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富安 聡 院長の独自取材記事

とみやす整形外科クリニック

(名古屋市守山区/小幡駅)

最終更新日:2019/08/28

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名鉄瀬戸線小幡駅から徒歩10分の閑静な住宅地にある「とみやす整形外科クリニック」。前身は富安聡院長の父が開院した「富安病院」で、脳神経外科の救急病院として長年地域の人々に親しまれてきた。その敷地に整形外科医院として新規開業したのが2014年。モダンな外観の医院に一歩入ると、天井が高く解放感あふれる空間が広がる。待ち時間を長く感じさせないよう、椅子一つにも気を配っているそうだ。スポーツ外傷やリウマチ治療が専門の富安院長は、体全般の痛みを解決するエキスパート。「痛みの程度は人それぞれ。最近は心因性による痛みを訴える人も多いです」と語る院長に、内科も掲げ総合的診療を提供する同院の特徴や、専門であるスポーツ外傷やリウマチ治療のこと、地域への想いを語ってもらった。
(取材日2016年6月15日)

整形外科を中心とした総合的なクリニック

2年前にこの場所に新築移転されたのですね?

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はい、もともと今駐車場になっているところに父が始めた病院がありまして、内科・外科・脳神経外科を標榜していました。私は1991年に愛知医科大学医学部卒業をして、大学の附属病院や水野病院などに勤務した後、1998年に病院を引き継ぎ、しばらくは父がつくった病院の形を継承していましたが、2年前に今の形にして、整形外科を中心としたクリニックとして新たなスタートを切りました。しかし現在も、前院時代から来てくださっている内科の先生がいらっしゃいますので、痛みやしびれなど整形外科に来院した患者さんでも、原因が内科の場合は、他の病院に通うことなく当院で治療を受けることができます。

小さい頃から、医師をめざしていたのですか?

父は医師でしたが、私自身は医師になるつもりはありませんでした。父が開院した病院は救急指定病院だったので、毎晩のように救急車が来るものですから「大変だなあ」という気持ちの方が強かったですね。そのため、高校時代もさほど勉強せず、目標もないまま学校に通っていました。でも高校3年生の進路指導の面談のとき、私の家が病院だと知っていた担任の先生に「君には医者は無理」と言われ、負けず嫌いで勉強を始め、医学部をめざすようになりました。

整形外科を選ばれたのはなぜですか?

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私が医学部に通っていた頃は、今のようにすべての科を経験してから専門を選ぶ形ではなくて、すぐに専門を選ぶ形だったのですね。スポーツも好きでしたし、将来的に関連の科目を極めていきたいと思い、それが実現できる整形外科を選びました。同じ想いを持った同級生が2人いて、彼らも整形外科を専門にしたのも大きいですね。幅広く診ますが私の専門は、整形外科の中でも足の関節外科です。そのため、スポーツ医としてさまざまなケガの治療を経験してきました。

ケガの治癒には休息がいちばん。無理は禁物

先生はスポーツ医の資格もお持ちなんですね。

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はい。当院にはスポーツを本格的にやっているお子さんが来院しますが、子どもたちはケガをしていても休まないんですよ。スポーツが好きで、やりたくてやりたくてしかたがないというわけです。しかし、声を大にして言いたいのは、「ケガをしたら休みなさい」ということ。あまり頑張りすぎないでほしいですね。ケガの回復には休息がいちばんなのです。診療では治療しながらそういったこともわかりやすく説明し、アドバイスしています。

具体的にはどのように説明しているのですか?

