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阿部 光将 院長の独自取材記事

中山駅南口内科クリニック

(横浜市緑区/中山駅)

最終更新日:2022/05/31

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中山駅から徒歩1分の好立地にある「中山駅南口内科クリニック」。黄緑色の彩色と鷹がモチーフのロゴマークには、生命力や健康を連想させる新緑のイメージと「鷹のような目を持って地域の方々の健康を見守りたい」という阿部光将院長の思いが込められている。開業前の内覧会には、130人もの住民が集まり注目を集めた同院。開業して9年がたち、今では地域に不可欠な存在となっている。阿部院長の穏やかな人柄と診療に対する誠実な姿勢、加えて専門の消化器内科をはじめ救急医療や心臓病などの循環器疾患、生活習慣病の診療にも積極的に関わってきた経験から内科全般に幅広く対応し、地域住民の健康を支えている。「地域の人たちの悩みに柔軟に応えたい」と語る阿部院長に、診療方針や工夫などについて話を聞いた。

(取材日2022年4月21日)

予約システムと診療の工夫で待ち時間の短縮を実現

この地域の特徴について教えてください。

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この辺りは健康に対する意識の高い方が多い地域です。開業前の内覧会には、5時間で130人もの方が見学に来られ、皆さん熱心に質問をされるのでびっくりしたのを覚えています。僕の専門である消化器内科を含め、内科全般の診療を提供したい、そうすれば地域の皆さんに喜んでいただけると確信しました。開業から9年、今ではクチコミなどで輪が広がり多くの方に来ていただけるようになり、ありがたいですね。また、この地域には大きな病院がたくさんあり、当院もそれぞれの病院の登録医として病診連携し、僕の専門の守備範囲以外だと思った時には、対応可能な専門の医療機関に速やかに紹介するようにしています。今まで僕が働いてきた地域の中でも、病院の受け入れ体制が特に整っていますね。

設備面や診療体制でこだわっている点は?

院内で診断から治療までほぼ完結できるように、エックス線、心電図、エコー、採血といった基本的な医療機器をそろえています。また、医療機器をすべてオンラインでつなげカルテを電子化しています。例えば、血液検査や尿検査をしたらデータが検査会社に送られ、結果は自動で電子カルテに取り込まれます。エックス線や内視鏡、エコー、心電図の検査データもサーバーで一元管理しているので、患者さんの病状も管理・把握しやすくなっています。近年は感染症対策として、スタッフ全員のマスク着用や手指消毒、対人距離の確保、院内の常時換気などを徹底しています。予約システムも活用し、待合室の混雑を回避することで患者さんが少しでも気持ち良く受診できる体制を整えています。

患者さんが受診しやすいよう工夫していることはありますか?

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当院の特徴は、待ち時間が少ないということです。予約システムの活用に加え、診察では専門的な細かいことを言うのではなく、難しい内容でもわかりやすく簡潔に、平易な言葉を使って説明することを心がけることで患者さんがすぐに理解してくださいます。必要なことを適切な時間で行うことで診療がスムーズに回転し、待合室に人があふれることもありません。また、当院のような小規模クリニックでは、CTやMRIなどの医療機器を導入している所は多くないので、大きな病院を紹介するのが通常です。ただ大きな病院だと、患者さんは初診のほかに検査当日と結果を聞くためにも受診しないといけません。こうした負担を減らすため、当院では画像検査と診断を専門に行う医療施設を活用しています。当院から電話一本で予約をとることができ、当日はその施設を受診してさっと検査をして終了。結果はクリニックに直接送られてくるので、患者さんの手間が少なく便利です。

内科診療と健康診断を2本柱に地域医療に貢献

医師としてお手本にしている先生がいらっしゃるそうですね。

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はい。医師になるきっかけをくれた先生でもあります。僕は山梨の小さな町の出身なんですが、当時は病院がなくて、小さな診療所がぽつんとあるだけという環境でした。風邪をひいたり熱が出たりした時、その診療所に行くと先生が診てくれて、薬をもらうと体がスーッと楽になる体験をして、「お医者さんてすごいな」と感じました。子どもからすると、まるで魔法のよう。そんな経験から、医師への憧れが強くなり、いつかはそういう診療所を開いて、地域の方の健康を見守る存在になりたいという思いをずっと持っていましたね。そのためには幅広い知識が必要だと感じ、専門を決めた後もそのほかの内科の診療にも携わり、循環器疾患や生活習慣病の診療にも積極的に関わってきました。

