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内田 千秋 理事長の独自取材記事

あおぞらクリニック新橋院

(港区/新橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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新橋駅日比谷口前、ニュー新橋ビル3階にある「あおぞらクリニック新橋院」は、性感染症を中心に診療を行う医療施設だ。待合室から診察・検査は男女別にスペースが分かれており、さらに院内には他の患者へ会話が聞こえないよう特別な音響システムも導入している。「検査結果はウェブ上で知ることができるオンライン診療の体勢も整えていますので、再度来院の必要がないことも多い」と語るのは理事長兼新橋院院長の内田千秋先生。デリケートな病気であるがゆえに、治療開始が遅れてしまわないよう、誰もが通えるような存在のクリニックの必要性を感じて開業したという同院。取材ではその特徴や、診療面におけるこだわりについて聞いた。
(取材日2019年5月17日)

院内を拡充し、男女別の専用スペースと動線を確保

2013年にオープンした性感染症科クリニックだと聞きました。

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当初は10坪ほどの狭いスペースでオープンしましたが、やがて周辺エリアにまで当院の認知が広まりまして、患者さんも増加したのです。それで空き家となった隣室を借りて拡充し、約40坪の広さとなりました。現在は男女別の専用スペースを作り、待ち合いから診察・検査・会計まで、患者さん同士が顔を見合わせることなく受診できるような環境を整えています。男性はブルー、女性はピンクのカーテンでスペースを分けていますので、初診の患者さんにもわかりやすいと思います。問診は基本的に女性のスタッフが行いますが、男性患者さんから要望があれば男性スタッフが問診します。また診察はいずれも男性医師が担当しています。

すべての診療を自由診療で行っているのも特徴ですね。

性感染症は風邪や腹痛といった一般の病気と違って、たとえ「そうではないか?」と感じるようになっても「まさか自分が」とか「なんか恥ずかしいな」などと、診察を受ける決断をしにくいものです。そうした方々にも安心して、気軽に受診できるような診療体勢を整えております。具体的には、やはり匿名性の確保が最大の特徴ですね。「家族や勤務先の同僚に知られるのは恥ずかしい」というお気持ちを理解し、徹底してプライバシーを守るために自由診療にしました。というのも、保険適用の治療ですと、年末に、自宅に医療費の記録が郵送されますよね。さらに検査結果をウェブ上で確認できるオンライン診療も行っています。来院いただいても、だいたい1回で済むことが多いのですが、来院せずにオンラインで診療を受ける際には、保険適用外となります。つまり、プライバシーに徹底して配慮するために、あえて自由診療の医療体制としているわけです。

ほかにも匿名性保持のために、さまざまな工夫をされていると伺っています。

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検査に関しては診断がつく病気であれば、即日検査結果をお知らせし、薬もその場でお渡しします。当日が無理な場合には、検査結果を当クリニックのHPから確認いただけ、また、電話対応も行っています。支払い方法では、現金以外にも、クレジットカードや電子マネーに対応しています。当クリニックは完全自費診療ですので、注射による薬剤投与を除けば、匿名での申告や検査が可能です。また、混雑する時間帯はだいたい朝の開院直後と、昼休憩前、そして皆さんのお仕事が終わる18時以降です。その時間帯を避けていただければ、早ければ1時間以内に診察から会計まで終われるかもしれません。性感染症で来院される患者さんは20〜40代の働き盛りの方がメイン。仕事は忙しく、家庭をお持ちの方もいらっしゃいますので、このように患者さんのライフスタイルに負担をかけないような診療体制を整えています。

自覚症状がわかりにくいからこそ、早期に検査・治療を

こちらの医院で患者数の多い性感染症は何でしょうか。

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多いのはクラミジアや淋病などです。クラミジアは罹患すると、排尿時の尿道の不快感や痛み、膿に似た分泌物を伴います。淋病は、尿道炎症状を引き起こし、痛みや粘り気のある膿が生じます。治療に関して、例えばクラミジアや淋病ですと、抗生物質を投与します。再検査を実施して病原菌が発見されなければ、その時点で終了です。ただ、クラミジアと淋病は喉にも感染します。咽頭クラミジアであれば性器クラミジア治療よりも長時間の抗生物質の処方、咽頭淋病の場合は30分ほどの点滴治療を1回実施します。検査を受けるタイミングについては、自覚症状があればすぐに検査していただければと思います。また症状がなくても心配な方は、性交渉後、24時間たってから来院していただければ検査が可能です。

