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有我 朋子 院長、有我 恵美子 副院長の独自取材記事

えみ歯科医院

(横浜市青葉区/市が尾駅)

最終更新日:2020/04/01

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「困っている人がいたら、それに気付いてあげられる存在になりたい」。そう話すのは、今年の6月に市が尾駅の近くへ移転したばかりの「えみ歯科医院」院長、有我朋子先生。移転前のクリニックでは母親である有我恵美子先生が院長を務めていたが、移転を機に代替わりを行うことになった。住宅街の中にたたずむクリニックの患者はファミリー層が中心で、予防歯科に取り組む小さな子どもからホワイトニングにチャレンジする50代以上の男性まで、実に幅広い。「苦しみや悩みを口に出せない患者さんに対し、情報を引き出す努力と、何でも打ち明けられる雰囲気づくりの両方が欠かせない」と話す朋子院長と恵美子副院長。母娘2人そろって地域医療に取り組む同院に、これからの抱負を聞いた。
(取材日2014年7月14日/再取材日2015年6月1日)

院名に歴史あり、江見から恵美、そして「笑み」へ

「えみ歯科医院」という院名は、副院長のお名前から名づけられたのですか?

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【恵美子副院長】転院前から親しんでくださった患者さんにご迷惑をおかけしないよう、朋子先生と相談の上、以前の院名を踏襲し、「えみ歯科医院」という名前にしたのですが、実はきっかけは私の名前ではないんです(笑)。かつて主人の仕事の関係で千葉県の鴨川に住んでいたことがあり、そのとき院長を務めていた歯科医院が、その地名から採った「江見歯科診療所」でした。その後、中山駅の近くで独立する際、この偶然にあやかって「えみ歯科医院」と名付けました。今では患者さんの「笑み」を取り戻したいという願いのほうが大きいんですよ。

歯科医師をめざそうとしたきっかけを教えてください。

【朋子院長】やはり、母親の恵美子先生が歯科医師で、幼い頃から歯科医療を身近に感じていたことが大きいですね。「あんなふうに人のためになる仕事にいつかは就きたい」と、子どもの頃から常に憧れていました。実は、祖母の代から歯科医院を続けてきましたので、私で3代目になります。技術的なことはもちろん、経営に関することまで家族から直接学べますので、かなり早い段階から職業として意識していましたね。
【恵美子副院長】私の実家があった江戸川区の葛西は、下町の雰囲気が残っていて、お寺の境内が遊び場になっているような街でした。朋子先生には弟と妹がいるのですが、しっかりと面倒を見てくれたので、助かりましたね。今にして思えば、やんちゃでか弱い兄弟を放っておけない性格が、職業意識に結びついているのではないでしょうか。

歯科医師に限らず、看護師にも似たような側面があると思いますが?

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【朋子院長】そうですね。しかし勉強をしていくうちに、歯科医師でも人に寄り添ったケアができることに気付いたのです。その代表例が訪問診療。私は現在、ケアマネジャーの資格を取得し、主に高齢者に向けて健康的な食生活のアドバイスを行っています。これから高齢化社会が進むなか、訪問診療にも注力していく必要があるでしょう。また、青葉区は「長寿の街」といわれていて、お年寄りの割合が沖縄県よりも多いのだとか。そう考えると、来院を前提とした「待ちの治療」だけではなく、困っている人に向けた「寄り添う治療」が問われてくるのではないでしょうか。そうした現状に、歯科医師として力を尽くしたくて、この道を選びました。そのためにも、高齢者のための治療を専門的に勉強しています。

患者に合わせた“オーダーメイドの治療”

施設面での特徴を教えてください。

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【朋子院長】青葉区は高齢者が多いのですが、子どもの割合も、横浜市内の中では高めとなっています。そのため、車いすやベビーカーでスムーズに来院できるよう、完全バリアフリー対応にこだわりました。もちろん、スリッパなどに履き替えることなく土足のままで結構ですし、トイレも広めに設計してあります。その分衛生面では、十分な注意を払って暇さえあれば掃除をするようにしていますし、治療時に拡散する粉塵などを吸い取るバキュームも完備しました。また、タービンヘッドをはじめ、人の手が触れたり口に入る部分は、患者さんごとに滅菌を施しています。

開院して約1年ですが、どのような患者さんが来院なさいますか?

