松山に根差して130年超。大人の漏斗胸治療や救急医療への尽力で地域医療に広く貢献

長年にわたり松山地域の医療に貢献する「松山笠置記念心臓血管病院」。明治中期に松山市木屋町に開業した内科医院を始まりに、「笠置医院」、「カサギ胃腸病院」を経て1989年に現在の病院名となった。1991年には4代目の笠置康（かさぎ・やすし）先生が病院長に就任。笠置病院長の専門は漏斗胸（ろうときょう）治療を中心とした胸部・心臓血管外科。筋層下に漏斗胸矯正の体内固定用プレートを植え込むNuss（ナス）法は同院の得意分野であり、骨が硬い大人にも適用可能だという。地域医療を支える救急医療機関としてだけでなく、全国からも広く患者を受け入れ、患者に寄り添った治療を提供している。（取材日2019年4月3日）