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釜萢 正 院長の独自取材記事

かまやち内科クリニック

(世田谷区/池尻大橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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池尻大橋駅から徒歩1分、池尻バス停目の前に、「かまやち内科クリニック」はある。木目素材を多用した院内は温かみある雰囲気。「いわゆる『病院』といった内装にはしたくなかったのです。病気でお悩みの方はもちろんですが、現在健康の方でも気軽に足を踏み入れていただけるよう、居心地の良い空間の演出にこだわりました」と語るのは、釜萢正(かまやち・ただし)院長。健康な生活を実践するためジム通いを欠かさないと話す釜萢院長からは、快活でスポーティな印象を受ける。「これまで病院は、健康を害してから通う場所でした。当院では、持病のある方はもちろんですが、病気でない方も対象とし、よりよい生活を送れるようなサポートを食事や運動、マッサージなどと言った多方面のアプローチから行っています」と話す釜萢院長。これまでの歩みや目標とする医療についてなど、たっぷりと語っていただいた。
(取材日2014年2月26日)

未病を防ぎたい――。そんな思いが込められたクリニック

木のぬくもりが感じられて、ほっとおちつける院内ですね。

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ありがとうございます。当院は、2013年11月に新規開院しました。コンセプトは、「どんな方にも気軽に足を運んでいただける医院」です。当院は既存の「病院」とは異なる存在をめざしています。病院というと、インテリアが少なくどこか寒々しいような殺風景な雰囲気がありますよね。当院は、非日常になりすぎない明るい空間を作るよう心がけました。それともう一つ他院大きく違う点は、「患者さんをひとりにしない」ということです。通常、患者さんにカルテを持たせてあちこち移動させることがありますが、私はこれまでずっとそういった対応に疑問を抱いていました。当院では受付のものが診察室まで、もしくは検査室までと言った移動の際には必ず受付のものや看護師がご案内をさせていただいいます。病気があれば心身ともにきついのは当然です。そんな時こそ付き添いやサポートが必要ではないでしょうか。また、健康な方が対象であっても十分なご案内をすることは当然だと考えています。

開院までの経緯を教えてください。

私は2001年に日本医科大学医学部を卒業した後、慶應義塾大学医学部腎臓分泌代謝内科に入局し糖尿病や高血圧等をはじめとする生活習慣病を持つ患者さんの治療に携わってきました。生活習慣病を治療するうえで、食事療法や運動療法等の生活習慣の改善が欠かせませんが、「もっと早く生活習慣を改善していればこのような病気にはならなかったのに」と思うことが多くありました。病気になってから生活を改善しても手遅れになる場合がある。であるならばもっと早期から対応できないだろうか、と強く思ったんですね。また、大学病院での診察では、患者さんと話す十分な時間が取れない。仕事の内容や食事の好みといった細かな情報を伺い、どう改善すべきかということを日常生活レベルまで落とし込むには圧倒的に診療時間が足りない、もっと患者さんと向き合う治療がしたい!と思ったのが開院のきっかけです。

これまでの病院とは異なるコンセプトに基づいて設立されたのですね。

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その通りです。もちろん、糖尿病や高血圧・高脂血症等の疾患を抱えている方への治療も行っていますが、最終的な目標は、投薬等で症状をコントロールすることではなく、病気発症に至った原因を根本から絶つことにあります。従来の治療というのは、生活改善に重きを置かないものでした。口頭で、「運動してくださいね」と伝えて、あとはパンフレットを渡すくらいのものです。これでは、患者さんは具体的にどのように行動したらいいかわからないですよね。当院ではそういった一つ一つの行動改善にフォーカスし、より実践的なアプローチを提案しています。患者さん一人一人に合わせたオーダーメイドの診療のために欠かせないのが、会話をはじめとするコミュニケーション。こちらでは、30分以上お話することもあります。もちろん専門のスタッフがおり、診療内容によって部屋も分けており、内科での診療の方を大きくお待たせすることはありませんのでご安心ください(笑)。

具体的かつ実践的なアプローチで生活改善をめざす

具体的にはどのような治療を行っているのですか。

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治療は、患者さんに合わせてオーダーメイドで行われるので一概に言えませんが、「食事療法」と「運動療法」が基本になります。まずは、診療と症状に応じた各種検査、そして必要な場合には最小限の「薬剤の投与」も行い、病気の治癒に努めます。食事療法の指導は、主に管理栄養士が担当していますが、医師による診療から独立したものではなく、適宜、医師へフィードバックを行いながら続けていくものになります。患者さん、医師、管理栄養士の3人4脚で行うイメージですね。運動療法に関しては、その方に合ったプログラム等を作成し実践していただいています。今後スポーツクラブ等と提携していくことも視野に入れていますが、基本的に運動というのは毎日行うべきですから、ジムに通うだけでなく、家でもできるようなプログラムを取り入れるようにしています。

