前澤 信忠 院長の独自取材記事
マエザワデンタルクリニック成城
(世田谷区/成城学園前駅)
最終更新日:2026/03/11
成城学園前駅から徒歩3分の「マエザワデンタルクリニック成城」。通院ついでに街歩きも楽しめる好立地にある同院には、近隣の住民だけでなく、遠方から訪れる患者も少なくない。歯科医院がコンビニよりも多いといわれる時代だからこそ「当院を選んで足を運んでくれた患者さんに、私が持つ知識・技術・経験を総動員してご希望をかなえたい」と語るのは院長の前澤信忠先生。緻密な根管治療を得意とするが、補綴治療やインプラント治療に関しても高いスキルを持ち、口腔内のさまざまな悩みに院内でシームレスに応えている。「患者を家族のように思い、寄り添うこと」を信条とする前澤院長に、同院の診療の特徴について詳しく話を聞いた。
(取材日2026年2月10日)
精密根管治療とセラミック治療で機能性と審美性を追求
まず、歯科医師を志したきっかけをお聞かせください。

家族が口腔外科の先生にお世話になったことをきっかけに、人の役に立てる歯科医師という職業に憧れ、歯学部へ進学しました。大学卒業後は、都内で複数の総合歯科医院を展開するKU歯科クリニックグループで研鑽を積み、幅広い知識と技術を習得しました。いずれは開業したいという思いがあったため、同グループでの経験を開業に向けた修行と捉え、積極的に学び続けてきました。その学びを生かし、昨年9月にクリニック名を改称し独立しました。急にクリニック名や院長が変わってしまうと患者さんも不安を抱かれるため、時間をかけて丁寧に引き継ぎができたことはとても良かったと感じています。
どのような患者さんが多いですか?
さまざまなお悩みの患者さんがいらっしゃいますが、一番多いのは根管治療を受けに来られる患者さんで、セカンドオピニオンを求めて遠方から来られる方も少なくありません。自費診療での根管治療の後、セラミックでのかぶせ物・詰め物を希望する方が多いですね。根管治療では歯の寿命を延ばすためにも再治療の回避は必須なので、当院ではマイクロスコープを活用しています。肉眼の最大20倍まで拡大でき、手元の明るさも確保できるので、患部を隅々まで把握しながらの精密な治療に欠かせません。治療する歯だけを露出させるラバーダムは保険診療・自由診療問わず使用し、再発リスクを高める口内感染を徹底的に防止するよう努めています。そのほか、エックス線ではわからない神経の状態などをしっかりと把握できる歯科用CTも導入しています。
根管治療に特に力を入れていらっしゃるのですね。

歯内療法については各種セミナーや勉強会にも参加し、常に先進の治療を提供できるよう努めています。深く関わるほど根管治療は繊細なテクニックが問われるマニアックな世界と痛感していますが、だからこそ「マニアックになりすぎない」ように自戒しています。細部まで入り組んだ根管の感染部分を残さず切り取るのは高度な技術が必要ですが、患者さんにとっての治療のゴールはそこではありません。患者さんが求めているのはあくまでも「よく噛めるようになる」ことです。それを実現するために、当院では補綴治療や噛み合わせにも力を入れています。
インプラント治療では歯肉コントロールにも注視
補綴治療でこだわっている点を教えてください。

患者さんにできるだけ良いものを提供したいと思っています。今は保険診療でもCAD/CAM冠システムで白いかぶせ物・詰め物が作れるようになりましたが、使用する素材はプラスチックの一種であるレジンとセラミックを混ぜたものなので、銀歯のように10年以上使い続けるのは難しいところです。天然歯に近い見た目、耐久性、メタルフリーすべてを満たすのはオールセラミックやジルコニアなんですね。メリットだけではなくコストがかかるというデメリットもお話しして、十分に納得していただけたらセラミック治療を開始しています。型採りは口腔内スキャナーをメインにしながら、前歯は従来のシリコーンを使用。専属の歯科技工士の希望でそのように使い分けていますが、院内のマシンで製作するのでは望めないクオリティーの技工物を常に仕上げてくれて、非常に助かっています。
インプラント治療にも力を入れていると伺いました。
根管治療を強みとしながら、同時にインプラント治療にも力を入れているクリニックは多くありません。しかし、どれだけ精密に根管治療を行っても、どうしても歯を残せないケースは存在します。そうなってからインプラント対応の歯科医院を探すより、同じ院内で一貫して治療の選択肢を提示できることは、患者さんにとって大きなメリットだと考えています。当院では、可能な限り難しい症例にも対応できるよう、骨造成や歯肉の組織移植などの処置にも取り組んでいます。特に、骨の状態だけでなく歯肉の状態まで丁寧に診査し、「どの位置にどの角度で埋入すれば歯肉がしっかり支えられるか」といった細部までこだわっています。インプラントは 入れて終わりではなく、長く快適に使っていただけることが本当のゴールです。そのためにも、日頃から患者さんの口腔内をよく理解しているかかりつけ医がインプラント治療まで一貫して行う意義は大きいと考えています。
診療では何を大切にしていますか?

