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足立宏太 院長の独自取材記事

駒沢あだち整形外科

(世田谷区/駒沢大学駅)

最終更新日:2019/08/28

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東急田園都市線駒澤大学駅の駒沢公園口から、自由通りを駒沢オリンピック公園に向かって徒歩2分。壁にはグリーンの葉、楕円形のガラス窓を配した、洒落たビルの3階にある「駒沢あだち整形外科」。扉を開けると清潔感のある真っ白な壁とソファーに目が行く。受付、待合室、さらに扉の奥には広いリハビリテーション室がある。「院長室を無くしてでもリハビリ室のスペースを確保したかった」と話すのは足立宏太院長。スポーツマンである院長は、ケガの治療だけでなく、運動する人達のサポートをしたいという院長のこだわりだ。患者個別の計画書を元に、専任の理学療法士がマンツーマンで専門的リハビリテーションを行う。地域に根ざす医師として、ケガや病気だけでなく、家族背景やライフスタイルを含めて、患者と向き合っていきたいという足立院長に話を聞いた。 (取材日2014年8月25日)

ロコモティブシンドロームを防ぐために

なぜこの場所に開院されようと思われたのでしょう?

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私はランナーで、自宅が比較的近所なこともあり、駒沢公園でよく走ります。それで開業するなら、駒沢公園近辺と決めていました。駒沢公園には、ランナーはもちろん、運動している人がとても多いんです。私自身が大好きな駒沢公園で、運動している人達をサポートしていきたいと思っています。医院のロゴは、ランナーをデザインしているのですが、そういった意味を込めているんです。

周りに溶け込んだとてもおしゃれな外観ですね。

おしゃれすぎてご高齢の方が入りにくいんじゃないかってちょっと心配しています。でも、この辺りを行き来されているご高齢の方はおしゃれだし、運動好きのようなので大丈夫だとは思っていますけれど……。駒沢公園では、毎朝6時半から有志の方が集まってラジオ体操やっているんですよ。ご高齢の方も若い方もそれこそ何百人も集まっています。私もときどき参加するのですが、あれだけの人が集まるのだから、皆さん運動が好きで、興味が強いのでしょうね。

院長が考えられる理想のクリニック像を教えてください。

自分の生活エリアでクリニックをやっていくということにもつながりますが、運動機能の障害から要介護になるリスクが高い「ロコモティブシンドローム」のような状態にならないための、予防医学に力を入れていきたいと考えています。「あのクリニックに行くと、痛いところを治すだけではなく、足腰が弱くならないように、トレーニング方法を教えてもらえるよ」と、そう言っていただけるようになりたいですね。このエリアに住んでいるスポーツに興味がある方、何か運動したいけれど自信がなくて二の足を踏んでいる方に、私がひと押ししたり、サポートできたらいいですね。最初は痛くて来院された患者さんが、最終的にはスポーツに興味を持って、楽しみたいという気持ちになっていただきたいんです。最近国が平均寿命ではなく、健康寿命を延ばしていこうとしていますが、私もこの場所で開業する以上は、患者さんが介護を受けずに元気で過ごせるように、地域の方々に少しでも貢献していきたい、そう思っています。

広いリハビリ室はそのためのものですか?

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そうです。リハビリ室のスペースを確保するために、院長室を諦めたくらいですから(笑)。45平方メートル以上、専任の理学療法士が2人以上という、いわゆる「基準2」という施設基準に準じています。この広さを確保できているクリニックはこの地域ではあまりないと思いますよ。痛いところを治した後は、スポーツに興味を持った方が体の下地作りができるように、リハビリの知識を持った理学療法士による治療を大切に考えています。

トライアスロンをやっているから、スポーツをする人の気持ちを理解して治療できる

医師、そして整形外科医をめざされたのはなぜですか?

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医師になろうと思ったきっかけは、小学生の頃、いわゆる捻挫ですが、足をひねることが頻繁にあったためです。治療のために通った病院で、適切な処置をしてくれる医師を見て、将来は私のように痛みでどうにもできない人を助けられる人になりたいと、漠然と思ったんです。大学卒業後、日本医科大学の救命センターに勤務していたときには、たくさんの外傷を負った患者さんを数多く診ました。救命センターに来る方は、命は救われても元気に帰れない場合が多かったんです。そんなときに整形外科の病棟を廻り、ケガが治って元気に退院していく患者さんの姿を見て、心を打たれたんです。それが整形外科の魅力であるし、私が整形外科医になろうと思った理由です。

駒沢公園を走ると伺いましたが、何かスポーツをされているのですか?

