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阿部 智行 院長の独自取材記事

慶真整形外科

(三鷹市/三鷹台駅)

最終更新日:2019/08/28

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京王井の頭線三鷹台駅から徒歩1分の好立地、クリニックビルの2階にある「慶真整形外科」。三鷹台、井の頭周辺はもちろん、井の頭線沿線やJR中央線吉祥寺、西荻窪駅からもアクセスしやすい。阿部智行院長は、2014年の開業前から膝に関する治療を専門とし、現在までに多数の手術を手がけてきた。他院と連携を密に取り、同院から紹介した患者を自ら病院で手術することも少なくない。地域住民にとって頼りがいのある阿部院長に、医師になったきっかけや医院の特徴、今後の展望について詳しく聞いた。
(再取材日2018年10月22日)

幼少時の憧れを初志貫徹し、整形外科の開業医に

どのような経緯から医師をめざされたのですか?

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私はよくケガをする子どもで、近くにいつもお世話になっている整形外科の開業医の先生がいました。ケガの原因はスポーツが多く、手や足首の捻挫、膝の靭帯損傷を負ったこともあります。その度に先生の治療を受け、だんだん整形外科の開業医に憧れを持つようになったんです。加えて、整形外科の医師というのはどちらかというと体育会系の熱い先生が多いのですが、その先生は紳士的で穏やかなお人柄で、そういった部分にも惹かれるところがありましたね。大学はその先生と同じ慶應義塾大学の医学部に入学することができました。卒業時に専攻する科を選ぶ際も、やはり昔の夢とイメージを大切にしたいと思って整形外科を選んだ次第です。

開業までの歩みをお聞かせください。

慶應義塾大学整形外科に入局し、荻窪病院や済生会神奈川県病院など大学の関連病院を多数回りました。整形外科は手、足、膝、股関節などさまざまな分野に分かれているのですが、済生会神奈川県病院や浜松のリハビリテーションセンターの膝専門の先生方の手術の精度が非常に高く感じ、そちらの分野に興味を持ったのです。決め手となったのは、防衛医科大学校に2年間、軟骨の研究で国内留学をさせていただいた時の経験です。膝の軟骨を使った研究に携わり、母校の大先輩である冨士川恭輔教授に師事したのですが、冨士川先生から刺激を受け、膝専門の医師を志したといえるでしょうね。その後は慶應義塾大学病院に戻って荻窪病院、済生会宇都宮病院、藤田保健衛生大学、北里大学メディカルセンターなどで経験を積みました。46歳になり、もともと抱いていた夢は何だったのだろうと考えた時に昔お世話になった地元の先生のお姿を思い出し、開業を決めたのです。

どんな患者さんが来院されますか?

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私が膝専門の医師ということでお子さんからお年寄りまで膝のお悩みを抱えた患者さんが多いです。かつて勤務した病院のつながりやクチコミによるご紹介で来られる患者さんも多いですね。吉祥寺から高井戸近辺まで井の頭沿線にお住まいの方に加え、西荻窪や荻窪、石神井のほうからもたくさん来院いただいております。症状では、膝の関節鏡、半月板損傷、靭帯損傷などのスポーツ外傷が多く、特に私がこれまで人工関節手術を多く経験してきたことを知って来院してくださる方が少なくありません。人工関節は整形外科の中でも喜ばれやすい手術であり、安定した治療法といわれています。ほかに関節鏡の手術やスポーツ外傷によるリハビリや治療の相談で来院される方がいらっしゃいます。

手術から術後のリハビリまで地域で完結する強み

膝を悪くする原因にはどのようなものがあるでしょうか?

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疾患にもよりますが、スポーツ外傷はスポーツが原因ですし、人工関節の手術を施さなければいけない症状に関しては加齢による変化がほとんどですね。加齢による変化に体型や体重、ケガなどのさまざまな要因が加わって関節が壊れてしまったケースに対して、薬やリハビリなどの保存的な治療が効かない場合に手術が必要になるわけです。自分のクリニックを開業すると手術ができない立場になるのが当たり前ですが、私は連携している病院で週に1度、開業後も人工関節や関節鏡の手術を手がけています。手術後も当院に通っていただいてリハビリを含めて私が診ていくという形です。病院にいるとどうしても専門に分かれてしまい、視野が狭くなりがちです。それに対して、当院は患者さんに地域に密着した医療に加えて人工関節の手術という先端の医療を提供しているので、保存治療だけでなく手術治療という選択肢も考えて、患者さんに医療提供できるのが強みです。

人工膝関節手術を行うのはどのようなケースですか?

