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沼澤 成文 院長の独自取材記事

沼澤歯科医院

(西東京市/田無駅)

最終更新日:2020/04/01

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田無駅より徒歩約3分のところにある「沼澤歯科医院」。西東京、小金井、府中に4つの歯科医院を展開する医療法人社団博山会の本院であり、約40年にわたり田無の人々に親しまれてきた。リニューアルした院内は、明るく開放的な診療室、キッズルームを備えた広い待合室など居心地のよい空間。2代目院長・沼澤成文先生を筆頭に、7人の歯科医師が在籍し、補綴や歯周病治療をメインに矯正歯科、インプラント治療、小児歯科や予防など幅広く扱い、総合的な歯科診療を行っている。 2016年1月からは、患者の要望に応えて訪問歯科診療も開始した。沼澤院長に、診療への思いや訪問診療をはじめとする新しい取り組み、将来の展望について聞いた。
(取材日2017年3月29日)

父の背中を見て同じ道へ

40年以上の歴史のある院なのですね。

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前院長であり法人「博山会」の前理事長でもある父が1975年に小金井で開院し、1979年に当地に移転してきました。2003年からは僕が院長を務めています。長年続ける中で、患者さんに信頼していただき、通って来てくださる方の数も増えてきたので、数年間に2台のユニット増設をはじめ院内をリニューアルしました。待ち時間もリラックスして過ごしてもらえるよう、待合室はゆったりと広くし、明るい日差しが差し込むカウンターには、無料インターネットや携帯電話が充電できるコンセントを備えてあります。また、受付から目が届く待合室の一角に、絵本やおもちゃ、子ども向けのDVDなどを置いたキッズルームも設け、子どもたちが自由に遊べるようにしました。親御さんが離れても常にスタッフが見守っていますので、小さな子ども連れの患者さんも安心して診療を受けてもらえるのではないかと思います。

歯科医師になられたのは、お父さまの影響でしょうか?

両親から「歯科医師になれ」と言われたことはありません。けれど幼い頃から父の背中を見て育ち、子どもながらに歯科医師として父のすごさ、診療への考え方の素晴らしさを感じていました。一時は他の職業を考えたこともありましたが、父が学んできたことを自分も引き継ぎたいと思い、歯科医師になる道を選びました。大学・専攻も父と同じで、大学は東京歯科大学、専攻はクラウンブリッジ補綴学です。クラウンブリッジ補綴学とは、かぶせ物や義歯を使ってお口の環境を整える治療のこと。実際にかぶせ物を作るのは歯科技工士さんですが、伝え方一つでもその完成度は違ってくるので、患者さんが望む内容をしっかり聞き、その上で色の表現など細部のニュアンスを技工士さんに伝達する術を学びました。現在は3Dスキャナーを使い、患部の状態を把握していますが、技工士さんたちにも活用していただいています。

診療の特徴を教えてください。

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お子さんからご高齢の方まで年代を問わず、幅広い症状に応えることのできる総合歯科医院をめざしています。歯周病や矯正歯科は各専門の歯科医師が担当です。当院には私含め、7人の歯科医師がいるのですが、全ての治療の土台となる歯周病治療と、私の専門である補綴治療は特に力を入れている分野です。補綴を学ぶ中で、お口の中を良い状態で保つには歯周病や根幹治療など、土台となる治療が非常に重要であることを再認識しました。歯周病学研修会に参加してこの分野を専門的に学び、アメリカやヨーロッパにも足を運んで研鑽を積んできました。また、2016年1月から始めた訪問歯科診療も、今力を入れて取り組んでいるところ。ご高齢などで通院が難しい患者さんの診療はもちろん、長期入院中の方の歯科治療・口腔ケアも大きなニーズがあるところなので、しっかりやっていきたいと思っています。

地域のニーズに応えて訪問歯科診療も開始

なぜ訪問歯科診療を始めたのですか?

