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鯵坂 桂 院長の独自取材記事

医療法人 鯵坂医院

(上尾市/上尾駅)

最終更新日:2024/05/30

鯵坂桂院長 医療法人 鯵坂医院 main

上尾駅から少し離れた住宅街にある「鯵坂医院」。外科医師の初代院長が開業してから50年超、近隣の住民の健康を見守ってきた。現院長の鯵坂桂先生は専門とする整形外科をはじめ、風邪や生活習慣病など一般内科的な症状も幅広く診療し、地域のかかりつけ医として親しまれている。医師をめざしたきっかけから始まった今回のインタビューは、専門にとらわれず患者と真摯に向き合う鯵坂院長の、医師としての在り方をよく知ることができるものとなった。

(取材日2016年7月25日)

スポーツ好きがきっかけで整形外科医に

鯵坂医院は先生で3代目だそうですね。

鯵坂桂院長 医療法人 鯵坂医院1

そうです。外科の医師だった祖父が上尾に来たのが1946年。最初は違う場所でクリニックを開業し、この場所に来たのが1965年です。父は産婦人科の医師で、僕は整形外科。それぞれ専門は違いますが、ずっとここで診療をしています。

整形外科を専門に選んだのはなぜでしょうか?

もともとスポーツが好きだったので、かなり早い段階から整形外科に進もうと決めていました。スポーツに関する診療ですと、患者さんが女性ならば婦人科で診ることもありますし、今多くなっている突然死に関わるものですと循環器科で不整脈を診ることも。栄養に関することだったり、関係するものはいろいろありますが、選手がケガをしたときに治療するのは整形外科です。一番メインで患者さんに関わることができると思ったので、迷いはなかったですね。実際に整形外科医になってみて良かったと思うのは、他の科に比べてダイレクトに患者さんのリアクションを感じられること。整形外科に来る患者さんが訴える症状は、基本的に痛みが一番多いと思うのですが、例えば、血圧やコレステロール、血糖値が高いとった自覚症状がほとんどないものに比べ、痛みというのは患者さんが感じやすく、「良くなった」というのもわかりやすいんですね。

実際にスポーツに関わるお仕事をされたことはありますか?

鯵坂桂院長 医療法人 鯵坂医院2

いざ整形外科の仕事に携わってみると、患者さんは年配の方が多いんです。なので、なかなかスポーツの現場に携わることが難しくて。僕の場合は運良く、栃木にあるサッカーチームをお手伝いする機会がありました。ただ、途中で急に当院を継ぐことになり、両立することが難しくなってしまいまして。当院の診療を続けながらですと、診療を休みにするか誰かに頼まなくてはいけなくなってしまうんですが、僕は休むのは好きではありませんから。

街の医院として幅広い診療に対応

患者さんはどのような方が多いですか?

鯵坂桂院長 医療法人 鯵坂医院3

駅からは遠い立地なので、近隣にお住まいの方が大半です。症状でいえば、腰痛や膝痛といった日本人に一番多い疾患ですね。それから、父の代から引き継ぐ形で始めたので、その頃から来てくださっている患者さんもいらっしゃいます。そうすると当然、風邪や生活習慣病などの内科的な症状にも対応する必要があります。また、準備をせずにそのまま医院を引き継いだので、専門が整形外科だと浸透せず、以前から来ている患者さんには「整形外科もやっているの?」と聞かれることもあるくらいです(笑)。

整形外科以外も診察されているんですか?

勤務医時代は整形外科のみを診ていましたが、当院では当然、さまざまな症状に対応しますから、専門外のことに関しては、医師会の講演会に参加したり、他の先生とコミュニケーションを取って教えてもらったりして勉強していますね。いつも患者さんには「何かあったらとりあえず僕に言ってくれ」とお願いしているんですよ。患者さんは、当院はもちろん、他の先生にもかかっていると思うんですが、患者さんが別の科の病気だと思っていることもこちらに関係があったり、逆の場合もあったりするかもしれません。自分で判断しないで、わからないことは何でも聞いてくれ、と。僕が診られないものに関しては、専門の先生をご紹介します。

リハビリテーションの設備などは先生の代になってからそろえられたのですか?

僕が当院に戻ってきてからリハビリテーション室を作って、設備もそろえました。けん引・干渉波・マイクロ波など一般的なものを準備しました。骨折治療期間を短くする目的で用いる超音波骨折治療器などは比較的早くから導入しましたね。それから、最近、整形外科でもエコーを活用していこうという流れになっているので、対応できるように準備をしています。

比較的遅くまで診療時間を設けていらっしゃるのですね。

鯵坂桂院長 医療法人 鯵坂医院4

18時くらいで診療が終わるクリニックが多いですが、通勤されている方は、それだと間に合わない可能性があると思いまして。実際に、そんなに多くはありませんが、夜の時間帯に来院される患者さんもいます。

思っていることは全部医師に伝えてほしい

先生が患者さんを診察する際に気をつけていることはありますか?

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病気や検査の結果などの説明は、なるべく専門用語や難しい言葉を使わないように、わかりやすくしようと心がけています。それから、患者さんには何でも話してもらうようにいつも伝えていますね。薬の飲み忘れを防ぐためには、余っているなら数を数えるから持ってきてください、とお願いすることも必要です。それは、例えば血圧の薬を何種類か出しても数値が全然下がらないという場合、薬を飲んでいないからなのか、薬が効いていないからなのかは余っている薬を確認しないとわかりません。逆に、ある一定の薬だけが残っていて問題がないなら、その薬はいらないということですから。外出していたり、お酒を飲んでしまっていたり、単に忘れてしまったりと飲み忘れる理由もいろいろあると思いますが、なるべく最近は1日に飲む回数が少なくて済むような薬を処方できるように、とも考えています。

ご自身の健康管理などで気をつけていらっしゃることはありますか?

どうしても仕事中は座っていることが多いので、運動はしたいな、と思っています。学生時代はスポーツが好きでよく体を動かしていたんですよ。その頃は野球をやっていることが多かったですね。今はそんなにたくさんできていませんが、フットサルに時々参加しています。あとは、久しぶりににゴルフを再開しました。昔、真剣に取り組んでいた時期があったのですが、サッカー関係の仕事を始めた時に、土日休みもほとんどないことがあってやめていて、それ以来です。

それでは読者の方にメッセージをお願いします。

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どうしても医師に遠慮してしまう患者さんも多いと思いますが、思っていることは全部伝えていただけるとうれしいですね。これは、当院だけの話ではないと思うんですが、現状を把握できないと先には進めません。こちらが「調子はどうですか?」と聞いたときに、実はどこか痛いけれど大したことがないから「何ともないですよ」と言われてしまうと、「じゃあ大丈夫ですね。また同じお薬を出しておきますね」となってしまう。結果として、当院で治療している病気と関係ないとしても、何かあったら気軽にすべて話してくださるとうれしいですね。一開業医ができることは限られていますが、なるべく自分ができる範囲のことはやっています。困ったことがあれば、何でも相談しに来てください。

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