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山崎 貴之 院長の独自取材記事

山崎整形外科

(春日部市/藤の牛島駅)

最終更新日:2024/02/05

山崎貴之院長 山崎整形外科 main

藤の牛島駅から徒歩10分、駅名の由来となっている藤の名所からも歩いて5分の場所に「山崎整形外科」はある。約30年にわたり地域医療に貢献してきた父の思いを受け継ぎ、山崎貴之先生が2代目院長に就任したのは2021年。以来、超音波(エコー)検査装置を新たに導入するなどして、近隣住民のさまざまなニーズに応える幅広い整形外科診療を行っている。広々としたリハビリテーションスペースを完備するほか、デイケア施設も併設。リハビリを目的に多くの高齢者が通う。一方、近隣には小学校も複数あり、子どもたちのスポーツによるケガの治療と予防にも力を入れている。かつては野球少年だったという山崎院長。全国大会に出場した時の集合写真やペナントが飾られた診察室で、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2023年6月30日)

家族ぐるみで近隣の健康を守るアットホームな整形外科

まず、医師を志したきっかけをお聞かせください。

山崎貴之院長 山崎整形外科1

子どもの頃から野球をしていて、中学時代はリトルシニアリーグで全国大会3位になったこともあり、プロ野球選手を夢見ていた頃もありました。でも、それは誰もがかなえられるものではないですよね。一方、両親が整形外科医、母方の祖父も東京で開業医をしていて、医療は常に身近だったため自然と同じ道を志すようになっていました。藤田医科大学で学び、足・足関節の中でも特に捻挫を専門としながら獨協医科大学埼玉医療センターに10年勤務、難しい症例の方を診る機会も多かったです。その間もいずれは父の後を継ごうと考えていて、2021年に当院の院長に就任しました。

クリニックの歴史を教えていただけますか?

ルーツは祖父が春日部で営んでいた接骨院です。その後、父が整形外科クリニックを開業し、長年近隣の方々の健康を守ってきました。開業以来、リハビリに力を入れてきたこともあり、当院のリハビリスペースはベッド5台、ウォーターベッド1台、けん引機2台を備える十分な広さがあります。デイケア施設も併設し、リハビリも取り入れたデイケアプログラムも可能です。患者さんは近隣の方々がほとんどで、高齢者から働き盛り世代まで年齢層は幅広く、腰痛、肩痛、膝痛、骨粗しょう症など、主訴もさまざまです。また、最近は隣の牛島小学校をはじめとして、ケガをしたお子さんなどもいらっしゃいます。サッカーのクラブチームや少年野球チームのお子さんが来て、同じチームの友達を紹介してくれるケースも増えていて、ケガの予防にも力を入れています。

家族ぐるみで営むアットホームなクリニックですね。

山崎貴之院長 山崎整形外科2

リハビリを母と理学療法士2人で担当していますが、そのうち1人は僕の弟です。当院はクリニックの上が自宅なので、僕も理学療法士の弟もスタッフや患者さんたちに見守られて育ったと言っても過言ではありません。まだ幼かった僕たちをよく覚えている患者さんもいます(笑)。昔から働いてくれている看護師さんも、小さかった僕たちがこうして継承しているのを感慨深いと言っています。いつも明るいムードメーカーの彼女にはとても助けられていて、会話を楽しみに通う方も多いですね。楽しみながらリハビリができるので、祖父の代から長く通ってくださる方も多いです。家族ぐるみだからこそ、些細なことも普段から話し合い、うまく連携が取れることも当院の強みですので、僕に限らずスタッフにも気兼ねなくご相談いただければと思います。

スポーツ障害の治療と予防にも積極的に取り組む

なぜ、スポーツをする子どもたちのケガの予防にも注力しているのでしょうか。

山崎貴之院長 山崎整形外科3

僕自身、高校の時に野球で肩を壊した経験があるんです。痛みを抱えながらも大学まで野球を続けましたが、肩を故障する前のようなプレーはできず、野球の楽しさも半減してしまいました。そういう子を1人でも少なくしたいという思いから、ケガの予防に力を入れています。地域の子どもたちのスポーツ障害予防に取り組むNPO法人の野球肘検診をお手伝いしているのもその一環です。肘の病気の予防や早期発見を目標に、特に痛みなどが出ていない子も含めて広くサポートしていきたいですね。野球だけではなく、どんなスポーツでも、楽しく続けるためにはケガの予防は欠かせません。当院でも、同じケガを繰り返さないよう、予防的リハビリで筋肉の使い方をお伝えするようにしています。すでに抱えているケガについては、特に成長期は障害を残さないよう慎重に治療していきます。