月並みになってしまいますが「患者さんを家族のように思う」ようにしています。治療計画についても家族に勧めたいものから順番に説明しているので、保険診療が最後になってしまう場合も少なくありません。実際、身内を治療することもありますが、かける時間はほかの患者さんたちと同じです。意図的にそうしているのではないのですが、誰に対しても変わらず誠実に本気で向き合い続けた結果、自然とそうなりました。また「患者さんに寄り添う」という表現はよく使われますが、当然ながら私も大切にしています。人間力プラス技術力で患者さんに最大の利益をもたらすことができればと日々精進しています。
患者の「本当の気持ち」に寄り添い高い技術で応えたい
これまでに出会った忘れ難い患者さんはいますか?

どなたも忘れ難いのですが、10年以上にわたり右側奥歯の根管治療を繰り返していた方が印象に残っています。大学病院に通っても良くならず、最後の頼みとしてここにいらしたのです。嘔吐反射もあり開口量も少ない治療の難しい患者さんで、自由診療の根管治療を希望されていました。歯の痛みを感じることなく、ストレスなく物を食べられるかどうかは、生活の質に大きく影響します。根管治療という手段もありますが、抜くべき歯を無理に残してそこだけ避けて食事をしているようでは本末転倒です。抜歯をしても、インプラント治療などの選択肢もありますので、少しでも早く快適な毎日を過ごせるよう、患者さんに寄り添った提案をしていきたいとあらためて感じました。
今後の展望を教えてください。
現在、歯科医院は増える一方で、成城エリアにも20~25院ほどあるのではないでしょうか。もし、自分が患者だったらどこへ行ったらいいか困惑してしまうでしょう。クリニック側としてもいかにして集客するかが問われる時代なのかもしれません。しかし、私は医療は集客ではなく「病気を治す」という本来の目的を忘れてはいけないと肝に銘じています。これまでも、患者さんに誇れる治療をめざし提供してきましたが、これからもそうしていきたいです。また、自由診療が良いことはわかっていても、患者さんからしたらコスト面から踏みきれないのももっともなことです。誰もがよりチャレンジしやすいように成功報酬制を導入したり、カウンセリング当日に予約を促さず家でじっくり考える時間をつくったりと、工夫していきたいと思います。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

自由診療でしっかりと根管治療を行っているクリニックを探している方は、ぜひ一度ご相談ください。根管治療は著名な先生方もたくさんいらっしゃいますし、少しでも追いつけるように修練中の身ではありますが、患者さんと向き合うことに関しては負けない自信があります。スタッフたちとも「本当に自分の家族のように思っていたら、こうするのでは?」と日々話し合っています。患者さんの「本当の気持ち」を大切にしているので、苦手な治療、歯科でのトラウマ体験などがあれば、遠慮なくお聞かせください。現在のお口の状態、将来の可能性、価値観をすり合わせた上で理想のゴールを共有しつつ伴走するパートナーでありたいと思っています。明るく、楽しく、健康的な笑顔で過ごせる未来をつくるお手伝いをさせていただければ幸いです。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密根管治療/3万~7万円、セラミックの詰め物/6万円~、セラミックのかぶせ物/12万円~、ジルコニア/6万6000円~、インプラント治療/50万円~、骨造成/5万円~、歯肉組織移植/10万円 ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください

