全国のドクター9,284人の想いを取材
クリニック・病院 158,661件の情報を掲載(2024年4月17日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 三鷹市
  4. 吉祥寺駅
  5. 三鷹の森皮フ・形成クリニック
  6. 大久保 麗 院長

大久保 麗 院長の独自取材記事

三鷹の森皮フ・形成クリニック

(三鷹市/吉祥寺駅)

最終更新日:2024/03/07

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック main

吉祥寺駅からバスで約8分。吉祥寺通り沿いに立つマンションの1階で形成外科と皮膚科、美容皮膚科の診療に取り組んでいるのが「三鷹の森皮フ・形成クリニック」だ。エントランスを入るとゆったりした雰囲気の待合室が広がっている。院長の大久保麗先生は、大学病院などの形成外科や皮膚科で20年にわたって経験を積んだベテラン医師。同院でも、その豊富な知識や経験を生かしながら、けがやさまざまな皮膚のトラブル、悩みを解決に導くために尽力している。「なるべく傷痕が残らないよう、きれいに治すことを一番に考え、できるだけ痛みが少なく、日常生活の邪魔にならないような治療を心がけています」と優しい笑顔で話す大久保院長に、同院の特徴や皮膚の診療にかける思いを聞いた。

(取材日2023年11月15日)

けがや皮膚の疾患、悩みに幅広く対応するクリニック

クリニックを紹介していただけますか?

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック1

当院では、一般皮膚科と形成外科、美容皮膚科を診療しています。一般皮膚科ではかゆみからアトピー性皮膚炎、水虫などの皮膚の疾患、形成外科では切り傷やすり傷などの外傷から傷痕の治療、ほくろの切除術など、美容皮膚科では、しみなどの病気ではないものの気になる悩みの相談などに対応しています。つまり、けがや病気、悩みも含めて、肌に関することなら幅広く診ているのが当院の特徴で、患者さんの選択肢は一般皮膚科だけの診療に比べずっと広がっていると思います。小さなお子さん連れでも利用していただけるようキッズスペースを備えています。診療スペース全体もゆとりある造りで、処置室のそばにパウダールームを備えるなどほかの患者さんと顔を合わせずに済むよう配慮しています。また、待ち時間短縮のため予約制にしており、夜は19時半まで、土曜は毎週、日曜は隔週で診療していますので、忙しい方も通いやすいと思います。

診療の中でどのようなことに力を入れているのでしょうか。

傷痕やほくろ、できもの、巻き爪、イボなど、表面的に見えるものをきれいにするための診療に力を入れています。そして、イボならイボ、皮膚腫瘍なら皮膚腫瘍と、必要なら超音波診断装置による検査も用いることで適切な診断につなげ、なるべく傷痕が残らないように、きれいに治療することを心がけています。例えば当院では、ほくろやできものの場合、レーザーや冷凍凝固による処置も適応であればもちろんしますが、切ったほうがよりきれいに治療ができると考えられる際には、電気メスで外科的に切除するなど、より適切な方法を提供できるよう努めています。よりきれいに治療をするのなら、形成外科にも対応しているクリニックが良いと思います。

治療時の痛みを心配する人も多いと思われますが。

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック2

当院ではできるだけ痛みが少なく、日常生活の邪魔にならないようにということも大切にしています。どうしても痛みを伴う処置の際には、貼りつけるシールタイプやクリームタイプの麻酔薬を使用するなど、極力痛みが少なくなるようにしています。加えて、なるべく日常生活の邪魔にならない、ダメージが少なく結果につながりやすいと思われる方法を選択し、患者さん一人ひとりの希望に沿った治療を心がけています。「患者さんへの負担は少なく、効果は高く」が当院の治療方針です。

皮膚状態だけでなく生活習慣も視野に入れて診療する

診療の際、どのようなことに気をつけていますか?

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック3

薬だけをつけていれば良いと思っている方や、薬を飲んでいても治らないという方も結構来るのですが、薬をいくらつけていても普段の髪や顔の洗い方などに気をつけないといけないものも結構あります。疲れたら体を休めるといったことも大切です。疾患の原因は複雑で、生活習慣に起因するケースもありますので、そのような生活の基礎的なことまで丁寧にお聞きして改善すべき点についてアドバイスしています。また、ずっと同じ化粧品を使っているのにかぶれたという女性の方もいます。それは、化粧品は変わらなくても自分の肌が年齢とともに変わってきていると考えられます。そういうことも説明をしながら女性特有の相談も含めて年齢に応じたアドバイスができれば良いなと思っています。

最近、診療をしていて感じることはありますか?

