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吉村 猛 院長の独自取材記事

吉村レディースクリニック

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2020/04/01

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「吉村レディースクリニック」は阪急宝塚線・豊中駅から徒歩約15分、閑静な住宅街の一角にある。駐車スペースも用意されているので、マイカーでの通院も可能。産婦人科・内科を標榜する同院では、女性の心身をトータルでケアすることを信条として掲げ、一人ひとりの患者と、じっくりと向き合う診察を実施している。「患者さんの、とりとめのない会話にもじっくりと耳を傾け、その人が本当に解決したい問題は何かを、しっかりと見極めることが大切です」そう語るのは、院長である吉村猛先生だ。今回の取材では、吉村先生の診療に対する考え方、クリニックの今後の展望、また、プライベートな趣味の部分に至るまで、いろいろと話を聞いた。
(取材日2017年10月19日)

女性の心身をトータルでケアする診療

診療方針や、診療の際に心がけていることはありますか?

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女性の心身を、トータルにケアする診療を心がけています。不定愁訴に悩む女性は、自分自身、最も解決したい問題が何かを自覚できていないこともあります。ですから、まずは患者さんの話をしっかりと聞き、一緒に問題を探し当てていくことが大切です。そして、患者さんと医師が協力しながら、症状にどのように向き合っていくのかを考えていきます。また、女性はライフステージによって問題の解決方法も変わってきます。若い女性が月経痛や月経前困難症を改善したいと考えた場合、低用量ピルが非常に有効ですが、その女性のライフステージが妊娠を希望する段階にある場合、当然のことながらピルは使えません。あらゆる治療は、患者さんの症状だけではなく、患者さんのライフプランもしっかりと考慮した上で行わなくてはなりません。

特に注力している治療や検査はありますか?

更年期の症状で相談に来られる患者さんが多いですね。更年期というのは、幼年期、青年期と同じように誰にでもあるものですから、それ自体が病気というわけではありません。ただ、更年期を迎えた時に出てくる症状が、日常生活に支障が出るほどひどい場合は、治療を行う必要があります。更年期の症状には、ホットフラッシュと呼ばれる火照りや発汗、イライラする、眠れない、月経周期の乱れなど、さまざまなものがあり、症状によって治療方法は異なります。ホルモン剤を使う場合もありますし、漢方で対処する場合もあります。また、若い女性が月経痛や月経前症候群などの悩みで来院することも多いですね。そういう場合は、低用量ピルがよく効きます。痛みや不快感などを軽減するだけでなく、生理に関連した肌荒れなども改善されることが多いですよ。

ピルにはどのような副作用があるのですか? ピルのメリット・デメリットは?

薬はどんなものにもメリットとデメリットがあります。薬を反対に読むと何になりますか? そう、リスクです。どんな薬にもリスクはつきもの。医師や薬剤師の適切な指導に基づいて薬を正しく服用し、そのリスクを最小限にすることが大切です。ピルにも、もちろんリスクはあります。ピルの副作用として最も気になるのは、血栓症ですね。リスクの度合いは、年齢や喫煙の有無、BMI、服用期間などによっても異なるので一概には言えませんが、万が一、血栓症になったとしても、きちんと治療すれば血栓症は治る病気です。つらい月経痛や月経前症候群、肌荒れなどの症状を軽減できるほか、女性が主導で望まない妊娠を回避できるといったメリットは、とても大きなものですから、そういったことで困っている人には、やはりピルはお勧めです。一時期取り沙汰されていた、ピルの副作用としての乳がんリスクの増加は、それほど気にすることはないと私は考えています。

施設に関するこだわりがあれば教えてください。

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待合室の内装は「いかにも病院」という感じではなく、ゆったりと腰かけることができる革張りのソファーや、重厚感のある大理石のテーブル、落ち着きのあるインテリアなどで、誰かの家にお茶を飲みに来たような、くつろいでいただける空間にしました。靴をスリッパに履き替えなければならないのは、今の時代の流れから見ると、あまり歓迎されていないことはわかっているのですが、レディースクリニックの場合は内診などもありますので、衛生面を重視して、あえてそうしています。ちなみにスリッパは毎日アルコール消毒しています。また、男性を入室禁止にしているレディースクリニックは多いですが、当院の場合、夫婦そろって受診すべきこともあると考え、あえて男性を入室禁止にはしていません。設備面では、エコーで見つかった組織の硬さがわかる、エラストグラフィを導入しています。組織の硬さがわかることで、乳がん検診の精度が向上します。

固定費の節約で患者本位の診療を

なぜ豊中で開業を?

