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西村一郎 院長の独自取材記事

ざま駅前歯科

(座間市/座間駅)

最終更新日:2019/08/28

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小田急線座間駅を降りてすぐの駅前ビル2階にある「ざま駅前歯科」。診療室の窓から暖かな光が降り注ぐ、明るく清潔感あふれるクリニックである。院長を務める西村一郎先生は非常に勉強熱心なドクターで、日本歯科大学を首席で卒業後、勤務医をしながら東北大学大学院歯学研究科歯学部への入学を果たしたという。更に、ざま駅前歯科開院後の現在も、国内及び海外での勉強会や研修などで、知識やスキルを絶えず磨き続けている。そんな西村院長が、患者のために一番良い診療とは何かを考え続けた中で出した答えが「予防歯科」。決して謙虚な姿勢を崩すことのない西村院長が大切にしているのは、予防歯科の先進国であるスウェーデン方式を採り入れた診療。その穏やかなほほ笑みの中に垣間見える、医療への熱い思いを聞くことができた。
(取材日2014年1月6日)

予防歯科に力を入れ、「虫歯にならないための歯科クリニック」へ

こちらのクリニックの特色について、教えてください。

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当クリニックで一番力を入れている診療科目は、「予防歯科」なんです。様々な症状の患者さんと出会い、勉強会で研鑽を積む中で、患者さんにとって一番いい治療とは何だろうと常に考えていました。患者さんの多くにとって歯科クリニックは、「歯の状態が悪くなってから治しに行くところ」というイメージだと思うんですが、当クリニックは治すためだけではなく、むしろ「虫歯にならないための歯科クリニック」でありたいと思っています。私は予防歯科において日本で一番著名な山形県のとある歯科クリニックに、最先端のスウェーデン式の予防について学びに行きました。予防に対する考え方が日本とはあまりにも違って、驚きましたよ。しっかりとした科学的な根拠に基づいて、患者さんへの指導を徹底しているんです。今思えば当たり前のことなんですが、その当時は非常に衝撃的でした。当クリニックでは、サリバテスト(唾液検査)や歯周病検査などを行い、その結果を患者さんにお見せしながら、なぜ虫歯や歯周病になるのかなどをご説明し、予防のための知識や技術を知っていただくようにしているんです。それから、それぞれの患者さんの状態に合わせて、今後の治療計画などについてカウンセリングを行います。サリバテストは小さいお子さんでもできます。虫歯になる以前の状態で予防に対する知識を持っていれば、より歯の健康を守り続けることができるというわけです。

検査について、もう少し詳しくお話しいただけますか?

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サリバテストで虫歯菌の有無や唾液の量・質などについて調べることによって、虫歯になりやすいかどうかがわかります。唾液の量が多い人は、再石灰化(歯にもともと備わっているリン酸とカルシウム成分が溶け出した際、これらの成分を歯に補い、健康な状態に戻すメカニズム)を促すため、虫歯になりにくいですね。唾液の中にミュータンス菌とラクトバチラス菌という2種類の菌が多いと虫歯になりやすいタイプです。また、普段の食生活や歯の磨き方についてもお聞きし、考察します。これらの検査から虫歯を発生させない確率(カリオグラム)を割り出し、例えば最初は虫歯にならない確率が8%くらいだったものを、指示を守っていただくなどして改善され、60%以上に引き上げることを目標にしています。この他に、お口の中の状態について把握するため口腔内写真やレントゲン撮影をし、大人の方には歯周病リスク検査も併せて行います。虫歯と歯周病、これら2つの疾患が歯を無くす大きな原因ですので、これらが予防できれば歯を失うということは十分に防げます。検査結果はデータ入力してリスト化しますので1週間ほどでできあがります。その後カウンセリングをじっくりと行い、3ヶ月おきに定期検診に来ていただけるようお願いしています。

患者にとってより良い医療の実現に向けて、勉強の日々

歯科ドクターをめざしたきっかけや、開院の経緯について教えてください。

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私は、歯科医師になるまでちょっと回り道をしました。慶應義塾大学経済学部を卒業後、はじめは一般企業でマーケティング企画の仕事をしていました。簡潔に言うならば、顧客のニーズを汲み取った上で、自分たちが提供できるものを顧客に伝えていく、という仕事でした。そこでは全ての基本が「顧客目線」の考え方でしたね。もともと私自身歯が悪くて、子どもの頃から歯科クリニックには何度も通っていたこともあり、そういった「患者目線」のクリニックを作ることが出来たらいいのではないか、という思いが自然と生まれてきました。加えて妻が歯科医師をめざしている様子を見て、やがて歯科医師になりたい気持ちが強くなり、退職して日本歯科大学歯学部に入学し、懸命に勉強しました。卒業後、日本歯科大学のOBで、インプラントと歯周病のエキスパートとして名高い院長のいらっしゃる歯科クリニックにて勤務することが叶いました。院長は非常に研究熱心な方で、診療を行うだけでなく勉強会を開いていたため、様々なことを学ばせていただきました。こういった環境に触発され、単なる臨床としてではなく、もっと科学的なバックボーンを得たいと考えるようになり、東北大学大学院歯学研究科歯学部に入学しました。歯科医師として勤務しながら大学院で勉強することで、より深い知識やスキルを得られるようになり、患者さんにより詳しいご説明ができるようになったと思っています。やがて自分の医療についての考え方を地域の方に伝えていきたいと思うようになり、2004年に当クリニックを開院した次第です。

どのようなクリニック作りをめざしていらっしゃいますか?

