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前澤 寧 院長の独自取材記事

大野台クリニック

(相模原市南区/古淵駅)

最終更新日:2019/08/28

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2013年秋、古淵駅から徒歩約8分の位置に新しくオープンした「大野台クリニック」。町の人たちの健康的な生活を多方面からバックアップするプライマリケアの拠点として注目が集まるが、このクリニックの特徴は充実した検査設備。ほとんどの検査において当日に結果を出し、さらに、入院や手術を必要としない範囲で治療を行うことが可能であり、クリニック内で検査から治療まで一貫して行えるという点で、地域医療への貢献が期待される。院長を務める前澤寧医師は、消化器内科の専門医として、これまで約15,000件以上もの内視鏡検査を担当。患者にほとんど痛みを感じさせない技術力は、他の医師からの尊敬も篤く、患者からも「ぜひ、先生に検査をして欲しい」とリクエストがかかることも。最近は、長女が生まれ、「自分でもびっくりするほど子煩悩なパパになった」と笑う前澤院長に、新クリニック誕生によせて、地域医療にかける想いと今後の展望をうかがった。

(取材日2013年8月27日)

地域にねざした新クリニックの院長として就任

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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私は仙台の出身なのですが、父が消化器内科の開業医だったんです。患者さんに呼ばれれば、たとえ夜間でも往診に出かけていく父の姿を見て育ちましたし、そんな姿に憧れていました。だから、物心ついたときから「将来は医師になるんだ」って決めていましたね。父と同じく消化器内科を選んだのは、病気を“目”で見ることができるから。内視鏡などを使用すれば、病巣を自分の目で見つけることができますし、治療の過程や効果も同様に、視覚的に確認することが可能です。そういった点でやりがいを感じています。

大学ご卒業後の経歴は?

大学病院で研修医を務めた後、上野にある永寿総合病院で1年間勤務して、再び大学病院へ戻りました。その後、伊勢原協同病院へ出向となり、そちらで9年間務めた後、2013年4月に相模原南病院へ異動。実は、2012年の秋に、たまたまご縁のあった相模原南病院の理事長から、「新しくクリニックを開設するにあたり、院長に就任してくれないか」とお話をいただいたんです。理事長はかねがね、地域医療に貢献したいという意向を持っておられたのですが、現在の相模原南病院ではなかなか外来の患者さんまで手が回らず、地域の方々からも、新しいクリニックを望む声が多かったんですね。そこで、相模原南病院の隣に新しくクリニックの開設を企画。私も院長就任のお話をお受けして、オープンするまでの間、相模原南病院で勤務することになったんです。

開院にあたり、コンセプトとしていることを教えてください。

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地域の方々が健康面で困ったとき、真っ先に頼っていただけるような、信頼感のあるホームドクターとなることはもちろんですが、それに留まらず、高度な医療技術も提供し、みなさんの健康的な生活に幅広く貢献できるクリニックをめざしたいと思っています。私自身が考える医師の役割とは、「患者さんに『こたえ』をお渡しする」ということ。患者さんはみなさん、不安や心配を抱えていらっしゃいます。そうした方に、現在の様子を明確にご説明し、今後の治療方針を明示すること、つまり、患者さんの望む「こたえ」をお出しすることが私達医師の使命であり、そのためには、検査設備を万全に揃える必要があります。こちらのクリニックでは、血液検査や超音波検査、CT、内視鏡検査などを行う設備も整っていますし、ほとんどの検査において、当日、結果をお渡しすることが可能です。さらに検査をするだけでなく、入院や手術を必要としない範囲で治療をすることもできます。不要な入院や手術を省略し、このクリニック内で治療を完結できるという点で、地域の方々の健康管理に貢献し、負担を軽減することができれば、と思っています。

内視鏡検査の症例数は計15,000以上。安定した検査技術で患者からの信頼を得る

得意とする分野を教えてください。

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特に内視鏡検査を得意としており、これまで胃の検査だけで1万件以上、大腸の検査だけで5,000件以上、行ってきました。特に得意とするのは大腸の検査です。現在でも学会で話題になることなのですが、大腸の内視鏡検査において、挿入法というのは非常に重要な事柄なんですね。カメラの挿入がうまいかそうでないか、これは医師の手腕による部分が大きいのですが、これによって、患者さんが感じる痛みは大きく変わってきます。従来は、腸を伸ばした状態でカメラを挿入するのが一般的だったのですが、実は、腸を伸ばしたときに患者さんが痛みを感じることが多いんですよ。そのため、私はあえて腸を伸ばさず、患者さんに痛みを与えないようにして、カメラを挿入するようにしています。これはとても感覚的な技術で、言葉で説明するのは非常に難しく、だからこそ、今でも学会で議論される領域でもあるのですが、だからといって、感覚だけに頼っていては検査ごとにブレが生じる可能性もありますし、後輩の医師達へ技術を伝達することはできません。安定した検査水準を保つため、感覚的な技術を論理的に把握するよう、意識しています。

