白金メンタルクリニック

今井莉香 院長

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大切にしたいのは、「今どんな治療を必要としているか」

―こちらには、先生がお二人いらっしゃるのですね。

いわゆる自由診療、精神心理や緊急対応。それに外国人往診は理事長が行い、私は一般外来をメインに担当しています。私は研修医勤務の後、海外の外国人専門病院に勤務。駐日公館と共助しつつ邦人駐在員やそのご家族の診療を行っていました。現理事長もその時代の同僚です。異文化の中で精神科治療をしたのは良い経験でしたね。しかしいつかは開業したいという思いがずっとあり、帰国後、法人院長を4年ほど経験し開業しました。勤務医時代の中では、いろいろな葛藤もありましたね。懸命に患者さんに向き合っていても、治療は可能なのですが治癒までは、どうしても時間がかかってしまう。カウンセリングで時間をかけて何度もお話をして、そのときは症状も落ち着くのですが、いざ患者さんが現実に直面すると、「あの時の納得はいったい何だったんだ?」となるんですよね。それは医師にとっても患者さんにとっても、相互にわかちあうべきテーマだと思います。要するに、もっと即効性、効率の良さが望めないかと思ったんですよね。その点、理事長は、「今、この情況で何が必要か」という優先ポイントを的確に押さえられていて、何度か一緒に仕事をし見習うべきところがたくさんあったので、今回も一緒に開業するに至りました。

―理事長先生の欧州スタイルの特色を教えてください。

まず一番恐れている、より重度な病気から鑑別していくことですね。精神科トリアージといっています。初めに症状ありき。じっくりと透察をかけるので、的確な診断や治療が可能になるんです。理事長は、患者さんの表情や言葉ひとつから、驚くほど多くのことを洞察できる方です。患者さん自身がうまく言葉で表現できないことを的確に言い当てることや、患者さんご自身でも把握していなかった過去にある原因や問題を見つけたりもします。初診の時は、それをもとにどこまでお話するべきか、また、どのように咀嚼して伝えていくか、そこをしっかりと見極めます。ズバリと言いあてられると患者さんは逃げてしまいますから(苦笑)。また個人によって治療のペースや方法が柔軟に変えられます。大きな病院に比べて、このように小回りが効くところが、当院のようなクリニックのいいところではないでしょうか。

―その一方、今井院長は漢方を活用されていらっしゃるのですか?

そうですね。漢方も西洋の薬もおおもとは同じじゃないですか。みんな草や木の根から(笑)。化学加工の産物で濃度や化学変化の産物です。科学者は自然の成分を抽出し人工的に六角をくみ上げていく、濃度と用い方の差だけで基本は本当にシンプルです。一方で漢方は自然原料に近いため様々な組み合わせが可能です。加えて副作用の少なさも特筆され、本来ならば少し強いお薬を処方する必要がある方でも、患者さんに体力の消耗の見られる場合、まず基礎体力と代謝バランスの調整のため、漢方薬で臨むことも多いですね。顕著な改善が見られれば、当然そちらの方が良いですし、もし急性期や早期処置が必要な場合、西洋薬、といったように使い分けています。何にせよ、お薬を使う場合は症と状に合わせた処方が大切で、「これじゃないとだめです」ということはあまり言わないよう心がけています。症状施薬ですね。

記事更新日:2016/01/24


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