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自宅の一階がちょうど空いていたので、自宅兼診療所という形でクリニックを開業しました。自宅なら家賃もいりません。患者さん本位の診察ができるというのは、やはり重要なことですね。

患者層や主訴に何か特徴はありますか?

この辺りは治安の良い住宅街で、ファミリー層も多いのですが、社宅なども案外多く、患者さんには転勤族の方がたくさんいらっしゃいます。せっかく親しくなっても、5~6年で別れなくてはならないのは、少し寂しいですね。患者さんの年齢層は、更年期の相談に来られる40代の方が多いです。男性の割合は全体の1~2%程度です。

医師をめざしたきっかけは?

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私は人と話すのが好きだったので、進路を決める際に命と向き合う仕事がしたいと思い、医療系に進みました。最初は獣医学部に通っていたのですが、やはり人を相手にしたいと考え、医学部に入り直したという経緯があります。産婦人科を専門にしようと思った理由は、診断と治療の両方を一貫して自分で行えるのが、産婦人科だと思ったからです。大学病院は分業制で、例えば、がんなら診断は内科、その後の手術は外科と、患者さんをどんどん別の科に渡して行かなくてはなりません。私は最初から最後まで、患者さんを自分で診たいという気持ちが強かったので、産婦人科を選択しました。

ライフステージに応じた適切なメンテナンスを

将来の展望についてお聞かせください。

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来年、2018年の改定で今まで再診だけが保険診療を認められていた遠隔診療に、処方料も保険対象になるという政策があります。医師と患者がネットや電話でやり取りしたり、画像で診断したり、お薬の処方をしたりできるようになるのです。これにより患者さんの選択肢は大きく広がります。地域差も少なくなりますし、遠くにいる有名な先生に診てもらいたいと思えば、それも可能になります。セカンドオピニオンなども求めやすくなるでしょう。医師同士の競争は激しくなると思いますが、患者さんにとっては良いことだと思います。当院も、今はインターネット上で質問や相談をできる範囲で受ける程度ですが、今後はそうした遠隔診療にも、もっと本格的に対応していきたいと考えています。

休日の過ごし方を教えてください。

家でゆっくり過ごすことが多いですね。趣味でメダカを飼っているので、その世話をしたり……。メダカは奥が深いんですよ。最近は赤や青などのカラフルなメダカや、ヒレの長いメダカがいて、一匹数万円もします。メダカの寿命は1年程度ですが、繁殖すれば高額で売れるメダカがたくさん生まれると思い、私も思い切って高いメダカを購入したことがありました。しかし、カラフルなものやヒレの長いものは、実は全て潜性遺伝の掛け合わせだったんです。それを知らず全てごちゃ混ぜに繁殖させてしまったため、生まれた子はすべて黒いメダカ。何万円も出して買ったメダカの子が、全て一匹10円のメダカになってしまいました(笑)。みんな今も家で元気に泳いでいます。

読者に向けて、メッセージ、アドバイスをお願いします。

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定期的に検診を受けることは大事です。特に、50歳を過ぎるとメンテナンスをしなければ、体はどんどん傷んでいきます。女性の場合は、外側のメンテナンスはしていても、内側には無頓着という人もいますね。女性には、さまざまなライフスタイルがあり、また、ライフステージがありますが、それに応じたメンテナンスを、きちんとしていただきたいと思います。血圧やコレステロールが高ければ、それを下げるお薬をきちんと飲み続ける、といったこともメンテナンスの1つですよ。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診/3500円(税抜き)

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