開業から現在までの変化があれば教えてください。

開業当初からたくさんの患者さんに来ていただき、内科診療、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査で、待合室が混み合うことが増えて多忙を極めていました。内視鏡検査に関心を持っていただく患者さんも多く「先生のところで検査を受けたいので、予約は2ヵ月先、3ヵ月先でも待ちます」と言われる方もいらっしゃいましたが、その間にもしもがんが進行してしまったらどうするのかというジレンマがありました。また、内視鏡の予約を優先するために健康診断がストップするという状況も発生しました。新型コロナウイルスの流行以降、内視鏡検査はスタッフの装備や部屋の消毒にも時間がかかり、そのために待合室が密になり、院内感染のリスクも上がるということで、苦渋の選択として内視鏡検査を中止するに至りました。

診療体制を変革されたのですね。

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内視鏡検査が必要だと判断した場合は、近隣の医療機関に紹介しています。結果は当院に返ってきますから、どういう薬を出したらいいのか、次の検査までにどのくらいの間隔が必要かなど、診断結果に対する正しい評価・診断には、これまで大学病院や関連病院、また当院で培ってきた内視鏡の検査・治療の経験が生かせます。僕は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医ではありますが、院名をあえて「内科クリニック」としたのは、ここは内科がメインのクリニックであって内視鏡検査は内科で診断をするための一つのツールであるというのが基本的な考え方だからです。どちらかを選ばなければいけないという状況に追い込まれた時に、内視鏡ではなく内科を選んだということですね。僕の出発点である地元の診療所のイメージに近いからかもしれません。現在は、内科診療と健康診断が当院の2本柱です。

「患者が主役の診療」を支えることが医師の役割

漢方薬も診療に取り入れているそうですね。

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漢方薬は開業当初から扱っていて、西洋医学の薬でなかなかうまくいかない症状に対し漢方を処方することは結構あります。例えば、動悸の症状がある場合、本来なら循環器専門の先生が不整脈の種類によって薬を使い分けますが、緊張しやすいことで脈拍数が上がるだけという方もいます。そういう動悸に対して、漢方が有用なケースがあります。冷え性の改善や食欲が出ないという症状の改善にも期待できます。漢方薬には相性がありますが、内科の診療の幅が広がるので、よく合う患者さんにはこれからも積極的に活用していきたいです。

生活習慣病の診療にも注力されているとか。

高血圧症・糖尿病などの生活習慣病に関して、食事管理や運動の指導を自ら行っています。専門スタッフによる食事や運動のプラン指導も素晴らしいのですが、あまり細かいことを伝えても実践につながるとは限りません。できるだけわかりやすくシンプルな言葉で伝え、患者さんの負担にならない範囲で生活習慣を少しずつ改善していけるよう努めています。具体的に「塩分は1日何グラムまでに」と数字で言ってもわかりづらいですから、毎日の食事と間食の内容から余計なものを見つけ出して「ケーキをやめましょう」「お酒を半分に」「牛乳は少し減らしましょう」という感じでお伝えするなど、無理のない範囲で少しずつを意識しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今後は内科の診療レベルをより一層向上させていきたいですね。そのために僕自身が持っているさまざまな専門の知識をアップデートしていきたいと思います。また、患者さんから学ぶことも多くあります。患者さんの訴えを大事にし、こちらの考えを伝える。その上で、患者さんにも言いたいことを言ってもらい、お互いに意見を交わしてベストな方法を探る診療スタイルです。あくまでも医師は脇役で、主役は患者さんだということを忘れずに診療を提供していきたいですね。当院には、健康診断で問題が見つかり、どうしていいかわからないという方も多く来院されます。健康診断を受けて何か異常が見つかった場合には、放置せず気軽に内科を受診してもらいたいですね。

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