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大原 清仁 院長、大原 靖仁 先生、大原 邦仁 先生の独自取材記事

高木病院

(名古屋市瑞穂区/瑞穂運動場西駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市営地下鉄桜通線の瑞穂運動場西駅から徒歩1分の場所にある「高木病院」は、1954年に開業した有床病院。現在は、2代目院長の大原清仁院長とその息子である大原靖仁先生、大原邦仁先生の3人体制での内科、外科、整形外科に加え、リハビリテーションや非常勤医師による心臓血管外科などの幅広い診療を展開している。また、足や便秘・下痢を専門とする診療にも力を入れ、患者のさまざまなニーズに対応。「昔からのなじみの方も多く、地域の皆さんに支えられてここまで来たと感謝しています」と話す大原院長を2人の息子たちが内科と整形外科でバックアップし、医療を充実させている。その3名に病院の成り立ちから現在と今後の診療までそれぞれの視点から話を聞いた。
(取材日2019年2月19日)

親子3人が力を合わせ患者のニーズに応える医療を展開

まずは、病院の歴史を教えてください。

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【大原院長】初代院長の高木邦雄が、有床の病院「高木外科」として1954年に開業しました。高木は消化器外科の医師であり、患者からの信頼も厚かったようです。当初は23床だった病床も67床に増床して「高木病院」に名称変更しました。1982年、高木が60歳の若さで急逝。高木の次女の婿であった私は名古屋大学で糖尿病を専門に学び、当時は老年内科の教官でしたが、急きょ職を辞して後を継ぐことになりました。来られる患者さんは圧倒的に外科が多かったため、私は外科の勉強をし直し、名大第一外科から医師を派遣していただくなど支援を頂戴して、これまで診療にあたってきたわけです。数年前に私の息子2人が、総合病院での長い勤務を経て、靖仁は内科、邦仁は整形外科の医師として加わり、幅広く対応できる体制が整いました。

内科を担当されている靖仁先生のこれまでの経験をお聞かせください。

【靖仁先生】今は、がんの手術から便秘治療まで幅広い診療をしています。子どもの頃から医療情勢を見て育ったので、学生時代から医療の未来像を考えていました。医師となってからは、最終的にこの病院に勤務することを考え、10年間は三次救急医療機関や在宅専門クリニックなど、積極的にさまざまな医療現場を渡り歩いてきましたね。いろいろなところに忍び込むのが好きなので(笑)。消化器内科での経験から内視鏡手術も行いますが、この技術もいずれは当たり前になってくるでしょう。時代とともにバリエーションが豊富になって医療の形態も変化するということを踏まえ、地域の病院として、急性期の患者さんから緩和ケアまで、ニーズに合わせた医療ができる体制で臨んでいます。

便秘治療は、一般の外来とは別に時間を設けて診療されていますね。

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【靖仁先生】私は、医師となった時から便秘に関心があって、趣味のような感じでこそこそと(笑)、治療をしていました。消化器内科では、便秘の患者さんが意外と多く、何とか力になりたいという思いもあって治療を続けていました。当時は、便秘の治療をしている先生も少なく、これといった指針もない中の独学でした。患者さんと相談しながらの試行錯誤でしたが、それでも少しずつ結果につながり患者さんにも喜ばれ、自信もついたので、こそこそではなく(笑)、便秘の診療に絞った時間を設けました。今では内科の中心になるくらい、多くの患者さんが来院されています。

ただ安静にしているだけでない積極的な保存療法を提案

整形外科を担当されている邦仁先生のこれまでの経験を教えてください。

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【邦仁先生】整形外科の医師になり、特に足に興味を持ち、専門性を高めてきました。きっかけは、整形外科に入局後に足の珍しい骨折の症例にあたり、指導医と一緒に論文を書いたことです。足は細かい骨と筋が複雑な構造になっていて、そこに興味を惹かれたのもありますね。その後、足の勉強会にも積極的に参加し、奈良県立医科大学で1年間、国内留学をして学びました。電車に乗っていても、靴の状態や歩き方など、つい乗客の足元を見てしまいます。

足を専門に診る時間も設けていらっしゃいますが、どんな症状の患者さんが多いんですか?

