全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月24日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市麻生区
  4. 柿生駅
  5. 医療法人英斗会 かとう整形外科
  6. 加藤 英治 院長

加藤 英治 院長の独自取材記事

かとう整形外科

(川崎市麻生区/柿生駅)

最終更新日:2019/08/28

41044 %e5%8c%bb%e7%99%82%e6%b3%95%e4%ba%ba%e8%8b%b1%e6%96%97%e4%bc%9a %e3%81%8b%e3%81%a8%e3%81%86%e6%95%b4%e5%bd%a2%e5%a4%96%e7%a7%912

大学病院や関連病院で、股関節の疾患をはじめ幅広く研鑽を積んできた「かとう整形外科」の加藤英治院長。駅前の建物1階という、整形外科としては理想的な物件との出会いを機に、以前から志していた開業を決意したという。理学療法士によるリハビリテーションや、骨粗しょう症診療、超音波検査を使った治療も行う充実した診療体制に加え、納得できる医療の提供という加藤院長の診療方針が受け入れられ、幅広い年代の患者が訪れるクリニックへと成長した。加藤院長の気さくで親しみやすい人柄や、スタッフの行き届いた対応も印象的だ。今後は、スタッフを拡充して、訪問診療や訪問リハビリテーションにも取り組みたいと意欲的な加藤院長に、クリニックの特徴や展望を聞いた。
(取材日2019年5月15日)

整形外科として理想的な場所と出会い、開業を決意

まず、開業までの経緯を教えてください。

1

実は、最初から整形外科をめざしていたわけではないんです。私の中では子どもの頃から医師、イコール内科という勝手な想像がありました。弟が小児喘息で小さい頃から病院にかかっていましたし、小さい頃に母を亡くしましたので、内科系の先生と触れ合う機会が多かったからかもしれません。ですから医学部卒業後、内科に進んだのですが、研修で救命救急センターに携わった時に、整形外科的な疾患の患者さんが次々と搬送されてくる光景に衝撃を受けました。もともと手先を動かす処置が好きだったこともあり整形外科に興味を持ったのです。その後も麻酔科の研修などで整形外科の手術に参加するうちに、整形外科への思いが強くなっていきました。ちょうど麻酔科の先生から、昭和大学藤が丘病院を紹介されたので、思い切って整形外科に進み、同院や関連病院で、整形外科の研鑽を積みました。

この柿生で開業されたきっかけや、開業時のこだわりを教えてください。

稲田堤のクリニックで整形外科を担当し、訪問診療や訪問リハビリテーションも経験していた頃から、開業したいと考えるようになりました。場所を探していたところ、駅からとても近くて1階というこちらが見つかったので飛びつく形で開業に踏み切りました。こだわったのは、段差のないバリアフリー設計と明るい雰囲気ですね。設備の面では、国際的な基準では腰椎と大腿骨の両方を測るようになってきているので、腰椎と大腿骨の両方の骨密度を調べられる機器を導入しました。あとはレントゲンにもこだわっています。撮って数秒で画像が送られてくるので、速やかに診断することができます。またリハビリテーション室を設けて、理学療法士によるリハビリテーションが受けられるようにしました。電気や干渉波を当てたりする物理療法と、運動療法を提供しています。

開業から約5年ですね。振り返ると、どのような印象を持たれますか?

2

5年間があっという間に過ぎた感じです。このエリアは、歴史のある地域と新興住宅地が融合した土地柄なので、患者さんも子どもさんから高齢者まで幅広いですね。駅が近いためか、思っていたより若い方、腰痛などの30代、40代の患者さんが多く来られます。かかりつけの整形外科として、リピートして来てくださる方が増えてきたのもうれしいですね。また近くに学校も多く、ケガの子どもさんや、部活帰りの中高生もよく来てくれます。

骨粗しょう症診療や、超音波下の筋膜リリースに対応

特に力を入れられているのは、どのような診療ですか。

3

リハビリテーションは、患者さんも変化を実感できるので、積極的に取り入れています。患者さんが主体的に取り組む運動療法を重視して、物理療法も、ただ電気を当てるというような受け身ではなく、自分で体を動かすタイプのものを取り入れていることが特徴です。また、骨粗しょう症の診療に加えて、最近は超音波検査を併用した治療、例えば、超音波で確認しながら行う筋膜リリースや、神経ブロック注射に力を入れています。超音波検査はレントゲンだけではわからない軟部組織もよく見ることができ、関節内注射を行う際にどこに打てばいいのかが確認できるため有益なんです。そのため、積極的に取り入れていきたいと考えています。