治療では超音波検査を積極的に活用しているそうですね。

超音波検査装置は診察室に置いて聴診器のような感覚で使っています。整形外科というと、エックス線検査をして「骨に異常はありません。痛み止めと湿布を出すので様子を見てください」と言われるイメージが強いかもしれません。でも、超音波検査を取り入れることで整形外科の診療は大きく変わってきます。骨だけではなく神経、靱帯、筋肉の動きなどを確認できますし、治療においても痛みの原因となっている箇所を見定め、筋膜リリース注射(ハイドロリリース)をピンポイントで打つことが望めます。「痛みが消えないようならば、また1週間後に来てください」ではなく、その場で解決をめざす高精度かつスピーディーな診療に役立っています。

患者さんと接する際に大事にしていることは何ですか?

山崎貴之院長 山崎整形外科4

電子カルテの時代ですがパソコンばかり見ているのではなく、患者さんと向き合ってのコミュニケーションを大切にしています。よくお話しを聞いて、どこが痛いのか慎重に探り、気になる場所を触ってみる。すると、患者さんの訴えとは違う所が痛点だったという場合もあるんです。痛みのある箇所を触診で探し、さらにエコーで詳しく調べると、今までよりも適切な診断につながり、かつ、患者さん自身がエコー画像を直接見ることで診断の納得度も増すでしょう。ただ、今後もエコー検査をはじめとするどんなに素晴らしい検査装置ができたとしても、整形外科の領域では触診は非常に重要という点は変わらないのではないでしょうか。

リハビリにも超音波検査を活用していきたい

今後の展望をお聞かせください。

山崎貴之院長 山崎整形外科5

もう1台、超音波検査装置を入れて、理学療法士でもエコーを活用したいと考えています。「この動いていない筋肉に対して施術していきます」といったように、モニターをお見せしながら説明できれば、患者さんもわかりやすのではないでしょうか。今後ともリハビリチームとも密に連携しながら、治療と予防を進めていきたいです。予防のためのリハビリにも力を入れ、ケガをしにくい体づくりも推奨していきたいと思っています。そして、スポーツに真剣に取り組むお子さんはもちろん、趣味として楽しんでいる大人の方も、できるだけ長く楽しめるようにサポートしていきたいです。特に痛みなどがないうちから予防のために整形外科を活用するという方法もあることを、より多くの方に知っていただく方法はないかと日々考えています。

お忙しい毎日と思いますが、休日はどうお過ごしですか?

3人の子どもたちと過ごすことが多いです。真ん中が男の子でまだ小学1年生ですが、いつか野球を始めてくれたらうれしいですね。実は、父も往年の野球ファンで、バッティングセンターでフォーム指導などはしてくれましたが、キャッチボールをした記憶がないんですよ(笑)。なので子どもとキャッチボールをすることが夢ですね。また、僕自身も体を動かすことが好きなので、隔週程度で地元の同世代の仲間と一緒にソフトボールの試合に出場したり、仕事仲間と千葉県方面などに一緒にゴルフをしに行ったりとアクティブな休日を過ごすことが多いですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山崎貴之院長 山崎整形外科6

「誰でもいつでもウエルカム」が当院のモットーです。体のどこかに痛みがある時だけではなく、いつもと違う違和感がある、どこか調子がおかしいといったほんの小さな悩みでも気兼ねなく相談してください。リハビリも充実しており、スポーツ障害はもちろん、ロコモティブ症候群や脳血管障害による片まひなどにも対応しています。慢性的な痛みに対しても、少しずつでも前進していけるように寄り添っていくので、一人で抱えないでくださいね。お子さんからお年寄りまで「来て良かった」と感じていただけるよう、スタッフ一同患者さん一人ひとりに向き合っていきますので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

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