トライアスロンをやっています。トライアスロンは、スイムを3.8km、バイクを180km、そしてフルマラソン42.195kmを走ります。トライアスロンがブームだった高校生のときに、あまり泳ぐのが得意ではなかったので、「いつかはチャレンジしてみたいね」って友達と話していたんですよ。そんなことすっかり忘れていたのですが、社会人になって地方に出張したとき、たまたま近くのプールへ泳ぎに行ったんです。そこでたくさんの小さい子どもたちが楽しそうに泳いでいる姿を見て、「私が泳げないわけはないじゃないか」と、水泳にのめり込んじゃいました(笑)。泳げないことがずっと引っかかっていたんですね。でも、練習していくうちに、最初は50mしか泳げなかったのが、100m、400m、1000mと距離が伸びて、今では何kmでも楽に泳げるようになりました。走るのはもともと好きだったし、大学時代はアメリカンフットボールをやっていたので、それほど苦じゃありませんでした。今年宮古島の大会に出場したときのタイムは、9時間27分くらいです。けっこう早いほうだと思いますよ(笑)。100番以内に入ると、シード権がもらえるので、次は抽選無しで出場できるというのが、最近のちょっとした自慢なんです。

過酷なスポーツに思えますが、トライアスロンのどんなところに惹かれるのでしょう?

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トライアスロンはやればやるほどタイムが縮むんです。体力だけを考えれば10代、20代と年齢が高くなればなるほど落ちていきます。でもトライアスロンの場合は、50〜60代になっても速い人はたくさんいます。自分の努力次第でタイムが縮むというのが一番の魅力ですね。普段の練習では、走るのは専ら駒沢公園です。大会に合わせて練習するので、多いときは30km、大会がなくても10kmは走っています。水泳は自宅近くにあるスクールで、週3回、朝6時から練習しています。バイクは、休日に朝5時に家を出発して、山梨方面まで走ります。4歳と1歳の子どもと遊ぶために、10時頃までに家に帰ってこられるようにしているんです。よくフルマラソンを走ったら止められないと言いますけれど、トライアスロンも同じだと思いますよ。終わると本当に感動するんです。トライアスロンをしていることで、スポーツをする方の気持ちも理解した上で診療できるのが強みにもなっています。

普段の生活にウォーキングとストレッチを取り入れる

予防医学という観点から見て、どのような症状の方がリハビリが必要なのでしょう?

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例えば肩が痛くて方が上がらない人がいつか治るから、とそのままにしておくと、拘縮、つまり筋肉が固く、がちがちになってしまいます。腰痛も同じです。そういう方にはまず痛みを取ったり、血行をよくしたりするために電気をかけます。特に筋肉を痛めたときは、まず電気で筋肉をやわらかくしてから理学療法を始めた方が効果があります。お風呂上がりは血行が良くなるから、ストレッチをすると動きやすくなりますよね? それと同じです。電気療法の後は、理学療法士がマンツーマンで可動域を広げるために負荷をかけたり、動かしたりします。患者さんお一人お一人のリハビリ計画書に沿ったリハビリを進めることで、機能向上や回復を図るのです。

普段の生活の中で、健康を保つためにできる簡単な運動を教えてください。

一般的にも言われていることですが、ウォーキングとストレッチですね。ウォーキングの効果をきちんと出したいなら、「インターバルウォーキング」をお勧めします。同じ1kmを歩くのでも漫然と歩くのではなくて、その中で例えば、100mは早歩き、200mはゆっくり、というように、交互に緩急をつけて、心拍数を上げていきます。緩急をつけることで筋肉も使いますから、より効果が期待できます。ストレッチは、患者さんご自身の生活のサイクルの中で無理なく取り入れればいいと思います。血行が良くなっているお風呂上がりでもいいし、朝起きて固い体を、じっくりほぐしていくのもいいですね。

整形外科医の立場から最近気になっている症状や、私たちが健康に生活をするためのアドバイスをお願いします。

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骨粗しょう症を患う方の増加が気になっています。特に女性の場合、閉経後にがくっと女性ホルモン量が減少するため、骨密度が減り、骨粗しょう症になりやすいといわれています。ほかにも、最近日焼けや肌トラブルの面から、紫外線に当たらないほうがいいと考える方が増えたせいか、紫外線予防に過敏になっている方が増えているように感じます。それは大人に限らず、赤ちゃんの頃から、紫外線を浴びさせないような傾向も見受けられます。それだけでなく、お母さんも日光を浴びないものですから、ビタミンDが活性されないため、母乳を飲む赤ちゃんはビタミンDが不足してしまいます。重症になると「くる病」になってしまうケースもあるんです。だから、整形外科医の立場からは、多少は日光に当たった方がいいということをお伝えしたい。後々の骨粗しょう症にも影響があるんですよ。さらに、スマートフォンを使うときの姿勢にも気を付けてほしいです。画面を見ようとするとどうしても猫背になりがちですよね。気をつけていないと、肩こりや腰痛につながると思うんですよ。お子さんのことでいえば、ちょっとどこかにぶつけたと言って、本人が痛がっていないのに、すぐに病院に駆け込まれるお母さんが増えています。心配なのはよくわかりますが、痛みが続いている、普段と違う痛がり方をしているなど、お子さんの様子をよく見てから受診するといいと思います。

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