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寺内 直毅 理事長、市山 政司 院長の独自取材記事

さくら眼科・内科

(所沢市/新所沢駅)

最終更新日:2023/11/10

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科 main

埼玉県所沢市けやき台。緑豊かな文教地区で地域医療に貢献しているのが「さくら眼科・内科」である。寺内直毅理事長が眼科を、市山政司院長が内科を担当する。寺内理事長は網膜硝子体疾患の治療を中心にキャリアを重ねたスペシャリストであり、多数の手術を手がけてきた。市山院長は救急病院の循環器内科に勤務した経験を持ち、透析患者を中心に内科全般を受け持つ。「眼科と内科が連携していることは大きな強み」と話す寺内理事長と市山院長。ともに「患者は自分の家族と思って診療する」「とことん話を聞く」という姿勢を持ち、お互いの専門に敬意を表す。穏やかな雰囲気の二人に、普段の診療で大切にしていることや、クリニックのめざす医療について話を聞いた。

(取材日2023年10月6日)

眼科と内科が連携し、患者の健康に貢献する

内科と眼科、それぞれの特徴について教えてください。

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科1

【市山院長】私が担当する内科では内科疾患全般を診ますが、中でも透析患者さんが多いです。透析患者さんは長い間、つらい思いをされていらっしゃる方がほとんど。ですから、週に3回来院され、3~4時間クリニックで過ごすその時だけでもリラックスして良い時間を過ごしてほしい。そんな治療を提供していきたいと思っています。治療で大切にしているのは、患者さんに喜んで帰っていただけるように、ゆっくり話を聞くこと。医療者だったら皆が思っていることでしょうが、それが一番ですね。
【寺内理事長】眼科では眼科疾患全般の診断や治療、白内障などの手術に対応しています。私自身、網膜剥離や糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患を専門に扱ってきましたので、より難易度の高い手術であっても大学病院に紹介することなく、当院でカバーできることも多いです。

内科と眼科があることの良さを、どんな点に感じますか?

【市山院長】人工透析が必要な方は目に異常が出る場合が多く、眼底検査で所見が出ます。内科の症状であっても、目も調べないといけない。そんなとき、わざわざ他の病院に行く必要がなく、当院の眼科で診察できることは、連携がスムーズにできますし、患者さんにとっても大きなメリットではないでしょうか。通院中は眼底検査を定期的に行い、白内障が進行していたら、手術を検討します。
【寺内理事長】白内障などの手術を行う前に内科医が診察することで、患者さんの体の状態やリスクを考慮した手術を行うことが可能です。高齢の患者さんも多いので、採血、心電図、エックス線などの検査をした上で、異常がない場合に手術に入ります。患者さんによっては手術が延期になったり、キャンセルになることもあり得ますが、まずは体の健康づくりが大切。眼科と内科で連携し、安心して治療を受けられるよう体制を整えています。

内科と眼科で、関連する症状も多いと聞きます。

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科2

【市山院長】内科、特に循環器疾患は眼科との関連性が強いです。透析患者さんのほとんどの方が、動脈硬化など循環器系の持病を持っています。その検査なども当院では私がすべて担当しています。動脈硬化は眼科での眼底検査が必ず必要ですので、院内に眼科があることで他院に紹介せずとも検査ができるのは助かりますね。
【寺内理事長】糖尿病網膜症が代表例ですが、目の病気には内科での治療を必要とするものもあります。そうした場合に互いの診療科が連携し、治療を提供できることは、当クリニックならではの大きな強みです。

憧れた医師の姿を追って医療の道へ

医師をめざしたきっかけを教えてください。

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科3

【市山院長】50年近く前のことなので、忘れましたが(笑)。子どもの頃から、かかりつけ医の内科の先生が好きで、憧れはあったと思います。風邪をひいたときに行く、近所のかかりつけ医のような先生でした。行けば安心できる、よりどころでしたね。勉強をするうちに、自分でも医師になれそうかな? と思い始めて、めざすことにしました。以前は救急病院で循環器内科を担当していたこともありました。毎日4時間睡眠は当たり前で、気が張っていた日々でしたね。あの時の経験があったから、今は何があっても怖くないと思えます。透析患者さんは救急対応を迫られることがあるんです。急に心臓が止まる恐れもあります。その対応には自信を持っていますし、これまでの経験が役立つと思うと、あの時苦労して良かったなと感じますね。当院の患者さんには全員、私の携帯電話の番号をカードにして渡し、いつでも電話してくださいと伝えています。

寺内理事長はいかがですか?