人体模型や、ときにはイラストなども使ってわかりやすく説明しています。それでも、「今度の日曜日に試合を控えているから」と無理をして、結局症状を悪化させてしてしまうお子さんがいますが、スポーツの外傷の場合は、指導者が休む指導をすることが大事。しかし実際は、整形外科医も人によって言うことがまちまちで、「ギプスを巻いたら運動してもいい」という考えのドクターもいるんです。しかし、たとえギプスをしていても、ケガをしたら休むのが基本だと私は考えます。患者さんたちもどうか自己判断しないで、少しでも疑問があったら信頼できるドクターに相談してほしいですね。

こちらは、リハビリ室も広いですね。

はい。姉が理学療法士兼事務長をやっています。リハビリにも安心して通っていただきたいですね。スポーツ外傷のリハビリのほか、交通事故による外傷のリハビリも多いですね。通う頻度や期間は人によってまちまちですが、平均で3ヵ月ぐらいの期間で通う人が多いですね。

整骨院、接骨院に通う人も少なくないようですが、整形外科との違いは何でしょう。

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整形外科はレントゲンで骨の状態などを診るのが、整骨院や接骨院との大きな違いでしょうか。初期診断は整形外科にしてもらって、そのあと整骨院、接骨院に行ってもいいのではないかと思います。「整形外科は夜遅くまで診療していないからと」などといった理由で、医者にかからないケースもあるかと思いますが、初期診断は整形外科医院で、その後整骨院や接骨院で。そういう連携が取れるといいと思います。

陥入爪、巻き爪にも対応、リウマチで困ってる方も救う

最近増えている病気、症状はありますか?

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最近は、生活様式が変化したせいか、巻き爪の患者さんが多いですね。これは、ハイヒールなどを履いて、足に負担がかかることも原因のひとつです。ひどくなると歩けなくなってしまう方もいらっしゃいます。当院ではこうした巻き爪に、ワイヤー治療を行います。超弾性のワイヤーを爪に埋め込んで内側に巻く癖のついている爪を矯正し、痛みを緩和するのです。12年前から、もう300例以上の治療を行ってきましたが、好評をいただいています。

リウマチの専門医でもあるとお聞きしました。

今はインターネットが発達して、あらゆる情報が手に入るため、自己判断で「リウマチではないだろうか」と決めつけて来院される患者さんが多いと感じます。あと、「親戚にリウマチ患者がいるので、自分もそうではないかと心配で」と訪れる方も多いですね。リウマチの症状は百人百様で、血液検査でもわからないことがあります。臨床症状、観察症状など、診断が難しく、経験がないとできない診療ですが、それでもリウマチの領域は治療が進んできましたね。痛みを早く取る注射、点滴が出てきましたから、診断が早期につけば早く楽にしてあげられます。上手に見つけて、きちんと治せて、最終的に患者さんに喜んでいだけたときは、医者冥利に尽きますね。昔は診断されなかった病気も診断できるようになってきていますので、気軽にご相談いただきたいです。

症状によっては、内科の診断も必要なものがありそうですね。

先ほどもお話ししましたが、父の代から来ていただいている内科の先生が今もいらっしゃいます。愛知医科大学のプライマリケアセンター長をされていたり、准教授をされていた経験・実績ともに豊富な先生方で、質の高い内科診療を提供しています。また当院は、胃カメラや心エコーも完備していますので、大学病院レベルの内科、整形外科の総合的な診療が可能です。私の父は早くに亡くなり、私が病院を引き継いだのですが、長く来ていただいている先生方のほか、姉やおじ2人、妻など、家族も病院の運営に携わっています。また、スタッフにも大変恵まれたおかげで、なんとかこれまでやってこれました。その点、本当に感謝しています。当院では、そういう家族経営の温かさを大事にしていて、スタッフはみんな、患者さんへの温かい対応を心がけています。

最後に、メッセージをお願いします。

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私はこの守山区で育ち、この地域が大好きです。これからも感謝の気持ちを忘れず、地域に根差した治療をしていきたいですね。最近はメンタル面が原因で、腰痛など体に不調を起こす方も多いです。一口に「腰が痛い」といっても、人によって原因はさまざまです。患者さんお一人お一人のお話をじっくり聞いて、診療していきたいと思っています。最近は情報が多いので、自己判断で不安になってしまう人もいます。それよりは受診されて、何もないとわかる方がいいのではないでしょうか。人それぞれ痛みのレベルが異なりますので、いつもと違う症状があれば、来院していただきたいですね。

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