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小林 俊之 院長の独自取材記事

小林デンタルオフィス

(豊島区/北池袋駅)

最終更新日:2023/11/30

小林俊之院長 小林デンタルオフィス main

東武東上線北池袋駅から徒歩5分、閑静な住宅街にあるマンションの1階が「小林デンタルオフィス」だ。オートロックとなっている入り口はやや緊張を感じさせるが、扉を開けると優しい笑顔が和ませてくれた。笑顔の持ち主は小林俊之院長。院内には、やわらかな光に包まれた待合室、必要な機器が備えられた個室の明るい診療スペースを完備。「落ち着いた感じで仕上げました。リラックスできる雰囲気にしたかったんですよ」と、穏やかに教えてくれた小林院長。30年以上の臨床経験を持つベテラン歯科医師に、診療の特色からプライベートに至るまでじっくりと聞いた。

(再取材日2016年7月5日/更新日2023年11月24日)

患者のニーズに合わせて治療の幅を拡大

診療内容を教えてください。

小林俊之院長 小林デンタルオフィス1

虫歯や歯周病の治療、インプラント治療、義歯、根管治療、ホワイトニング、審美を目的とした治療まで、幅広く対応しています。年配の方が多い地域のため、開業当初は義歯に力を入れていたのですが、歯周病の患者さんが次第に増えてきたため、歯周病について学べる勉強会などに頻繁に出席するようなりました。その頃から、患者さんに「ここでインプラント治療もできないのならやらなくていい」とまで言っていただけるようになり、インプラント治療の勉強もスタート。常に新しい技術や知識を身につけ、すべてにおいて専門的なクリニックで行われているレベルの質の高い歯科治療をご提供したいと考えています。また、治療後の歯を健康に維持するための予防にも力を入れていますし、治療後に噛みしめなどによって歯を痛めては意味がありませんから、マウスピースの作製も行っています。

子どもの治療はどのように進めるのですか?

お子さんにおいても、予防が大事だと考えています。そのため、ブラッシングや食生活の指導を重視しています。例えば、甘い飲み物を一日中口にするような食生活は良くないですね。だらだらと飲むことは、歯の環境を、虫歯の条件の一つである酸性に傾けることにつながるのです。スポーツドリンクだったら大丈夫と考えがちですが、実は要注意です。汗をかいた後に飲むことは大切ですが、常に口にし続けることは良くありません。知らないと続けてしまう行動もあると思うので、お子さんだけでなくご家族も含めて知識をお伝えできたらと思っています。

ところで、院長の開業前のキャリアを教えてください。

小林俊之院長 小林デンタルオフィス2

明海大学を卒業後、豊島区要町の歯科クリニックに2年間、勤務しました。口腔外科に力を入れているクリニックで、一般歯科の経験を積みながら口腔外科についても学ぶことができました。後にインプラント治療や歯周病の勉強に取り組むようになった時、口腔外科の経験がとても役に立ちましたね。その後は気分を変えたいと、自宅から少し離れ、一般歯科が中心のオーソドックスなクリニックに2年間ほど勤務しました。修得した技術を自分で考えながら応用していく期間でしたね。この年間で、技術のベースを築くことができました。

十分な時間を確保し、メリットもデメリットも伝える

開業の経緯と、この地域への思い入れをお聞かせください。

小林俊之院長 小林デンタルオフィス3

いつか開業したいとは漠然と考えていたのですが、歯科医師になって5年がたった頃、開業した友人たちから「自分のめざす歯科医療を実現したいのであれば早く開業した方が良い」とアドバイスを受けて、その気になりました(笑)。父親が医師で、この場所で医院を開業していたので、リフォームして一角を歯科診療室にして開業しました。開業する場所があった点は恵まれていましたね。生まれ育ったのがまさにこの場所なので、この地域は完全に「ホーム」です。だから地元に対する思い入れも強いですね。