診療の範囲が幅広いですから患者さんの訴えも本当にさまざまですが、最近は、特にけがで受診する人が増えてきている気がします。けがややけどをして、最初に皮膚科に行ったけど、ここが形成外科なので来ましたという人ですね。そういうときに、きれいに治療したいなら形成外科へという認識がもっと広がれば良いなと思っています。それと、例えばイボだと思って他院で治療を受けていたけれどなかなか良くならない、というご相談もありますね。当院で検査して確認することもできます。形成外科は、できることが非常に広いですから、なかなか治らないという人も、ぜひ一度ご相談いただきたいですね。

これまでのご経験の中で医師として大きな影響を受けた出来事を教えてください。

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック4

大学病院では、悪性の皮膚腫瘍や重度のやけど、先天性の奇形の治療など、患者さんも多種多様でした。そこから学んだことは、患者さんの傷を治すことはもちろん重要ですが、きれいに治すということもとても重要だということです。そうすることで患者さんから感謝され、喜んでもらえたら何よりうれしいことだと思います。また上司である教授から学んだのは、患者さんの話を聞くことと丁寧に説明することの重要性です。形成外科は、外見に関わることでもありナイーブな領域のため、医師と患者さんのコミュニケーションや気遣いがいかに大切であるかを教えられました。これらの学んだことを生かして、これからも患者さんの思いに寄り添って診療をしていきたいですね。

体の中から皮膚を健康にするため栄養指導にも注力

新たに栄養面でのアドバイスにも力を入れていると伺いました。

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック5

女性の場合、加齢とともに女性ホルモンが減るだけでなく、皮膚や髪の健康維持に必要な栄養素の不足によってさまざまなトラブルが出てきやすくなります。例えば、鉄や亜鉛といった微量ミネラルは皮膚の健康維持に必要不可欠ですが、それらが含まれる牡蠣やレバーといった食材は年を取るとあまり食べなくなってくるのではないでしょうか。他にもビタミンDやビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどさまざまな栄養素が必要です。髪の毛が抜ける、コシがなくなった といった悩みを訴える方も多く、つややかな髪のためにも鉄や亜鉛、ビオチン、パントテン酸、オルニチンなど複数の栄養素が必要で、それらが不足している方が多いのです。加齢に伴って消化吸収機能も低下してきますので、いかに効率的に取るかも大切です。日頃の食習慣や体調なども人によって異なりますので、それぞれの状況に即して栄養面でのアドバイスを行っています。

肌のためには睡眠も大切とききますが。

睡眠と休養もとても重要です。なかなか寝つけない、よく寝られないなどと話す方もおられますが、夜にコーヒーや緑茶など、カフェインを含むものをよく取っている方が多いようです。カフェインを含むものは控えていただきたいですね。また、最近はお子さんのイボが増えてきていて、それも睡眠不足が原因と考えられます。今の子どもたちは昼間スイミングスクールなどで体を目いっぱい動かして、夜は遅くまでゲームをしていたりと睡眠が足りず体が疲れているのでしょう。免疫力が低下して、感染症になりやすくなってしまうのです。大人の方もお子さんたちも、栄養のあるものをたくさん食べてしっかり寝ていただきたいですね。

最後に今後の展望についてお聞かせください。

大久保麗院長 三鷹の森皮フ・形成クリニック6

これからも患者さんのニーズに応えながら、きれいに治すことを心がけていきます。やはり患者さんが喜んでくださるのはとてもうれしいことで励みになります。一方で、一つの治療だけがその人に合っているとは限らないので、医師は複数の選択肢を持つ必要があります。そのため新しい情報や技術を取り入れるなど、幅広く学び続けることを心がけていきます。最近は多忙すぎてストレスを抱えているお子さんも見受けられますので、食事や睡眠など日常生活を整えることの重要性もさらにお話していきたいと思います。今後も地域の患者さんの健康と美を守るため専門的な医療を提供していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/990円~

Access