【邦仁先生】足底腱膜炎や外反母趾、リスフラン関節靭帯損傷、捻挫、変形性関節症など、さまざまですね。成長期のお子さん特有の骨の病気もあれば、骨粗しょう症による高齢者の骨折もあり、年齢層も幅広いです。スポーツ医学も学んできましたので、各種スポーツのけがにも対応しています。クラシックバレエやラグビー、サッカーなど、運動や競技によって痛めやすい部位が違いますが、私自身もテニスや卓球、フットサル、ゴルフの経験がありますし、バレーボールチームの診療も行っていますので、「けがをしていても早く競技に戻りたい」という選手の気持ちもよくわかります。そういった方のためにも、新しい治療機器があれば取り入れて、積極的な治療をしています。

整形外科での積極的な治療とはどんなものなのでしょうか?

【邦仁先生】恩師の教えですが、これまで一般的に積極的治療というと手術療法、消極的治療というとリハビリなどの保存療法と考えがちでした。しかし、昨今では、エコーなど医療機器の発展があり、エコーガイド下での注射や体外衝撃波治療などの先進の機器による治療ができるようになり、積極的な保存療法を提供することができるようになりました。治るのをじっと待っているのではなく、保存療法であってもいかに良い治療ができるかを考えていきたいですね。その積極的な保存療法の一つとして、2016年から衝撃波を患部に照射し、足底腱膜炎や腱付着部炎なとの多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした体外衝撃波治療装置を導入しました。注射よりも侵襲が少なく、筋肉のつけ根などの症状改善が期待できます。難治性の足底腱膜炎以外は保険が適用されないのですが、肩や肘にこの治療を受けたいという患者さんが遠方からも来院されています。

靴を専門にした診療時間も設けています。それも積極的な保存療法の一つになるのですか?

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【邦仁先生】そうですね。足の症状を改善につなげるには、靴選びも大切になってくるので、ドイツ靴医学を学び、ご自身も豊橋でクリニックの院長をされている塩之谷香先生に月に一度来ていただいています。日頃、履いている靴を持ってきていただいて、実際に歩き方をチェックし、靴の選び方や正しい履き方のアドバイスを行い、治療上必要と判断すれば患者さんの足に合わせたインソール作製をしています。靴選びによって歩き方も変わることが期待できますので、長く足のトラブルに悩んでいる方にはお勧めです。

今後は、病気を未然に防ぐことにより注力していきたい

内科の治療には漢方も使われているそうですね。

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【靖仁先生】漢方薬を使い始めたのは13年前ぐらいです。当時は、西洋医学と漢方を併用するという考えがあまり浸透していませんでしたが、便秘治療に効果が期待できることもあり、積極的に使っていました。今は40種以上を使い、消費量も瑞穂区の中でも多いほうだと思います。内科に訪れる患者さんは、医学的にグレーゾーンとなる不定愁訴を抱える方が多く、それをいかに経験を踏まえて漢方薬を処方できるかが重要だと考えています。

読者へのメッセージをお願いします。

【邦仁先生】近隣の足の専門の先生方と2ヵ月に1度「名古屋足の連携の会」という勉強会を開いて、難しい症例を相談し合っています。この病院も今後、東海地区を引っ張っていくような存在になりたいですね。地域の方々の足の悩みがなくなるように努めていきますので、小さなことでもぜひ相談してください。また、名古屋市立大学病院や中京病院、名古屋第二赤十字病院から退院した方のサポートを行う病院としての役割も担っています。運動機能や生活動作の回復をめざすリハビリにも力を入れ、理学療法士も今年、増員しました。今後もチーム医療で患者さんをサポートしていくつもりです。

最後に、今後の展望をお願いします。

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【靖仁先生】この地域の患者さんは昔から住んでいらっしゃる高齢の方が多いですが、最近はマンションも立ち、20代30代の方も増えつつあります。これからの開業医の医療は、病気治療というよりも病気になる手前の症状を改善して病気を未然に防ぐことにも注力していく必要があるのではないでしょうか。いずれ検診に変わって遺伝子レベルで病気を未然に防ぐことが主になると思っています。当院では、各種検査も導入しており、今後も充実させていきますので、ぜひ活用して病気を防いでいただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

体外衝撃波疼痛治療/1万5000円~ (難治性足底腱膜炎に対する治療は保険適用)
カプセル内視鏡/ 11万円※自費の場合 (保険適用もあり)

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