【朋子院長】地域柄、高齢の患者さんが多くなることを想定していましたが、実際にはファミリー層の患者さんが中心です。最初にお子さんが来院して、その後に両親が来てくださるというケースもありますよ。当院は平日19時まで、土曜日も診療しているので、会社帰りに立ち寄ってくださる方もいます。この近くに住んでいる方が、「駅まで行かなくても、近くに歯科医院ができてくれて便利」と喜んでくれる顔を見るととうれしくなります。ここに移転する前は中山で診療していたのですが、その時代の患者さんが継続して通院してくださることも多いので感謝しています。当院は患者さんのために極力痛みの少ない治療を心がけているので、「どんなに時間がかかっても、痛い思いをしたくないから……」と、遠くから足を運んでくださるんです。ありがたいことに新しい患者さんも増えていますが、こういった昔からの患者さんも大切にしていきたいと思います。

両先生に伺います。お互いの治療を、それぞれどう思っていますか?

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【朋子院長】恵美子先生は手先が器用で、痛さを感じさせない施術が得意です。痛みというのは、患者さんに怖さや不安を与えてしまい、それが治療への大きな障害となってしまいます。口腔外科を得意としていた祖母から継承した、痛みの少ない注射の打ち方なども役に立っているようです。親子三代で蓄積してきたノウハウは当院の財産ですので、これからも大切に受け継いでいこうと思います。歯根治療なども丁寧に行いますね。
【恵美子副院長】朋子先生は、とにかく親切。人の嫌がることは絶対にしないですし、思いやりの心にあふれていると感心します。ときどき患者さんから、「今日は、朋子先生はいないの?」と尋ねられることもあり、寂しい反面、心強さを感じますね。治療面なら、やはり義歯の精度が挙げられるでしょう。医師の立場ではなく使う側の立場になり、自分で脱着が行えない場合はご家族のことまで考慮して、技工物を作っているんですよ。

三代にわたる歯科治療のノウハウを凝縮

近年はどのような治療のニーズが高まっていますか?

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【朋子院長】この地域の方々は歯科に対する意識が高いので、フッ素塗布やクリーニングなどの予防治療を希望する方や、ホワイトニングで口元を美しくしたいという方が多いです。特に50歳以上の男性が、タバコの汚れや加齢的な黄ばみなどを気にしてホワイトニングを希望するケースが増えているんですよ。高齢者の方も「入れ歯ではなく、できるだけ自分の歯を残したい」とケアに励んでいますね。そして特にここ高まっているのが、「昔入れた銀歯を取りのぞきたい」という要望です。

銀歯をとりのぞく場合、どのような治療になりますか?

【恵美子副院長】メタルフリー治療といえば、歯の色に近いセラミックス等を使用するのが一般的ですが、セラミックスはどうしても費用が高くなりますし、型どりなどに時間がかかるのもネックです。そこで当院では、患者さんの選択肢を増やすために「ダイレクトクラウン」もご提案しています。ダイレクトクラウンは費用をセラミックスの半分くらいに抑えることができますし、治療時間も短縮できます。特に近年は材料が良くなっているので耐久性に優れており、仕上がりの色ツヤも良いんです。ただし、やわらかいキャラメル状の材料で形を作っていくため、技術を要する治療ですから、慣れている先生にお願いをするべきです。その点、朋子院長は本当に上手で、私も感心するほどです。

読者にメッセージをお願いします。

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【朋子院長】痛くなってから通院するのではなく、少しでも気になることがあったら気軽に足を運んでみてください。常にケアをしておけば、後々必ず楽になりますから。痛くない・安心できる治療によって、皆さんに笑みが広がるように頑張りたいと思います。特にお子さんは無理やり治療をしてしまうと、それがトラウマになって歯科を嫌いになってしまうので、無理強いをせずにその子のペースに合わせて治療を行います。当院は明るく穏やかなスタッフばかりなので、世間話で盛り上がることも多く、とてもアットホームなクリニックだと思います。歯科意識の高い患者さんのニーズに応えるために、一人ひとりに適した治療内容やスケジュールを考案するオーダメイド治療を行っていますので、困ったことがあればぜひご相談ください。

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