幅広い提案が可能なのですね。

その通りです。しかも、提案だけして終わりということはあり得ません。きちんとフィードバックを受け、できなかった箇所はなぜできなかったか、どんな方法ならできるのかといった代替案を一緒に考えます。単身のビジネスマンで外食が多い方であれば、むやみに外食を減らすようアドバイスするのではなく、外食の場合はどのような店に行けばいいか、どのようなメニューなら食べやすいか等を具体的にお伝えするようにしています。食事療法と聞くと、皆さん自炊をしなくてはいけないと思われるようですが、忙しくてそれがままならないという方はたくさんいます。その人の生活環境に適した方法を提案するのが、当院の目標とするオーダーメイド診療だと考えています。

患者のモチベーションアップに取り入れている方法があるとか。

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単に、「頑張ってください」というだけでは努力は続かないものです。モチベーションを高める一つの方法が、「効果を実感してもらう」ことです。運動を取り入れると筋力が付き、疲労を伴っていた活動がより楽に行えるようになります。自分ではなかなか気づきにくいので、こちらから水を向けて生活を振り返ってもらうようにしています。そこで、「筋力がついて、体を動かすのが楽になった」という気づきが得られれば、継続のための大きなモチベーションになります。そしてもう一つが、検査数値の改善ですね。体重や血糖値などの数値の減少は、大きな励みになりますから、わずかな変化であっても患者さんに提示して努力の結果が出ているということをわかっていただくようにしています。小さなことの積み重ねによって、大きな変化が生まれるのだと思っています。

心の問題にも着目。生活改善を多方面からサポート

ドクターをめざした理由を教えてください。

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やはり人の役に立てる職業であることがいちばん大きいですね。最初に医師という職業を意識したのは小学生の頃だったように思います。卒業アルバムの「将来なりたい職業」の欄に「お医者さん」って書いているんですよね。その頃から医師になりたいと思っていたのですが、高校3年生の大学受験頃に改めて悩みました。当時は医師になりたいと思いながらも、物理をはじめとする理数系の進路もいいなと思い始めたころでしたので。考えた結果、やはり一生前線で仕事ができる医師がいいという結論に至りました。今思えば高校生の頃によくそこまで考えたものだと思いますが、今でもその気持ちは変わっていません。ある意味で初志貫徹したとも言えるでしょうね。

先生自身も生活改善に取り組まれているそうですね。

はい、そうです。いくら患者さんに指導しても、自分がメタボリック体型であったら説得力がないですから。現在はともかく、勤務医の当時は、午前中は診療、午後は病棟、そして夜は当直というようなハードな日々だったのですが、そんな生活でもできるだけ健康的な生活習慣が保てるように努力しました。私の現在の課題は、筋力の増加です。トレーナーについて毎週ワークアウトを行っているのですが、始めたころと比べて現在は倍のウェイトでトレーニングができるようになりました。筋力を増やすときには、たんぱく質をはじめとする栄養素をしっかり摂取する必要があるので現在は一食当たり1000キロカロリー程度摂っております。これでも少ないくらいなのですよ。一食1000キロカロリーというのは多すぎるように聞こえるかもしれませんが、その人の基礎代謝量や生活強度によって必要エネルギーは変わってきます。そういった点からも、画一的な指導はあまり意味がなく、個人個人でのアプローチが必須ということがわかってもらえるかと思います。

心の問題にも目を向けているとか。

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そうですね。勤務医だったころ、同じように糖尿病を発症しても治りやすい人と悪化を繰り返す人がいることに気付いていました。統計を取ったわけではないのであくまで印象ですが、その方の性格や気持ちの持ちようが大きく影響しているような気がします。摂取カロリーを抑えようとしてもできないのは、その人が怠けているのではなく、うつ傾向やストレスフルな状況に置かれているといった心理面が影響を可能性があります。ですので、当院ではマッサージなどのリラクゼーションプログラムの導入も検討しています。ストレスレスで前向きなマインドを持っていただくお手伝いができればいいと考えておりますので、どんな悩みの方でも一度ご来院いただけるとうれしいですね。

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