やはり患者さんの痛みの程度や生活上の不便さの程度で判断しますね。日常生活で痛みが顕著になってきたら、エックス線写真を撮って関節の破壊程度が大きい場合も手術を勧めます。当然、手術の前に内服や注射などのさまざまな保存療法を行っても効果が得られない、患者さんも痛みで日常生活に制限が生じているとなったときに初めて手術を勧めるというわけです。手術の多い病院だと、手術を前提に話を進めることが多いのですが、当院は患者さんと十分に相談し、可能な限り手術以外の方法も検討し、最終的に必要な場合に相手の気持ちを慮って手術の適応を選んでいるつもりです。生活する上で、例えば、近くのスーパーに行けなくて困るとか、家族や友人との旅行に行けなくなってしまったという患者さんには膝関節手術が適していると考えられます。

設備面やスタッフの特徴についてお聞かせください。

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現在理学療法士が常勤で5人、非常勤で2人在籍し、スポーツ障害をはじめ整形外科のあらゆる病気やケガ、手術後の患者さんに対応できる、経験のある理学療法士がそろっています。設備面では、物理療法の際に用いる、痛みの深部にまでアプローチできる近赤外線治療器を導入している点が特徴です。その他にも干渉波治療器やSSP治療器、ウォーターベッド、けん引装置など、整形外科のクリニックとして必要なものはそろえています。また、筋力測定装置を使用して膝のリハビリおよび手術後の客観的評価を行っております。膝の手術後に回復具合を測るのは非常に大切な経過観察のポイントです。また、高齢化が進むにつれて骨粗しょう症の方が増えていますが、当院は「骨塩定量検査装置」(DEXA)の導入により、迅速で精度重視の骨密度測定法が行え、患者さんに合わせた治療を提供できています。

真面目に真実味のある、真心のこもった医療を提供

患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることは何ですか?

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ありきたりな話ですが、なるべく優しく説明することですね。説明をする際も、お年を召された患者さんには「老化」という言葉は決して使わないようにしています。自分が年を重ねてクリニックを訪れた時、医師に「老化が原因ですね」と言われたら、とても残念な気持ちになると思うんですよね。老化というのは、言い換えれば「治りません」と頭ごなしにいっているのと同じことですからね。ですから、「今まで頑張ってきたお体なので痛んできたんでしょう」といった言葉で説明するように心がけています。

今後の展望についてお聞かせください。

膝専門の医師として地域医療に貢献し、今後もそれをなるべく真摯に続けることですね。欲をかくことなく利他の心、と言うとかっこよすぎるかもしれませんが、患者さんにとって利があるような医療を提供することが私の使命だと思っています。当院の理学療法士は私の手術を見て理学療法を学んでいるので、手術のリハビリに関してもかなりの知識と経験を持っています。膝の保存治療に関してよくわかっているスタッフに支えられて、手術後の患者さんにも応用が利く医療が提供できています。彼らの理学療法を受けるため当院に通われている方も非常に多いです。診療を通して自分のスキルアップを図れる理学療法士を育てていけたらなと思いますね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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整形外科全般に関して二十数年間、慶應義塾大学の関連病院で学んできたことを糧に、「慶真」という名前の如く、今後も患者さんに真面目に真実味のある真心のこもった医療を提供させていただきます。整形外科クリニックの利用法としては、ちょっとした捻挫でも膝の痛みが長く続くようなことがあればぜひ専門の医師に相談したほうがいいと思います。これまで民間療法で様子を見ていたら靭帯損傷や半月板損傷を放置して悪化を辿ってしまったというケースを多々見てきました。靭帯損傷などは最初痛みがひどくても数週間で治まるケースというのがあるのですが、それで治ったと言われて靭帯損傷を放置してしまっているケースは少なくありません。そのようなケースは、一度、専門の医師の臨床所見を取ってもらうことをお勧めします。

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