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齋藤 博 院長の独自取材記事

齋藤眼科医院

(狭山市/狭山市駅)

最終更新日:2019/08/28

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西武新宿線狭山市駅西口ターミナルからすぐの場所にある「齋藤眼科医院」。1961年に開院し、現在の場所に移ってから、50年もの長きにわたって、地域の人々の目の健康を支えている。待合室にある椅子は、移設開院当時から使われているもの。皮を張り替えて今でも大切に使っているので、院内にどこか懐かしく穏やかな雰囲気を漂わせている。にこにこと優しい笑顔で迎えてくれた院長の齋藤博先生は、多くの学校の校医を務めるなど、地域貢献にも積極的だ。「自己判断はとても危険。どんな些細なことでも話してほしいですね」と穏やかに語る齋藤院長の優しい笑顔に、ついつい引きこまれ、安心感を抱いてしまう。そんな齋藤院長に、尊敬する前院長のことや専門分野での取り組み、そしてプライベートの話まで、じっくりと伺った。
(取材日2015年7月21日)

高齢者から子どもまで、安心して通える歴史ある眼科医院

開院されてから50年以上も経つ歴史ある医院なんですね。

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私が生まれた年である1961年に開院しました。その時は、この場所ではなかったんです。ここに移ったのは、1965年ですね。院長に就任したのは2013年になりますが、その前も副院長として10年ほどここで主体となって診療していました。今年3月に父である理事長が完全に引退しましたので、4月から私一人で診療しています。患者層は幅広いですね。白内障の手術も行っていますので、高齢者の方も多いですし、小さなお子さんも多く来院されます。地域の方々に家族ぐるみで通っていただいていますよ。父の時代から、小学校3校、中学校2校、高校1校の校医もしていて、長くこの地で診療させていただいています。

お父様である前院長をとても尊敬されていると伺いました。

父は評判も良くて、患者さんには優しかったようですね。私に対しては……優しかったかな(笑)。診療の仕方は父のやり方を引き継いでいますね。最近になって、いろいろ似てきたような感じがします。今も父の時代に通っていましたと言って、来院される方もいらっしゃいます。父は医師以外の仕事も多くやっていましたね。ボーイスカウトや奉仕団体にも積極的でした。だから、医院のお休みもちょっと多かったんですよね。父から多くのことを引き継ぎましたが、私はできるだけ診療時間は眼科のほうにいたいと思っていますので、その部分は改善しました。せっかく当院に来てくれたのに、医院が開いていないのでは、患者さんが可哀想ですからね。この時間なら開いていると、当てにしてくださっている患者さんもたくさんいますので。

医師を目ざしたきっかけや眼科医の魅力を教えてください。

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これはもう父の影響ですね。医院の裏が自宅ですから、よく診療室を覗きに来ていました。そんな環境から、小さい頃から何となく自分も医師になると思って過ごしていました。大学で学ぶうちに、心電図などが読めるようになると、心臓外科にも憧れたときもありましたが、最終的に眼科に魅力を感じるようになってきました。目は感覚器ですから、少しでも変な症状を感じると、とても気になります。それを解決してあげるのもいいなと……。目は特殊な器官なんですよ。脳ともつながっているので、目の疾患から脳の異常も考えて診察する必要も出てくる。その辺りもしっかり勉強しておく必要がありますね。目を動かす筋肉は脳と密接につながっているので、脳とは切り離せません。そんなにたくさんの症例があるわけではありませんが、あらゆることを想定して、診断しています。

アイバンク設立に奔走した勤務医時代から地元のかかりつけ医へ

多摩地区のアイバンク設立に尽力されたと伺いました。

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もともと杏林大学は網膜硝子体の病気が専門のところだったんです。それで、日本で最初のアイセンターを杏林に作ろうとなったときに、発足からいろいろと手伝いをしたんです。杏林アイセンターは、眼科のことは何でもやるという専門の機関で、各部門専門の医師が揃っています。多摩地区で一番充実した眼科でありたいと思い、動き出したんですが、幅広くやっていくためにも、アイバンクが必要だったんです。東京では他に3つあるのですが、多摩地区にはなかったんですよね。10年もの年月がかかりましたね。最初は手続きの担当が東京都だったのですが、法改正で厚生省になり、その後、厚生労働省に変わり……。その都度、一から書類を提出したり、担当が変わったから、また一から書類を作ったり……。あちこち奔走してようやく辿りつきました。その活動が一つの区切りがついたころ、こうして父のいる医院に戻ってきました。今は、地域の方の治療に専念しています。

最近特に気になっている目の症状はありますか?