【寺内理事長】私は病弱な子どもだったんです。内科、小児科、耳鼻咽喉科と、しょっちゅう病院に行っていました。中でも耳鼻咽喉科の先生にはお世話になりました。毎週耳鼻咽喉科に通ううちに、こんな先生になれたらいいなぁと、感謝の気持ちと憧れを持つようになりましたね。地域医療で頑張っている先生の姿がかっこ良かったんです。医学部でも耳鼻咽喉科の医師になろうとめざしていたんですが、なぜか土壇場で眼科に興味が湧き、眼科の医師になりました(笑)。人間、情報の7割は目から入ってきます。非常に重要な感覚器ですから、やりがいも大きいです。また、私の長所として、手先が器用で細かな手術が得意かなというのは感じていました。特に繊細な技術が必要になる眼科手術に、この長所を生かせるのではないかと思ったのもあります。

そのお言葉どおり、多くの手術を手がけていらっしゃいますね。

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科4

【寺内理事長】当院では白内障の手術を相当数こなしていますが、症例が多いとものすごく難しい症例が一定数出てくることも考えられます。重症例であっても対応可能なのは、網膜剥離や緑内障の手術など、専門性の高い分野で研鑽を積んできたおかげです。患者さんの中には、高齢になって初めての手術です、という方も少なくありません。ですからスタッフも患者さんの気持ちをよく理解して、優しく声かけをするように努めています。落ち着いた状態で、安心して受けられる雰囲気づくりを心がけています。白内障の手術は結果を患者さんご自身が認識できる手術なので、手術後に笑顔が見られたら、私もうれしいですね。手術自体は約10分くらいで済むものです。寝てる間に終わった、と感じていただけるかもしれません。

地域に根差し、安心して通える医療を提供したい

お互いのことをどのように思っていらっしゃいますか?

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科5

【寺内理事長】市山先生は循環器内科が専門。患者さんに眼科以外の疾患の疑いがある時など、気になることがあれば何でも相談できる存在で、いつでも答えてくれます。眼科の医師は残念ながら、全身のことには詳しくはありません。私もそういう一人。一般的には採血データ、心電図、エックス線などの検査で、異常があると他院の先生に頼ることがほとんどです。当院では多くの眼科手術を手がけているので、検査で異常が見つかるケースも出てくることが考えられます。当院では市山院長が検査をしてくれて、何かあればしっかり診てもらえる。このバックアップがあることは心強い限りです。
【市山院長】寺内理事長は、若い年齢でありながら非常に優秀な先生で、キャリアを重ねてこられ、尊敬しています。性格も私と相性が良くて、連携が取りやすいですね。

クリニックの今後の目標を教えていただけますか?

【寺内理事長】地域の患者さんに安心して受診していただけるような診療を続けたいですね。どの患者さんに対しても自分の家族を治療する時のように、しっかりと治療方針を決め、適切な選択肢を提供できるクリニックでありたい。眼科でいうと、白内障の手術はほぼ完成されている分野ですから、より確実で安心できる診療、手術を提供できるように努めてまいります。地域の患者さんに喜んでいただけるのであれば、今後は多焦点眼内レンズなど自費診療も取り入れていきたいですが、まずは保険診療にしっかりと取り組んでいきます。
【市山院長】透析患者さんとは週に3回はお会いします。これからも患者さんとの関係を大切にしていきたいですね。当院は旅行や帰省の方にも対応しています。玄関先まで送迎もしているので、ご希望の方はご相談ください。きめ細かく患者さんと向き合っていけたらと思います。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

寺内直毅理事長、市山政司院長 さくら眼科・内科6

【寺内理事長】小さなことでも、悩み事、相談事があればいらしてください。ご自身だけでなく、ご家族の悩み、症状、困り事に対しても相談に乗りますので、気軽にお立ち寄りください。
【市山院長】気になることがあればまずは来て頂いて、ゆっくりとお話しをお聞かせください。満足していただける治療に努めます。

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