再発を防ぎ大切な歯を守るための選択肢
自費診療の精密根管治療
マエザワデンタルクリニック成城
(世田谷区/成城学園前駅)
最終更新日:2026/03/12
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大きな虫歯を治療したはずなのに再び痛みが出てきた場合、過去の根管治療が十分に行われていなかった可能性がある。根管治療は一時的に除去するだけではなく「将来にわたって二度と問題を起こさないようにしっかりと行うことが大事です」と注意を呼びかけるのが「マエザワデンタルクリニック成城」の院長を務める前澤信忠先生だ。歯内療法の専門知識と豊富な知見に基づく治療で数多くの根管治療を手がけてきた前澤院長は、自費診療による精密根管治療の可能性に着目。常に患者利益を最優先に考え「見えないところでも誠実に」をモットーとする前澤先生に、同院が行う精密根管治療について詳しく聞いた。
(取材日2026年2月10日)
目次
再発リスクを極限まで抑えるための選択肢として精密根管治療を推奨
- Q根管治療はどのような治療なのでしょうか。
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A
▲患者一人ひとりに最適な治療の提案をめざしている
大きな虫歯が神経まで達して痛みがある場合や、神経が腐っている場合、あるいは過去に根管治療をした歯が再び膿んできた場合などに必要になるのが根管治療です。重度の虫歯でもできるだけ歯を残すことを目的とした治療で、歯内療法とも呼ばれます。具体的には、虫歯菌によって汚れてしまった神経や組織を取り除き、根管内を清掃・消毒してから根の先まで薬剤をしっかり詰めて密閉します。かつては、一部でも神経が感染していたらすべて取り除くのが一般的でしたが、現在は密閉性に優れたMTAセメントの登場により、感染部分のみを取り除く歯髄温存療法も可能になりました。当院でもこの歯髄温存療法のケースが年々増加しています。
- Q根管治療は痛みを取ることだけが目的ではないのですね。
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A
▲精密な治療を支える設備を整えた診察室
単に痛みを感じている神経を取り除くだけでは、適切な根管治療とはいえません。炎症に至っていなくても感染している神経を一部でも残してしまうと、治療後に再度痛みが発症してしまいます。根管治療で大切なのは、一時的に痛みを和らげることではなく、マイクロスコープなどを用いて根管内部をどれだけ丁寧に清掃し、細菌の温床を残さないようにするかです。特に根管の形態が複雑なケースや再治療が必要な場合は、使用できる器具や薬剤の制限が少ない自費の精密根管治療をお勧めします。当院でも、自費診療での精密根管治療は治療内容がより充実しているのはもちろん、メンテナンスでもエックス線検査を行い問題点の早期発見にも注力しています。
- Q保険診療と自費診療の根管治療はどう違いますか?
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A
▲症状の原因や再発リスクまで、時間をかけてわかりやすく説明
根管治療は高度な専門性が求められますが、保険診療と自費診療の2つの選択肢があります。基本的な手順は同じでも、治療にかけられる時間、使用できる機器、選択できる材料が大きく異なります。例えば、根管内を拡大して精密に確認できるマイクロスコープや唾液による再感染を防ぐラバーダム防湿は自費診療では一般的に使用されますが、保険診療で使われるケースは多くありません。さらに、根管清掃に使用するファイルも、保険ではステンレス製が中心ですが、自費診療では柔軟性と弾力性に優れたニッケルチタンファイルが使用でき、複雑な根管でも精密な処置が可能です。また根管充填材も、再発予防に有用なバイオセラミック材料が選択できます。
- Q根管治療を自費で行うメリット、デメリットを教えてください。
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A
▲再発を防ぐ精度の高い根管治療を追求
歯を残すための根管治療ではありますが、再発して何度も治療を繰り返すと、いずれは抜歯せざるを得なくなってしまいます。自費診療の精密根管治療なら、より緻密な治療が可能となり、再発リスクを大幅に低減できる点は大きなメリットといえます。また、自費診療は1回あたりの治療時間を長く取れるので、通院回数を減らすことにもつながります。当院の場合、治療終了の目安は1~3回となっています。一方デメリットは、コストがかかる点でしょうか。カウンセリング時に費用についてもお伝えしますが、すぐに決めなくても大丈夫です。自費診療である必要があるのかどうか、自宅でよく考えて決めていただければと思います。
- Q自費の精密根管治療をお勧めしたいのはどのようなケースですか?
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A
▲根管治療をする上で欠かせない歯科用マイクロスコープ
他院で根管治療がうまくいかなかった方や、再治療を繰り返している方は、ぜひ一度ご相談いただきたいです。初回の治療を精密に行うことが、その後の歯の寿命を大きく左右します。保険診療では十分な環境を整えづらいケースもあるため、最終的に患者さんにとっての利益を考えると、自費診療を選ぶ価値は非常に大きいと感じています。また、10〜20代で根管治療が必要になった場合も、ぜひ自費の精密根管治療を検討してほしいと考えています。自費診療は保険診療と比べるとどうしても高額になってしまうので、親御さんと一度よく考えてみていただきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密根管治療/3万~7万円

