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井川 明彦 先生の独自取材記事

いがわ医院

(高松市/栗林公園北口駅)

最終更新日:2021/10/12

井川明彦先生 いがわ医院 main

ことでんバス中野町駐留所から徒歩1分、JR高徳線の栗林公園北口駅から徒歩7分、高松市の中心部を南北に貫く中央通りに面した一角に「いがわ医院」がある。整形外科、リハビリテーション科、内科を中心に、形成外科、耳鼻咽喉科、眼科も診療し、地域医療を総合的に支えてきた町のかかりつけ医院だ。2020年4月、院内に新たに開設された歯科診療室では、一般歯科および小児歯科に加え、寝たきりの高齢者など通院困難な患者のための訪問歯科診療を実施。幅広い患者層を対象とした歯科診療を提供することで、地域医療にさらなる貢献を果たしている。歯科科長を務める井川明彦先生に、歯科開設までの経緯や診療の特徴など、いろいろと話を聞いてみた。

(取材日2021年6月1日)

医科・歯科が連携して診ることができるのが強み

こちらで歯科を開設されるまでの経緯を教えてください。

井川明彦先生 いがわ医院1

祖父の代から病院経営をしていた環境に育ったので、自分も医療系に進みたいという気持ちはありました。祖父も父も整形外科の医師で、交通事故や切断指などの大ケガの手術で患者さんを治していたので、分野は違っても自分の手技で評価される仕事がしたいと思い、歯科医師を選びました。また父の代から整形外科、内科、形成外科、耳鼻咽喉科、眼科などはすでに診療をしていたので、そこに歯科も加われば、地域の方々にとってよりプラスになるのではないかとも考えました。大学卒業後は、入れ歯治療を得意とする先生のもとで研鑽を積む一方で、天然歯をできるだけ残したいという思いから、歯周病の治療と予防にも力を入れてきました。その後は小児矯正と、外科分野を得意とする歯科医院への勤務を経て、2020年4月にここで歯科を開設しました。勤務してきた歯科医院それぞれの良いところを取り入れ、それを患者さんに還元していきたいですね。

同院における歯科の特徴を教えてください。

一番の特徴は、同じ医院の中で内科をはじめとする医科と連携して診ることができる点です。スタッフの中には管理栄養士もいるので、食事指導や食育の面でもお役に立てると思います。また、歯周病に精通する歯科医師もおりますので、歯周病治療・メインテナンスに力を入れています。老人介護施設に入居している方や、自宅で寝たきりのお年寄りなど、通院が困難な方のための訪問歯科診療も行っています。

院内の設計や昨今の院内感染対策などでこだわったところはありますか?

井川明彦先生 いがわ医院2

院内の設計では、身体の不自由な方でも安心して来院できるよう、入り口に手すりやスロープを設置して段差をなくしております。また、診察室は完全な個室だと患者さんが構えてしまったりするので、パーティションで区切ることで、プライバシーを保ちながら閉鎖的にならないようにしました。院内感染対策としては、手指消毒はもちろんですが、ヨーロッパの厳しい基準をクリアしたクラスBのオートクレーブによる治療器具の滅菌や、治療中の飛沫を防ぐ口腔外バキュームの使用など、衛生管理を徹底しています。

患者とのコミュニケーションを重視した診療方針

患者さんと接する際には、どのようなことを心がけていますか?

井川明彦先生 いがわ医院3

まず、笑顔で接するように心がけています。歯科医院というと「怖い、痛い、行きたくない」というイメージがあると思いますが、極力そういったことを感じさせないようにしたいですね。患者さんとのコミュニケーションも重視し、初診時には1時間程度かけてカウンセリングを行っています。治療中にもできる限り説明をするようにして、何をされるかわからないという不安や恐怖心を与えないように気をつけています。

口腔内のケアに対するお考えをお聞かせください。

口腔内を良い状態に保つことで歯周病や虫歯を予防しようという意識を大切にしたいですね。歯というのは一度削ってしまったら元に戻らないので、できるだけ削らなくて済むように、虫歯になってから治療するのではなく虫歯にならないようなケアを心がけています。歯周病は、進行しないように定期的なメインテナンスが大切と考えています。また、誤嚥性肺炎や動脈硬化などの全身性疾患との関わりもあるので、注意しています。

具体的にはどのように治療しているのですか?

井川明彦先生 いがわ医院4

まず、歯や歯茎の状態を調べた上で歯のどこに汚れがついているかの検査をします。その後、歯の汚れている場所を患者さんとともに確認し、その人に合った歯磨きのやり方を歯ブラシや補助器具の使い方を含めてお話ししていきます。歯の汚れがついたままだと、虫歯や歯周病の治療に影響するためです。その後、虫歯や歯周病の治療をします。歯周病が進んでいる場合は、歯周ポケット内部の汚れを除去し、外科的な処置を行うこともあります。ご自身で口腔ケアができない方の場合は、歯科医師や歯科衛生士による口腔ケアを行い、スポンジブラシの使い方など口腔内の状態を良くする方法をご家族、介護士、看護師たちに、その方に合ったやり方を指導します。

定期的なメインテナンスで歯周病の予防を

歯周病の予防はどのようにするのですか?

井川明彦先生 いがわ医院5

治療終了後、お口の中の汚れのつき具合、治療した虫歯の数や歯周病の進行度に合わせてメインテナンスの間隔を決めます。定期的にメインテナンスをし、治療した歯や歯茎を再び治療することがないように常にチェックしています。メインテナンス時には、再度、歯茎の状態を調べ、歯や歯茎の境目に付着した汚れを除去します。歯磨きのやり方、歯ブラシや補助器具の使い方等も併せて確認していきます。

趣味や、プライベートで楽しんでいることはありますか?

もともとバドミントンをしていたのと、少し前まではキックボクシングをしていました。東京に住んでいた時はジムに通っていて、こちらでも2ヵ所くらいのジムに行ってみましたが、ここ1〜2年くらいはなかなか時間が取れないので、やっていません。なぜキックボクシングを始めたかというと、勤務医時代の上司がボクサーであり、ロック歌手でもあったんです(笑)。都内で開業されている方なのですが、その先生の影響です。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

井川明彦先生 いがわ医院6

患者さんの中には「歯科医院は怖い」というイメージがいまだ根強く残ってる方もいますが、そういった先入観にとらわれずに気軽にいらしてほしいですね。また、妊婦さんを対象とする診療も行っています。妊娠中はホルモンの影響で歯周病になりやすいためです。都内の小児矯正を専門とする歯科に勤務していた時に知ったことですが、子どもの頃から歯科に通院していた人とそうでない人を比べると、子どもの頃から通っている人のほうが継続性があり、歯に対する意識も高いことが多いのです。そういったことから、生まれてくるお子さんにも小さな頃から虫歯や歯周病に対して高い意識を持ってほしいです。子どもからお年寄りまで、幅広くお口の健康に関わっていけたらと思います。最後に、口の中を清潔にしていても、3ヵ月くらいで歯周病菌は繁殖してくるといわれているので、何も症状がない場合でも、3ヵ月から半年に1回くらいは、メインテナンスをお勧めします。

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