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吉田 充 院長の独自取材記事

吉田医院

(市川市/市川駅)

最終更新日:2019/11/26

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JR総武本線市川駅から徒歩7~8分。千葉街道沿い、新田5丁目交差点手前に立つのが「医療法人社団 吉田医院」だ。同院は、吉田充院長の祖父が昭和の初期に吉田病院として開業したのが始まりで、石造りの門柱がその長い歴史を感じさせる。現在、吉田院長は、地域に暮らす人々の健康寿命を少しでも延ばせるようにと力を注ぐ。「何と言っても予防と早期治療が重要です。生活習慣病は食事と運動でかなり改善が期待できます。また、市川市は予防医療が充実していますので、地域の皆さんにはその恩恵をぜひ享受していただきたいですね」と優しい笑顔で語る吉田院長。どんなことに留意しながら日々診療にあたっているのか、その地域医療への思いなどについて聞いた。
(取材日2018年6月11日/更新日2019年11月11日)

病気予防と早期発見・早期治療に注力

こちらは長い歴史があると伺いました。

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祖父が昭和初期、おそらく1929年だったと思いますが、吉田病院として開業したのが始まりです。入院施設もあり疫痢の隔離病棟もあったと聞いています。当時、この周辺には病院はもちろん何もなかったそうですが、病院に多くの人が集まるということで、そばに花屋さんやお蕎麦屋さん、映画館などが次々と建ち、ここが町の中心になったようです。父の代の途中から吉田医院になりましたが、地域の方々の間ではずっと吉田病院として認識しておられるようです。私が院長になったのは1990年代半ばのことです。患者さんは昔からの方々が多く、3世代4世代にわたっている方もおられます。遠方に引っ越した後もわざわざ電車で来てくださる方もいてとてもうれしく思っています。

吉田医院の3代目を継承するのはもはや必然とお考えだったのでしょうか。

そうですね。幼稚園の頃から先生に「充ちゃんは将来お医者さんになるのよね」と言われて育っていましたので、私自身もごく自然のことなのだろうと思っていました。一人っ子で、誰からも後を継ぐのは当然と見られていましたから、自分でもそうなのかなって(笑)。他の道はあまり考えることがなかったですね。ただ、高校の頃、友人たちが進路を悩んでいる時は、みんな自分の意思で将来を決められて羨ましいなと感じたことはありました。ただ、今、医師になってみますと、自分の性格に合っていると思いますし、医師になって良かったと感じています。

診療方針について教えてください。

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余計なことはせず、必要最低限の治療を行うことです。例えば薬も多く出したくないので、最低限必要な分だけお出ししています。中には薬は飲みたくないという方もいますが、「今、飲まずにいると、将来、より多くの薬が必要になってしまうかもしれません。一生のスパンで考えた場合、薬の総量を少なくするためにも、今、これだけは飲んでくださいね」とお話ししています。最も重要視していることは、予防と早期治療です。小児の場合は予防接種を、成人の場合は検診と生活習慣改善をすることが大切です。乳幼児の予防接種は複雑ですから、接種計画については看護師が相談に乗っております。生活習慣病の治療法は投薬もありますが、やはり食事と運動が最も重要です。食事の改善のために週に一度、管理栄養士による栄養指導も予約制で行っています。

聴診、視診、触診など丁寧な診察を実践

普段心がけていることはどんなことですか。

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患者さんの話をよく聞くことです。どんな症状で何に困っているのか、一番言いたいことは何なのか、よく聞き出すようにしています。ちょっとした言葉の裏に何か重大なことが隠れているかもしれません。聴診、視診、触診といった基本的な診察もしっかり行っています。先日、患者さんから聴診器を当てられたのは初めてですと言われて、逆にこちらが驚きました。また、風邪で受診された患者さんの喉を触診したら違和感があり、検査したところ甲状腺の異常が見つかったという例もありました。当院では今も紙カルテです。電子カルテの準備もありますが、電子カルテを使うとモニターばかり見がちで、患者さんの顔をよく見ていないといった声も聞きますよね。私は患者さんと向き合うスタイルを続けています。

