって普通です(笑)。

現在はどんな患者さんを診られているのですか?

年齢層はさまざまですね。小さいお子さんも来てくれていますが、先ほどの話にもあったように、長年来てくれている50代以上の患者さんが多いですね。もともと、有病年齢というものは年齢が高くなるほど多くなるものです。若い患者さんは風邪をひいたり、けがをしたということで病院に来ることはあっても、慢性の疾患を持っていらっしゃる方はそんなに多くはありません。ですから、高齢の方が多いのは自然な流れだと思っています。私は近隣の学校の校医もずっとやっていますので、近所の方が当院にいらっしゃって、ずっと来てくださっている、というケースも多いですね。

培った経験が患者を安心させる一言に

大学卒業後はどのような医療に携わっていたのですか?

大学卒業後は開院するまでずっと大学病院にいました。大学病院は外部の病院に医師を出張させることがあるので、外部の病院に行くこともありました。大学病院内では主に消化器外科と小児外科の両方に携わっていました。大学病院ですので、小児外科は普通のけがではない高度な医療によく関わりました。当院でもお子さんの診察がスムーズにできるよう診察室にはぬいぐるみを置いています。お子さんは結構喜んでいますよ。お子さんを診るときに気をつけているのはできるだけ怖がらせないようにすること。お子さんと仲良くなれれば一番いいですよね。消化器外科については、今も胃の内視鏡の患者さんを診ています。内視鏡は検診で使うこともあれば、少しおなかの調子が悪いという方でちょっと検査したほうがいいかもしれない、というときにも使います。それと悪性の疾患で調子を見たい場合にも使っています。

大学病院時代の外科の経験は現在どう生かされていますか?

やはり、医学というのは経験科学ですから、外科をやっていた時の経験、そして長年、医師として培ってきたことはいろんなところで役に立っていると思います。それは「外科を経験していたからこの病気を見つけられた」といった類の特別なことではないのです。例えば「今の時期に熱が出ていても、これは心配する必要がないよ」と患者さんに声をかけてあげられたり、傷のことでも先の見通しが効きやすいということです。長年患者さんを診察させてもらった結果、私は日々の診療でそういった見極めがある程度つけられるようになりました。言葉で患者さんに病気が将来どうなるかを話せると、多少なりとも安心してもらえます。「これは大丈夫だよ」、「心配ないよ」、といった一言は患者さんにとって心強く感じられるかもしれません。

患者さんとのエピソードを教えてください。

数えきれないくらいいろいろなことがありましたよ。些細なことでもうれしいものです。例えば、この前、来院された患者さんは10年前にも当院に来たことがあったそうです。僕はまったく覚えていなかったのですが、患者さんはその時に親切にしてもらったそうで「10年前のときはありがとうございました」とお礼を言われました。でも、特別なことをした覚えはないんですよね。患者さんが言うには、インフルエンザで食欲がなく食べられないと思っていたところ、僕が点滴を打ち「ゆっくり寝てていいよ」と声をかけたそうです。とてもありがたかったらしく「10年ぶりになるけれど先生に会ったらあいさつしようと思っていた」とおっしゃっていました。突然、お礼を言われて僕のほうがびっくりしてしまいました。患者さんと接するときは、丁寧に話を聞き、自分にできるかぎりのことをやるように心がけています。

患者から喜んでもらったから続いた盆栽の趣味

お休みの日はどんなことをしているのですか?

盆栽は趣味という言い方をしてもいいのでしょうかね。かれこれ20年ぐらい続いています。こんなに長く続けることになったきっかけは、盆栽を待合室に飾っていたら患者さんが喜んでくれた、ということです。それ以来、ずっと作り続け、待合室に置いています。今の季節は梅が満開ですね。紅梅と白梅をそれぞれ待合室と受付に飾っています。盆栽には難易度やうまく見せる技術もあると思いますが、僕はそういうのはあまり気にしていません。うまく作れるほうでもないと思います。でも、花が咲くとうれしいので、ただそれだけのことです。盆栽のほかには、以前は釣りが好きでよく行っていました。自然とふれ合うのが好きなのかもしれませんね。

先生自身の健康法を教えてください。

できるだけ歩いていますね。僕は毎日1時間ぐらい歩いています。健康維持のためには40分くらいは歩いたほうがいいと思います。それと、ストレッチもしていますよ。もともと体が固いほうなので、ストレッチといってもあまり伸びるほうではありませんが、毎日同じメニューをやっています。メニュー内容は昔、スポーツクラブに通っていた時にインストラクターが教えてくれたストレッチを自分なりに組み合わせました。当院にも物療室というリハビリテーション用の設備があります。例を挙げると、腰が痛い、首筋が張る、肩がこるといった症状に対する器具があります。ご利用になりたい方はいらしてください。  

最後に読者にメッセージをお願いします。

当院では胃の内視鏡検査を知らない方のために、胃カメラの写真を掲示しています。写真を見て、ここで胃カメラの検査ができることを初めて知る方もいます。それから、胃カメラの写真で「がんってこういう見た目をしているんだ」と実際に見ることができるようにする、という目的もあります。長年診察している経験からどうやって怖い病気にかからないように気をつけるかを言ってあげられるといいのですが、一言で言うのはなかなか難しいものです。兆候もどこに疾患があるかによっても変わってしまいます。ちょっと変だな、と思ったらすぐに相談してもらえるといいですね。胃カメラの検査は高齢者の体力でもそんなにつらくないと思います。何か気になることがあったら気軽にご相談ください。

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