地元ならではの患者さんとの交流もありそうですね。

昔はこの場所に父の医院があり、患者さんの中には父の患者さんだった方もいらっしゃるんですよ。私が子どもの頃のことをご存じで、当時の話を聞けるのは楽しいですね。また、私が開業してから30年以上と長いのですが、ずっと通ってくれる患者さんもいらっしゃいます。来るたびに小さなぬいぐるみを作ってきてくれる方もいるんですよ。入口に飾ってあるのですが、とても上手に作られているでしょう。縫い目とかもきれいで、歯科医師から見てもすごいなあと思います(笑)。こうして気にかけていただけるのは、本当にうれしいですね。

診療の際に心がけていることを教えてください。

小林俊之院長 小林デンタルオフィス4

口腔写真や動画を使ってできるだけわかりやすく詳しく説明することを心がけています。必要に応じて18倍に拡大できるマイクロスコープを使って治療することがあるのですが、マイクロスコープは患者さんの納得度を高める上でもとても有効なんです。歯茎の腫れや変化もよく見えますから、「ブラッシングを変えたらこんなに状態も変わったでしょ」と視覚的に伝えることができる。だから患者さんのモチベーションも上がりやすいと思います。さらに、患者さんに納得して治療を選択していただくために、すべての治療方法の提示とメリットやデメリットの告知を必ず行います。自分が治療を受ける側だったらそうしてほしいと思うので。また、1回の治療には1時間を確保しています。いろいろな意味でゆとりを持って診療を進めたいという意図もあります。治療が長引いた分のしわ寄せが、他の患者さんにも影響することがないようにすることも大事ですからね。

歯科医師と患者のフィーリングも大切なポイント

歯科医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

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曽祖父、祖父、父と3代続いて医師だったので、子どもの頃からなんとなく、将来は医療系に進もうという気持ちを持っていたんだと思います。でも、明確に思い描いていたわけではありませんでしたね。父親の仕事に対してネガティブな印象はなく、病気になれば父がなんとかしてくれましたから「頼りがいのある仕事だな」と尊敬する気持ちは持っていたものの、自分も医師になろうとは思っていなかったんです。父親から医師になれと言われたこともありません。具体的に考えるようになったのは大学受験の直前。いざ将来の職業について真剣に考える年頃になって、歯学部の受験を考えるようになりました。今は、私の2人の子どもも歯学部に進学しました。歯科医師になれと言ったことはないのですが、自分で決めた道が私と同じ道なので、やっぱり楽しみですね(笑)。

リフレッシュ法を教えてください。

水泳で、月に2、3回くらいの頻度で泳ぎに行っています。もともとスポーツが好きで、小学生と中学生の頃は野球をやっていましたし、短距離走が速かったので陸上部で短距離競技もしていました。歯科医師になってからは休日のほとんどを勉強にあてていたので運動する時間がなかったのですが、10年位前に内臓脂肪が気になり出して水泳を始めたんです。大人が通えるスイミングスクールに入会してからは本格的に(笑)。クラスが細かく分かれていたのですが、週に3日か4日通ったら、1〜2年くらいで一番上のクラスに上がりました。以前は年齢別の大会にも出ましたよ。今は競技からは退いているのですが、楽しむ程度で月に2、3回は泳いでいます。泳いだ後は疲れるどころかリフレッシュできてスッキリする。やめられませんね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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歯科医院はできれば行きたくないところだと思います。でも、年に一度でもいいので定期的に通ってほしいと思うんです。何かトラブルが見つかっても、早めに治療ができれば通う回数も少なくて済みますが、放置すると治療も大変になってしまうからです。歯科医院を選ぶ際は、しっかりと説明してくれるところにするといいでしょう。話を聞いてくれる歯科医師であるかも見極めたいですね。フィーリングも大切。一度かかってみて、歯科医師との相性をみてはどうでしょうか。もちろん当院にも気軽にお越しください。生まれ育ったこの地で、皆さまのお役に立てるよう、質の高い歯科診療を提供し続けていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療(1本)/45万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/35万円~、ホワイトニング/3万円~、セラミッククラウン/10万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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