先生の専門分野を教えてください。

今は幅広く対応していますが、大学時代は股関節班に所属し、股関節の中でも大腿骨頭壊死という大腿骨の荷重面が壊死する病気を専門としていました。股関節の病気の中では遭遇する確率は少ないですが、まれに当院にも患者さんが来られます。手術療法が適応の方は大学病院に紹介し、術後、リハビリで当院に通っていただいたりしています。大きな病院で股関節変形症などの手術を受けられた場合も、連携を取りながら、こちらにリハビリテーションに通っていただくようにしています。遠くの大きな病院に通われるのは大変ですからね。

診療される上で、大切にされていることは?

いきなり診察を始めるのではなく、とにかく話を聞く姿勢を大事にしようと心がけています。そして治療法の選択肢を伝え、患者さんが納得のいく医療を提供することを心がけています。整形外科は患者さんが多く、患者さん一人ひとりに時間を取れないケースもあるのですが、じっくりと対話するというスタンスは大切にしたいと思っています。また同じ病名でも、生活スタイルや職業、環境も異なりますから、その方に合った治療を提供することを重視しています。特に高齢の患者さんには、住みなれたところで快適に暮らせることを重視した治療をご提案しています。スタッフにも、誰にも同じように接するのではなく、個々の患者さんに適した配慮をしてほしいと伝えています。

整形外科の立場から、気になる症状や傾向がありますか?

4

何年も前からずっと痛かったのに、我慢していたり、放置したりされていて、結局、悪化してから来院される方が少なくありません。もっと早い段階で診せていただければ、ちょっとした指導で改善につながることが多いのに、と思うことが多いですね。忙しいとは思いますが、気になったら、早く受診していただきたいですね。また、部活動でケガや故障をしたという中高生の患者さんもよく来られます。熱心な子どもさんやお母さんが多く、部活動を休みたくない、続けながら治療をしたいというケースも多いのです。しかし、予後を考えると安静にしなければならないこともありますから、親御さんも交えて話し合い、納得してもらいながら治療計画を立てています。

訪問診療や訪問リハビリも視野に、診療の充実をめざす

先生のプライベートについても少し教えてください。

5

学生時代は、勉強そっちのけでサッカーと釣りに明け暮れていました。勤務医時代はフットサルのチームに入っていましたが、最近は、運動する機会がないですね。開業して落ち着いたら、スポーツも釣りもしたいと思っていましたが、ずっと忙しくてなかなか時間が取れません。ありがたいことではあるのですが。平日は子どもとじっくり話す時間もないので、週末は、できるだけ家族で過ごすように心がけています。

これからの展望についてお聞かせください。

通院が難しくなってきた患者さんに対して、訪問診療や訪問リハビリテーションを実現したいと考えています。実は、開業当初から構想はあるのですが、外来が忙しく、なかなかそこまで手が回らないのが現状です。理学療法士などスタッフが集まり次第、取り組みたいと考えているところです。またクリニックでのリハビリテーションも希望される患者さんが多く予約が取りにくい状況なので、スタッフを増員して拡充したいと思っています。診療面では、超音波を使った治療など、患者さんの負担が少なくなるような治療を積極的に導入したいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

現役世代の方は仕事や子育てに忙しく、症状があっても受診されないという方が多いようです。きちんと検査を受け、適切な治療を適切な時期に行うと治療の期間も短くて済む可能性が高いです。まずは気軽に受診してみてください。また若い方に限らずスポーツをしている方も多い地域ですので、何か障害を抱えた時にはどんなことでもご相談ください。ちょっとした痛みやしびれ、なんでも気軽に聞いていただきたいですね。当院の場合は駅前ですし、駐車場も豊富にあるので、とにかく一度、足を運んでいただければと思います。また骨粗しょう症については、子どもの時からの食事や運動、生活スタイルが影響すると言われています。女性の方には特に、骨密度の検査を受けていただきたいですね。川崎市では40代から検診が受けられますので、ぜひ受診してください。

Access