ドライアイは専門分野なんですが、やはり多いですね。疲れ目や涙目なども多いです。年齢によるものも多いのですが、大きな病気が隠れていることもあります。最近では、パソコンやスマートフォンなどを長時間利用する人も増えているので、まばたきしない状態が無意識に続いている人が増えています。現代病になってきていますね。涙はまばたきをしないと出ないのですが、20秒くらい自然にまばたきしないままの人が多いんですよ。まばたきがうまくできない人もいますね。完全に目が閉じられていないのです。また、冷暖房はとても目が乾燥しやすいので、ドライアイの原因になっていますね。目には大きな負担になっているんですよ。

その他にどのような症状に対応していますか?

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逆さまつ毛の手術や眼瞼下垂の手術も当院で行っています。逆さまつ毛は、二重にするための手術と同じことをします。ですから、術後は二重になっていますね。逆さまつ毛は内側に向いてしまっているまつ毛が、角膜や結膜に当たり、ごろごろしてしまって、傷をつけかねません。1本くらいなら抜いてしまったほうがいいですが、たくさんある場合は手術をお勧めします。導入機器は、OCTやヤグレーザー、視野測定器などを完備しています。OCTは網膜の断層が撮影でき、より詳細な診断ができるようになりました。ヤグレーザーは、後発白内障治療に使うものです。視野測定器は緑内障の診断のとき、絶対に必要ですね。

正確な診断のために、技術を磨き、患者に尽くせる医師をめざす

診療で心がけていることや工夫されていることはありますか?

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初診でいらっしゃったとき、問診票に記入していただきますが、患者さんは症状のところにいっぱい丸をつけてしまうんですよね。これもあてはまる、これもあてはまる……と。もちろん、気になるところは全部記入していただきたいのですが、その中でも、まずは今一番困っていることは何か、悩んでいることは何かを把握するようにしています。そのためにも、会話をとても大切にしていますね。たくさんある眼科の中から、当院を選んで来てくださっているんですから、少しでも利益になることを提供したいんです。あと、目は感覚器なので、治療を怖いと感じてしまう人も多い。ですから、緊張を解くためにとにかく優しく声をかけるようにします。「大丈夫ですよ」「今から目薬入れますよ」「少ししみますよ」など、その一言が大切だと考えています。

毎日お忙しいと思いますが、休日は何をされていますか?

休日は、子どもと一緒に遊ぶことが一番の癒しになっています。男の子なんですが、サッカーが大好きです。最近になって、野球のルールがわかるようになってきたので、キャッチボールを一緒にやるようになりましたね。疲れているので、休みたい気持ちもあるのですが、「遊ぼう」とお願いされてしまうと、ついついやってしまいます。大学のときはテニスをしていたので、体を動かすことは大好きです。子どもは、今10歳なんですが、眼科医になりたいなんて言っていますけど、どうですかね。私の姿が少しはかっこよく見えているのでしょうか。うれしいし、楽しみでもあります。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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せっかく当院に来ていただくのですから、診断ミスのないように、腕を磨いていきたいです。正確な診断を提供でき、患者さんに尽くせる医師をめざしていきたいです。父も含めて、今までお世話になった尊敬できる医師に少しでも近づけるように、努力していくつもりでいます。日々、勉強ですね。ですから、ほんの些細な心配ごとでも、安心して来院してください。どんな簡単なことでも、ご相談に乗ります。メガネがいいか、コンタクトがいいか、などという疑問にもアドバイスをさせていただきます。メリットとデメリットをしっかりお伝えしますので、安心して任せてほしいですね。あと、自己判断は一番怖いです。しっかり、目に対してもかかりつけ医を持つことが大切ですよ。

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