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唐木田こどもクリニック

唐木田こどもクリニック

飛田 正俊 院長

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小田急多摩線・唐木田駅のそばにある「唐木田こどもクリニック」には、多摩市を中心に子どもの病気に悩む母親が相談に訪れる。飾らない自然体な語り口が印象的な飛田正俊院長は、医学博士で、日本小児科学会認定小児科専門医の資格を持ち、患者と密にコミュニケーションを図りながら、不安の払拭に努めている。症状の原因や治療の内容、今後の来院の目安などを詳しく伝えるほか、患者の家庭環境や母親の切迫感なども踏まえながらアドバイスする。近くの日本医科大学多摩永山病院に約30年勤め、そこで小児科部長も務めた。さまざまな症例を経験、幅広く診療できることが強みだ。「開業医はホームドクターであるべき」と話す飛田院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。
(取材日2017年8月1日/更新日2019年10月15日)

母親の不安感を少しでも担えるような存在でありたい

―まずは、こちらのクリニックにどんな患者さんが来院されるかお聞かせください。

当院は小田急線の終点である唐木田駅のそばにあり、周囲には住宅街が広がっているので、やはり多摩市内にお住まいの方が中心です。また、唐木田は町田市や八王子市からも近いので、電車や車を利用されて来院される方もいらっしゃいますね。患者さんの9割はお子さんで、乳幼児から30歳くらいまでがほとんど。また私は日本アレルギー学会認定のアレルギー専門医資格も保有していて、当院でもアレルギー科を標榜しているので、たまに食物アレルギーなどでお困りのご高齢の方もいらっしゃいます。主訴としては風邪が最も多く、アトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギー、花粉症がメインですね。

―開院してから10年がたちます。どんなクリニックをめざしてこられたのでしょうか。

患者さんと信頼関係を結ぶこと。言葉で言ってしまえばシンプルですが、最も大切なことだと思います。お子さんを連れて来られるお母さんには、医師からの説明が不十分で不安が残るからと方々の医療機関を渡り歩く「ドクターショッピング」に走ってしまう方も中にはいらっしゃいます。ですから、お母さんが理解しやすいよう、お子さんの状態や治療の内容、予想される経過などをよくご説明するようにしていますね。特に今後の来院の目安を伝えることが大切。「こんな状態なら再診は必要ない。でもこうであれば夜でも救急外来を受診して」といったことをお母さんが知っていないと判断に迷ってしまいますから。

―よく説明して不安感を解消してあげることが大切なのですね。

そうです。お子さんのお母さんやお父さんがどんな環境で育ってきたか、そして今はどんな環境にいるかを把握することも重要です。おじいちゃん、おばあちゃんが近くに住んでいるならお子さんを預けられるので少し余裕があるのかな、でもそうでなければお母さんはさぞ不安だろうな、一人で責任を過度に感じているかもしれないなと想像を巡らしながらアドバイスをするようにしています。お母さんが抱えている大きな不安感の一部でも担えるような存在でありたいんですね。お母さんが忙しいなど、場合によっては薬を少し多めに出していることも当院の特徴でしょうか。例えば喘息の場合に薬が切れると症状が再発してしまうことがありますが、その度に医療機関を受診するのは大変ですからね。



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