HIV(エイズ)の検査も受けられるそうですね。

HIV検査については、4週間後から検査可能となる抗原抗体検査、14日経過後からHIV-1型の検査が可能なリアルタイムPCR法を実施しています。抗原抗体検査は30分くらいで結果が出ます。検査後の流れについては、陰性の場合は、3ヵ月以降に再度検査を実施して感染なしと診断します。陽性が疑わしい場合、確認検査を実施して罹患が確認されれば拠点病院へと紹介しています。

専門クリニックとして発信したいことはありますか?

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性感染症に対する医療もまた日進月歩に進歩しています。そのため現在では、検査・治療ともに患者さんが受診しやすいような環境づくりが整ってきているといえると思います。ですから、不安があれば、ぜひ検査を受けていただきたいということですね。そして、それ以前に、自覚症状がわかりづらい病気もありますから、性感染症にまつわる知識をまず身につけてください。不特定多数の相手と性交渉をする、または不特定多数と肉体関係を持つ相手と性交渉することで、罹患するリスクは高まります。特に近年は、咽頭にクラミジアや淋病が罹患する可能性があることを知らない若い方がとても多いので、しっかりと知識を持っていただきたいですね。

新橋・新宿の2院体制で利用の仕方も幅が広がった

性感染症専門の医院を開業された理由を教えてください。

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私は大学の医局時代から大腸・肛門外科の医師でした。その後、がん診療の拠点病院、逗子市の大腸・肛門病院の院長を経て開業。それらの病院には泌尿器内科もあったので、性感染症の患者さんも数多く来院されていました。しかしデリケートな病気ですから、ようやく決心されて来る方が大半なのです。中にはかなり症状が進行している患者さんもいました。やはり性感染症においても早期発見・早期治療の開始がきわめて重要だとその時期に思ったものです。さらに感染症ですから、二次・三次へと感染が拡大していく恐れもあるわけです。そうした状況を見ていて、「開業するなら性感染症に特化した医院にしよう、困っている患者さんたちが気軽に安心して検査・治療を受けられる環境を提供しよう」と決めたのです。

院長先生のご趣味や休日の過ごし方も伺いたいと思います。

実は私は猫好きでして、自宅でもコタローという大きな猫を飼っています。「ノルウェージャンフォレストキャット」という猫種ですが、一緒に過ごしていると、本当にいいリフレッシュタイムになっていますね。現在はもう12歳でして年寄りの部類に入るのですが、猫は人間と違って白髪も出ないし、私と大違いですね(笑)。その他の趣味としては、休みの日に神社仏閣を巡ることです。時間がとれるときは、妻と一緒に遠方の神社まで足を運んでいますよ。

患者に向けたメッセージをお願いします。

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当院では感染症を主体に診療している関係上、特に衛生管理には気をつけていまして、患者さんごとに手袋は使い捨てしていますし、使用した注射針は患者さんに見えるように説明しながらその場で廃棄します。そんな細かい部分まで気を配っているのは、安心して診察・検査を受けていただくためです。2018年からは新宿院もオープンし、新橋院で検査をされた方が結果を新宿で詳しい検査結果を聞くなど、両院をご都合に合わせて使っていただくこともできるようになりました。なおかつウェブでも結果がわかるオンライン診療も採り入れております。仕事が忙しく、家庭をお持ちの方も安心して気軽に受診できる体制を整えておりますので、もしも気になる症状がありましたらまずはご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

クラミジア・咽頭クラミジア/検査:8000円、治療:1万5000円(1回服用)、淋病・咽頭淋病/検査:8000円、治療:2万円(点滴)、HIV検査/抗原抗体検査:8000円、NAT検査:1万6000円、ヘルペス/検査:8000円、治療:2万円(10日服用)、カンジダ/検査:8000円、治療:1万円、尖圭コンジローマ/治療:1万円、梅毒/検査:8000円、治療:1万円

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