先ほど述べた“「患者目線」のクリニックを作りたい“という思いが根底にあるので、その軸は絶対にぶれないですね。私自身が患者であったからこそ、患者さんのためのクリニックでありたいです。常に研鑽を積み、高い技術や知識を身につけ、患者さんの希望する医療をきちんと提供することができればと思っています。そのために自然と私自身も勉強し続けますし、スタッフへの指導にも力が入ります。そして、同時にドクターや歯科衛生士などスタッフのためのクリニックでもありたいと思っています。余計なストレスのないアットホームな雰囲気作りと、それぞれが向上心を持てる環境を整えることが一番ですね。特に当クリニックのドクターは、個人的に様々な勉強会に行っています。こういったことが、結局は患者さんに還元できると考えています。

院長が診療において心がけていらっしゃることは、どんなことでしょうか。

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患者さんのために「より良い治療」とは何かを考え、診療にあたることを、私も含めドクターに徹底しています。そのためにも、知識とスキルの向上を目的として常に勉強をしています。私自身のことで言えば、一昨年はニューヨーク大学へ、昨年はコロンビア大学へ短期留学しました。また、当クリニックと「むさし歯科」という妻が開院しているクリニックのドクターを対象に、週に1回ほど勉強会を行っています。当クリニックに勤めているドクターはとてつもない量の勉強をしていますので、歯周病や咬合治療、顎関節症やインプラント治療などにおいてはトップレベルの診療を提供することができると思います。例えばインプラント治療でいえば、大体1年か2年でインプラントを上手に打てるようになりますね。インプラント治療は、患者さんの患部をCT撮影しコンピュータで診断を行い、インプラントを打つ位置を確認するためのサージカルステントという樹脂製のマウスピースを装着して手術を行います。より確実で安全な方法ですので、患者さんからもご好評をいただいています。

歯の健康意識を高めるよう、今後も情報発信を

お忙しい中、どのようにリフレッシュされていますか?

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お話しするのが少し恥ずかしいのですが……ヴァイオリンを弾くことが趣味です。寝る前に30分ほど弾くと、とてもリラックスします。また、友人と飲みに行って話すことが好きですね。高校、大学、最初に勤務したクリニックの方、勉強会で知り合った方、非常勤講師を務めている日本歯科大学で知り合った方など、皆さん向上心のある方たちばかりなので、良い刺激をいただいています。また、妻と一緒に海外の学会に年数回は行っています。旅行とは違いますが、リフレッシュにつながっていると思っています(笑)。

今後のクリニックの展望について教えてください。

地域の方に、歯を残すことの重要性をお伝えしていきたいですね。そのために、歯に対する健康意識について、今後も発信し続けたいと思っています。また、歯科クリニックにも、それぞれ個性があった方がいいのではないかと考えています。例えば「予防歯科といえばここ」と言われるような特色をしっかり出すことによって、患者さんにも来ていただきやすくなるのではないでしょうか。開院にあたって重要なのは、開院して成功するかどうかがゴールではなく、その先にどういうドクターになりたいかを考えることだと思っています。当クリニックには私以外に3人ドクターがいますが、診療に対する考え方や方法など、自分なりの哲学を持ってほしいですね。勉強会も含め、当クリニックで大いに学んでほしいと思っています。

ドクターズファイルの読者に、メッセージをお願いします。

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誰でも、時間もお金もかかり痛みも伴う治療なんて、できることならしたくないですよね。事前にご自分の虫歯リスクなどを把握してお口の中の環境を整えることによって、虫歯や歯周病などのトラブルを未然に防ぐことができます。当クリニックでは、先に述べたサリバテストの他に、歯科衛生士がしっかりと歯磨き指導をしています。記録をきちんと残しながら、口腔内の細菌や唾液の量・質などを知り、ご自宅で食生活や歯磨きをきちんとし、フッ素を正しく使うことによって、どんな方でも虫歯にならなくて済むようになるんです。また、お子さんに関しては、お父さんやお母さんが虫歯にならない生活環境を整えてあげることが重要だと思います。食後の歯磨きはもちろんのこと、おやつの種類や与える時間などにも気を配ってあげてください。そして、ご自分だけでは健康な歯を維持し続けることはなかなかできませんので、3ヶ月に1回の割合で定期検診に来ていただきたいと思います。

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