田中クリニック

田中クリニック

田中和之 院長

頼れるドクター

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「患者さんの『こころのかかりつけ医』になりたい」と話す田中和之先生が院長を務める「田中クリニック」。日本ではなかなか足を運びにくい心療内科だが、そのイメージを変えて行きたいと、高田馬場駅から徒歩30秒の場所に開業した。「気軽に友人宅に遊びに来るように足を運んで欲しい」というコンセプトの院内は、クリニックというよりも上品で温かい家庭の雰囲気がある。広く美しい待合室や診療室には、統一感のあるアンティーク調の家具が置かれ、飾り棚にはウェッジウッドの磁器やクリスタルの人形などが品良く並んでいる。診察室の大きな窓からは電車が行き交う情景が見え、診療机は大きめの食卓テーブルで家族団欒をイメージさせる。優しく物静かながらも内に温かな信念が感じられる田中先生は、大学病院で若年層から高齢者のうつ病や認知症などあらゆる疾患の診療で経験を積んだ精神科医。院内のスタッフが強い信頼関係で結ばれ、患者が自然と自分の話を聞いて欲しくなるような雰囲気があるクリニックだ。「患者への思いやり」を大切にしている田中先生に、こころの悩みとの向き合い方や医療にかける思いを伺った。
(取材日2014年2月8日)

友人宅のような空間で安心して相談できる「こころのかかりつけ医」

―どのような思いをこめてクリニックを開設されましたか?

欧米諸国においては「こころのかかりつけ医」を持つことがあたり前となっています。日本では内科のかかりつけ医を持つ方は多くても、心療内科や精神科というと、昔と比べると大分そのハードルは低くなったといえ「抵抗がある」、「なんとなく行きにくい」 と考える方も多いのではないでしょうか。日本のそうした土壌を変えていけるように、「患者さんのこころのかかりつけ医になりたい」との思いでこのクリニックを立ち上げました。友人の家に行って悩み事を相談するように、心に関する悩みを安心して気軽にお話いただける空間にするため、内装や家具などのインテリアは家庭にいるような雰囲気を心がけました。診察机も家庭のリビングにあるテーブルでお迎えします。患者さんには「ここでコーヒー飲んだら美味しそうね」「病院らしくなくて、リラックスできる」などとおっしゃって頂いています。

―どのような患者さんが来院されていますか?

高田馬場は祖父母が暮らしていた街で、幼い頃から私にとってなじみの深い場所です。新宿・渋谷・池袋・品川などからも近く、お勤めの方や学生さんもたくさんいらっしゃいます。その一方で、都心でありながら独居で生活されている高齢者も多く、民生委員や近所の方が見守られているという人付き合いがまだ残っています。当院は2013年12月に開業したばかりですが、学生さんからお勤めの方、ご近所の方やご高齢の方など幅広い層が来院されています。「夜眠れない」「やる気が出ない」「人前で極度に緊張してしまう」「物忘れが気になる」など御相談の内容もさまざまです。治療が必要なこともありますが、私がお話しを伺いアドバイスをさせていただくだけで安心して元気になられる方もいらっしゃいます。忙しい方でも通っていただけるよう、夜も平日は20時まで、土曜日も診療をしています。

―心療内科ということで緊張して来院される方もいらっしゃるのでは?

初めていらっしゃる方のときにはお互いに緊張していますから、あせらず時間をかけてゆっくり信頼関係を築いていくことを大切にしています。まず患者さんの心の悩みやご相談事をじっくりお聞きすることと、患者さんの立場に立って、誠実に思いやりをもって診療することを心がけています。心療内科の薬を一度飲むとずっと飲まなくてはいけないのではと心配なさる方もいらっしゃいますが、薬が必要な場合は、薬について説明をして納得していただいた上で処方します。快方に向かえば薬の量が減り、薬を必要とされなくなる方もいます。私自身、つらい思いをした時に人に話を聞いてもらいアドバイスされたことで気持ちが楽になった経験があります。話を急かさずに丁寧に話を聞いてさしあげると、患者さんが満足そうに診察室を出ていかれます。患者さんがポジティブになれる精神科医でありたいといつも思っています。

記事更新日:2016/01/24


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