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深堀 俊彦 院長の独自取材記事

武こどもクリニック

(東村山市/久米川駅)

最終更新日:2021/01/14

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地域のホームドクターとして、コミュニケーションを大切にした診療を行う「武こどもクリニック」。久米川駅から徒歩5分という便利な場所で、深堀俊彦院長が感染症や皮膚疾患、耳・鼻・喉の病気など幅広い医療を提供している。「お子さんの元気な姿を見ることが医師としてのやりがいです」と話す深堀院長。子どもたちが病院を嫌にならないようにさまざまな工夫を凝らしながら、温かいまなざしで子どもたちの健康を見守り続けている。子どもにも親にも優しく寄り添うクリニックをめざして日々診療に取り組む深堀院長に話を聞いた。
(取材日2020年9月23日)

子どもの病気に幅広く対応する地域のホームドクター

こちらはどのようなクリニックになるのでしょうか。

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地域のホームドクターとして、さまざまな病気や不調に対応する小児科のクリニックです。感染症や皮膚の病気、耳、鼻、喉の病気をはじめとした一般的な小児科の症状に加えて、乳幼児健康診断、予防接種なども行っています。もちろん当院だけでは対応しきれないこともあります。そのような場合は、多摩北部医療センターなど大きな病院にご紹介させていただいています。患者さんは、東村山市のほか、小平市、東久留米市、東大和市などからもお越しになりますね。

どのような症状の患者さんが多いですか?

夏場は突然熱が上がる夏風邪、ウイルス性の感染症である手足口病、近年は猛暑の影響で熱中症も増えていますね。夏にピークを迎える感染症にはりんご病(伝染性紅斑)もあります。りんご病は、妊娠しているお母さんに感染すると胎児が貧血になることがあるので要注意です。感染力があるのは早期段階で、症状が現れた頃には低下しているため、流行期には予防が大切ですね。一方、冬場はインフルエンザに加えてノロウイルスやロタウイルスなどそのほかの感染症も多い印象です。

ロタウイルス感染症の予防接種がより受けやすくなったそうですね。

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ロタウイルス感染症はロタウイルスに感染することで発症する胃腸炎で、乳幼児に多く見られます。感染力が強く、例年2月から3月にかけて流行します。症状は嘔吐や下痢、39度以上の高熱。白い便が出ることもあります。予防接種についてはこれまで任意接種でしたが、10月からは法律に基づいて市区町村が主体となって行う定期接種となり、2020年8月1日以降に生まれたお子さんは公費負担、つまり無料で受けることができるようになりました。ただし、副反応として接種後1週間くらいは、小腸の一部が大腸に入り込んでしまう腸重積を起こしやすくなります。嘔吐や腹痛などが主な症状ですが、小さなお子さんだと、手術が必要になることもあり、最悪の場合は命に関わることも。もちろん接種の前にもきちんとご説明させていただきますが、十分ご理解の上受けていただければと思います。

病院嫌いにならないように、さまざまな工夫を凝らす

夜尿症、いわゆるおねしょにも対応していらっしゃるのですね。

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おねしょは、本人にとっては深刻な問題です。夜間排尿に関わる発達の遅れで、漏らしてしまうことがほとんどです。成長すると治まるのですが、小学生になってからもクラスに1人ぐらいの割合で夜尿症の子がいます。お泊まりなどの学校行事に参加するときは、学校に相談して協力してもらいましょう。例えば、「友達が寝てから目立たないように起こしてもらい、トイレで排尿する」「おむつを履いて寝て、朝早めに起こしてもらい、おむつを脱ぐ」「もし失敗していたら、友達にわからないように着替えや濡れた布団を替えてもらう」といった方法があります。夜尿症の経験は子どもに多大な精神的苦痛をもたらします。恥ずかしがらずに受診してください。

先生が診療のときに心がけているのはどんなことですか?

「お子さんたちが病院を嫌にならないように」ということですね。病院嫌いの原因は、子どもの頃の印象によるものが多いんですよ。注射だけでなく、喉を見られるだけでも苦しいですよね。どうしても痛みが伴うことが多いので、診療後は頑張ったことをきちんと褒めて、治療をすることの大切さと病院は怖くないところだということを伝えたいと思っています。それでも泣かれてしまうこともあるのですが(笑)。また、大きな病院にご紹介した場合は、紹介先でも検査が必要になります。何度も検査をするのは特に子どもにとっては相当な苦痛だと思いますので、当院では必要最小限の検査にとどめて重複しないようにということも気をつけています。

新型コロナウイルス感染症の対策について教えてください。

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できるだけ接触を減らすために、待合室はパーティションで2つのスペースに区切り、それぞれ1家族ずつお待ちいただくようにしています。混雑しているときや飛び込みの患者さんが来られたときは、エレベーターホールと処置室も待合スペースとして使っています。おもちゃや絵本はいったん片づけて、空気清浄機を設置しています。自家用車で来られている場合は、お車でお待ちいただいても構いません。発熱がある方は、車内での診察も可能です。診療が終わったら、その都度、診療室や待合室を消毒をしています。もちろん医師、看護師などスタッフは毎朝体温を測り、対策を十分に行っています。今後も皆さんに安心して診療を受けていただけるよう対策を徹底していきたいと思います。

めざすのは、子どもだけでなく親にも優しいクリニック

今年7月に診療時間を変更されたと伺いました。

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これまで朝9時に診療を開始していましたが、7月から8時30分からに変更しました。これによって新たに最大3組の患者さんを9時までの間に診察できるようになりました。9時から9時30分までは今までどおり予防接種・健康診断の専門枠、9時30分からは一般診察枠でのご案内となります。30分早めたのは、保護者の皆さんの負担を軽減できればと考えたからです。「保育園や会社に行く前に診てもらいたい」「夜からずっと具合が悪いので早く診てもらいたい」、そんな要望にお応えしたいと思ったんです。朝の時点で多少熱があっても、医師が「大丈夫」と診断すれば親御さんは安心されるでしょうし、保育園や幼稚園も安心してお子さんを預かることができると思いますので、双方の助けになればうれしいですね。

診療時間の変更も含めて、保護者の皆さんに寄り添うことを大切にされているようですね。

共働きのご家庭がほとんどですので、お仕事も含めてご負担にならないようにということを常に考えていますね。例えば採血の際は、お子さんと親御さん両方の不安を少なくするため、保護者の方にもそばにいていただくようにしています。また、親御さんの診察や予防接種も一緒にさせていただきますので、ご希望の方は予約の際におっしゃってください。お子さんの場合、ご自身の症状を説明するというのはとても難しいものです。頭が痛くても「ぽんぽんが痛い」と言いますからね。そんなときに頼りになるのは、やはり日頃からお子さんの様子をしっかり見ていらっしゃる親御さんです。そういう意味でも大切な存在ですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当院は小児科専門ですので、お子さんへの対応やお父さん、お母さんへの説明も得意としています。「こんなことで病院に行ってもいいのかな」と迷われることもあるかと思いますが、不安や疑問があれば遠慮なくご相談ください。これからもお子さんだけでなく保護者の皆さんにも優しいクリニックをめざして、誠心誠意努めていきたいと思います。

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