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浅野 光一 院長の独自取材記事

あさの胃腸内科クリニック

(松山市/いよ立花駅)

最終更新日:2021/10/12

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック main

1977年の開業以来、40年以上にわたり地域密着の医療を提供してきた浅野病院。その創業者である父の後を継ぎ、2019年に院長に就任したのが浅野光一先生だ。院長就任に伴い建物を一新し、クリニックの名称も「あさの胃腸内科クリニック」に変更した。「父が長年にわたって地域の皆さんと紡いできたつながりを大切に、これからもより一層信頼されるクリニックをめざしたい」と意気込む浅野院長に、診療におけるポリシーや患者への想い、そして今後のビジョンについて、語ってもらった。

(取材日2020年10月15日)

消化器疾患に関する専門的な知識や技術を生かしたい

お父さまの後を継いで院長に就任されたのですね。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック1

ええ。当院は父が1977年に開業して以来、40年以上にわたって地域の皆さまとともに歩んできた歴史と実績があります。そんな伝統あるクリニックを継ぐことに対する重責はひしひしと感じていましたが、私がこれまで培ってきた知識と技術を生かして、さらに地域の皆さまの健康に貢献したいという想いもあり、父の後を継いで院長に就任する決意をしました。院長に就任してから建物を新しくしたのですが、同時にクリニックの名称を「あさの胃腸内科クリニック」に変更しました。私の専門分野が、胃腸をはじめとする消化器疾患の診療であることを、地域の皆さまに知っていただくためです。

消化器疾患の診療を専門にされた理由は何でしょうか。

胃腸をはじめとする消化器の疾患は、程度の差こそあれ、誰もが罹患する可能性のある一般的な疾患であり、また、その診療には多様かつ高度な技術が求められる点にとても魅力を感じました。以来、さまざまな医療機関で消化器疾患に関する研究と臨床の経験を重ね、現在も先進の知識の習得に努めています。そのようなキャリアを積んできましたので、がんの治療や炎症性腸疾患といった難病への対応も可能です。

理化学研究所で研究者として勤務された経験をお持ちとお聞きしています。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック2

そうですね。理化学研究所で遺伝子の研究に励んでいた時期もありました。中でも、大きな成果を残すことができたのは、潰瘍性大腸炎の発症に関連する原因遺伝子を探る研究でした。その時に学んだことは、現在も、日々の診療にとても役立っていると感じています。病態を知る上で有用なのはもちろん、消化器疾患の中には遺伝性の疾患も存在します。これらに対して専門的な観点を持って診療にあたることができているのは、あの頃に身につけた知見のおかげだと思っています。

伝えたいのは、定期検査と早期発見の重要性

遺伝的な要素も考慮に入れながら診療にあたられているのですね。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック3

診療の際には、患者さんのバッググラウンドをしっかり理解することを心がけています。具体的には生活習慣や家族構成、また、その病歴などです。そのように俯瞰的かつ総合的に患者さんを診なければ、正確で適切な診療を行うことはできないと思うのです。また、複数の治療法を提示するのも私の診療ポリシー。それぞれの治療法のメリットとデメリットをしっかり説明し、患者さんとコミュニケーションを重ねながら、ベストな治療をともにつくり上げていくことを大切にしています。その結果、笑顔を取り戻して日常生活に戻っていかれる姿を見るのが、私の医師としてのやりがいでもあります。

早期発見の重要性を訴えられています。

あらゆる疾患に共通して言えることなのですが、少しでも早い段階で病気を発見することが極めて重要です。中でも消化器系の疾患、現在ではがんにおいても、しっかり検査を受ければ病気の発見につながりますし、その時点で治療を開始すれば、良好な予後も期待できます。大切なのは早期の発見と治療ではありますが、初期のがんは自覚症状がほとんどありません。ですから、患者さんには早期発見をするために、定期的に検査を受けることを呼びかけています。

こちらのクリニックでは、具体的にどのような検査を受けられるのですか。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック4

当院では胃カメラ、大腸カメラ、超音波検査をご提供しています。中でも胃カメラと大腸カメラに対しては、苦しい検査というイメージがあり、受診を躊躇する方も少なくありません。ですから当院では、そんな方々の心理的な不安と身体的な負担を極力軽減できるような検査体制を構築しています。高精度な機器と高度なスキル、その双方を当院は持ち合わせていると自負しています。胃カメラについては、状態に応じて静脈麻酔、または細径の内視鏡を使用します。大腸カメラについては、内視鏡を専門とする医師が検査を実施。状態に合わせて、胃カメラと同様、静脈麻酔を使用します。また、検査中に切除可能な大腸ポリープを発見した際には、日帰りの切除手術など、治療を行うこともあります。患者さんがストレスなく検査を受けることができるよう、これからもより良い検査環境づくりに努め、技術を磨き続けていきたいと思います。

地域からより一層信頼されるクリニックをめざして

院長として、今後どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック5

基本的には、前院長である父の考え方やスタンスを踏襲していきたいと考えています。先ほどお話ししたことと重複しますが、当院は開業以来、40年以上にわたり地域に根差した医療を提供しており、その結果として、地域の皆さんから一定の信頼をいただくことができていると感じています。それは、父が長年にわたり、患者さん一人ひとりと真摯に向き合い続けてきた証であり、当院にとっては、何物にも代えがたい無形の財産です。これからも地域の皆さんから、さらなる信頼を得ることができるよう、常にベストを尽くしていきたい。そして、地域の皆さんのホームドクターとして、身近で頼りになる存在であり続けたいと思います。

先生の休日の過ごし方についてもお伺いします。

テニスやゴルフをするのが好きです。結構、アウトドア派なんですよ。特にテニスは学生時代から続けており、プレイ歴は長いです。ただ最近は腰を痛めたこともあり、あまりプレイできていません。「医者の不養生」というやつでしょうか(笑)。あと、映画を観るのが好きですね。最近は映画館に行く機会こそ減ってしまいましたが、家で好きな映画を楽しんでいます。心と体をしっかり動かして、リフレッシュする。充実したオフタイムを過ごすことが、仕事を頑張るエネルギーにつながっていると思います。

最後に、読者の方々へメッセージをお願いします。

浅野光一院長 あさの胃腸内科クリニック6

胃腸は「第二の脳」といわれるほど繊細で、ストレスによるダメージを受けやすい臓器です。ですから、些細な異変が日常的に起こりやすく、軽微な症状は軽視されがちになり、その症状を放置してしまった結果、重大な疾患の発見が遅れてしまうケースもあります。そうした結果を招かないためにも、何か気になる症状があったり、便秘や下痢が続く場合などには、できるだけ早く受診することをお勧めします。特にがんのリスクが高まる40歳以降の方は、特に気になる症状がなくても、定期的な検査を受けることを強く求めます。また、地域の医師との広範なネットワークを有しているのも、当院の大きな特徴。症例に合わせて、より専門的な知識と技術を持つ医師を紹介できますし、術後などに再び、当院で経過観察や治療を受けることも可能です。これからも、地域の皆さんの良き相談相手となれるよう、医師としても、クリニックとしても、成長し続けていきたいと思います。

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