初めて受けた内視鏡検査がとても不快なものであると、その後も敬遠してしまう患者さんも多いですよね。

そうなんです。ですから、初めて受けられる方に、できるだけ苦手意識を持たせず、「内視鏡検査は体に負担がなく、簡単なものなのだ」と感じていただくことが大事だと思っています。これまで私が内視鏡検査を数多く行ってきたなかで一番嬉しかったのが、とても多くの患者さんから「ぜひ、先生に検査をお願いしたい」とご指名をいただいたこと。医師としての自分の技術が患者さんから信頼されていると、心底実感することができますし、もっと技術を磨いていこうと、ますますやる気になりますね。

最近はどういった症例の患者さんが増えているのでしょうか。

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食生活の欧米化により、逆流性食道炎を訴える患者さんが目立っていますね。もちろん、これにはマスメディアによって逆流性食道炎について取り上げられることが多くなり、一般の方々の間で病名の認知度が高まったということも理由の一つだと思いますが、実際、病院へいらっしゃる患者さんのなかでもこの症状を訴える方は目立って増えてきました。それから、膵臓がんなど、膵臓に関する疾患も増えているように思います。これは、膵臓の検査技術が非常に向上し、初期のうちに病気を見つけやすくなったということも関係していますが、たとえば、「糖尿病の患者さんは膵臓病を発症するリスクが高くなる」というように、生活習慣の乱れが膵臓の罹患率を高めているのかなと思います。

子を持つ親として、人間的にも医師としても成長した近年

先生自身、健康管理で気をつけていることは?

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ときどき、30分〜1時間ほどジョギングをするようにしています。もともと私は高校時代まで陸上部に所属しており、当時は400mの選手だったんですよ。総合病院に勤務しているときは多忙が続き、当直もあったため、なかなか思うように運動する時間を作ることができませんでしたが、こちらに異動してからは平日の夜や休日を利用して、できるだけ走るように努めています。また、以前はときどきお酒も飲んでいたのですが、総合病院時代はたとえ夜間であっても急に呼ばれることがあったため、いざというときにいつでも対応することができるよう、きっぱり飲酒を辞めたんです。もともと煙草も吸いませんから、そういった意味ではしっかり健康を管理できているのではないかと思います。やはり、生活習慣病の患者さんを指導する際など、医師である私自身が見本とならなければ説得力がないですからね。

休日は何をして過ごすことが多いのですか。

1歳5ヵ月になる長女と一緒に遊ぶことが多いですね。娘が生まれてからというもの、途端に子煩悩なパパに変身した私に、妻はもちろん、自分自身も本当にびっくりしているんです。以前は、子どもの写真をプリントした年賀状が届いても、ほとんど関心を持たなかったのですが、娘が誕生して以降、気づいたら積極的に年賀状用の娘の写真を選んでいたんですよ。そんな私の姿を見て、妻が大笑いしていましたね(笑)。実は、総合病院からこうした街のクリニックへ異動を決意したのも、子どもと少しでも長く一緒にいたいという想いがあったからなんですよ。また、娘が生まれてからは子どもを持つ親として、同じ立場の患者さんの心境をよく理解できるようになったのでは、と思っています。たとえば、以前は「小さい子どもがいるのであまり入院したくない」とおっしゃる患者さんでも、治療を優先して考え、入院をお薦めしていたのですが、今ではできるだけ入院せずに済むような代替案を考えたり……。子を持つ親として、人間的にも、また、医師としても成長できたかなと自負しています。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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ご本人のことでも、ご家族のことでも、どんな些細なことでも健康上の不安を感じたら気軽に足を運んでいただけるような、地域に根づいたクリニックをめざしています。街のみなさんの健康を一手に引き受けるプライマリケアの拠点として、これからみなさんの信頼をいただけるような活動をしていきたいですね。クリニック内には検査設備も充実していますし、内視鏡検査以外は予約も要りません。また、内視鏡検査にどうしても苦手意識のある方は、ご希望により、鎮静剤として麻酔を使用することもできます。クリニック内にリカバリールームも用意してありますので、安心して検査を受けていただければと思います。

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