こちらで特に力を入れている分野はございますか。

患者さんは小児からご高齢の方まで幅広いですから、さまざまな症例に対応しています。中でも先ほどもお話ししましたように予防と早期発見、早期治療ですね。インフルエンザのワクチン注射はシーズンに入る前、毎年9月頃から予約を受けつけております。成人の病気予防では自治体が行っている検診をきちんと受けるよう勧めています。市川市では他の自治体に先がけて、ABC検診を導入しています。胃がんの原因にはピロリ菌が大きく関わっているとされております。このABC検診は、ピロリ菌の感染と胃の炎症の度合いを調べることで胃がんのリスクを判定するものです。医学も進歩していますで、一度検査を受け、ぜひ予防に活用していただきたいですね。

他にこちらならではの特徴的な診療はございますか。

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一つはビタミン注射を行っています。これから忙しくなるから、とか、疲れがひどい、とか、風邪など体調不良と言った場合にご希望なさる方が多いですね。もう一つはAGA(男性型脱毛症)対策も行っており、薄毛や脱毛が気になる方に向けた治療薬も用意しています。ただこれらは自由診療ですので、こちらからお勧めすることなく、待合室にご案内を貼り出して、患者さんから相談があれば対応しています。

予防医療が充実している市川市。その恩恵を享受して

病診連携はどのようになっているのでしょう。

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市川市内では、国立国際医療研究センター国府台病院や東京歯科大学市川病院などに紹介することが多いですね。市川は総武線でお茶ノ水方面に上れば大学病院がいくつかありますし、千葉方面に下ればまた大学病院があります。立地的に病院の選択肢は数多いですので、患者さんの好みや利便性など要望に即して紹介しています。病院から逆紹介されて当院でフォローすることも多いですね。

これまでで何か心に残ったエピソードはございますか。

いろいろと思い出すことも多いですが、体調が悪かった患者さんから、ここに来たら元気が出たと言われるとやはりうれしいですね。ちょっとした症状でも気軽に立ち寄って体調を整えることができるというのが地域のクリニックの存在意義ではないかと思います。これからも患者さんが悩みや困り事を気兼ねなく相談できる、そういうクリニックでありたいですね。研修医時代、風邪を訴えて来た患者さんに、病気を決めるのは私だ、と頭ごなしに言っていた医師がいましたが、それにはとても驚きました。そんな威圧的な態度では患者さんは言いたいことも言えなくなってしまいます。正しい診断のためには患者さんに話してもらうことが必要ですから、ここでは優しく話を聞くようにしています。

ところでプライベートはどのようにお過ごしですか。健康維持の秘訣なども教えてください。

週に3回、近くのテニススクールに通っています。テニス自体は長くやっているのですが、なかなか上達しなくてね(笑)。今は球をきちんと当てられるぐらいになって、テニスが楽しくて仕方ない時期です。体力も少しずつ落ちてきていますから、なるべく歩くようにしています。患者さんに食事と運動が大切とさんざん話していますので、自らも実践しないと説得力がありませんから。以前、少し血圧が高かったことをきっかけに減塩を始めました。今は、1日3グラム、1食1グラムで抑えられています。無塩のだしを探してきたりと、妻がいろいろ工夫してくれています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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これからもできるだけ長く地域の皆さんの健康寿命を延ばしていけるようお手伝いしていきたいですね。読者の皆さんには、繰り返しになりますが、検診を毎年きちんと受けていただいて、早期発見、早期治療につなげていただきたいと思います。特にご高齢の方はインフルエンザや肺炎球菌の予防接種を忘れないようにしてください。肺炎球菌の予防接種は、国では65歳以上5年ごとの接種として公費助成を行っていますが、市川市では65歳を過ぎれば何歳でも公費助成で接種することができます。このように市川市は予防医療が充実していますので、その恩恵をぜひ享受していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ABC検診/診察料:1000円、検診:3730円
AGA/診察料:1000円、薬の処方:6480円
ビタミン注射/診察料1000円、注射2600円
※すべて税抜き料金です。

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