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きっかけは、もともと当院に来られていて通院が難しくなった患者さんから、治療の続きを頼まれたことでした。その方が利用されていたデイサービスに様子を伺いに行ったんですが、同じくデイサービスをご利用されていた、その方の奥さんも一緒に診ることになりました。ただ、奥さんには認知症の症状があり、お口の中を拝見しようすると「何をするんだ」と手を払いのけられるんです。そこで認知症の方への診療法をはじめ、高齢者の訪問診療に必要な知識・技術を学ぶ重要性を感じました。私だけでなく、スタッフみんなで勉強しました。現在は全員が交代で訪問に出ており、治療だけでなく、寝たきりの方のブラッシングや誤嚥性肺炎を防ぐため、飲み込みのトレーニングなどを行なっています。介護する家族の方に口腔ケアの仕方をお教えするのも大切な仕事の一つ。当院に来られる方だけでなく、地域の患者さんをきちんと診ていきたいと思っています。

全員で取り組んでいるのですね。

そうなんです。歯科医師、歯科衛生士、助手みんな訪問診療に参加していますし、当院の受付もマネジメントを担当しています。将来もっと患者さんの数が増えてきたら、専任の歯科医師を決め、訪問チームを結成することを考えています。それでも前提として、当院の全員が知識を持ち、何かあればすぐさま対応できることが望ましいです。研修や勉強会を通じて、歯科医師だけでなくスタッフ全員が訪問歯科診療に必要な知識・技術を高め、実際の場で生かせるようにしています。

予防歯科でも新しい検査を取り入れられたと聞きました。

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2016年6月から唾液検査を導入しました。虫歯・歯周病をはじめ口内にいろいろな問題が起こる一番の原因は、ブラッシングがしっかりできていないこと。予防歯科の鍵は、いかにブラッシングをしてもらうかです。唾液検査は、唾液を少し取って検査用紙に付けるだけで、5分ほどで歯周病・虫歯・口臭リスクの7項目が判定され、数字とグラフで表されるというもの。各リスクを目で確認することができるので、説明を聞くだけではピンときづらい、自分自身の虫歯リスクを実感するのに役立ちます。そこから毎日の歯磨きへのモチベーションを高めてもらうのが狙いで、多くの人に受けてもらえるよう、ほぼ検査用紙代のみの価格で行っています。利益はありませんが、患者さんのブラッシングへのモチベーションが高まれば歯周病などの治療にも良い効果がありますし、歯科の疾患がなくなれば、われわれも患者さんもハッピーですからね。

患者の要望に柔軟に対応できる体制作りが目標

インプラント治療についても教えてください。

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手術のイメージが先行して、インプラントは「痛い」「怖い」というイメージを描かれがちです。ですが、近年では治療法が格段に進歩して、安全かつ負担の少ない施術が可能です。当院では術前にCT撮影で得られる3次元データを元にシュミレーションを行い、埋め込むべき位置を計画。術前に3D画像上で歯、歯茎、骨、神経などの位置把握や術後の予測を行って手術計画を立てることで、安全に配慮した手術をしています。これは「ガイド手術」と呼ばれるもので、従来は切開が必要とされたケースでも切開せずに手術できるなど、患者さんの負担軽減にもつながります。また、インプラントは一過性の治療ではなく、長く口の中に残るもの。高齢化とともにブラッシングが十分できなくなり、インプラントに不具合が出ることもあります。そんな変化にも対応できるよう、最終的には義歯にもできるようインプラントを設計するなど、先を考えた治療計画をご提案しています。

忙しい日々の中、先生ご自身はどのようにリフレッシュされているのでしょう?

海が好きなので、数年前に友人の勧めで始めたダイビングと、長年の趣味である釣りを楽しんでいます。弟も歯科医師で、同法人の分院院長を務めているのですが、同じく海が好きでよく海釣りに行きます。タイミングを合わせて一緒に相模湾にマグロを探しに行ったりもしました。

最後に、将来の展望をお願いします。

第一には、訪問歯科診療をしっかりやっていくことですね。訪問専門チームを立ち上げ、急患などにも柔軟に対応できる体制を整えることが目標です。併せて、病院との提携というような形で、入院患者さんの口腔ケアに取り組みたいとも考えています。リハビリ病院や施設、居宅と、患者さんが移る先々で歯科診療を実践するために、僕ら自身も研鑽を積んでいかなければと思っています。当院は大学病院の研修施設になっており、衛生士学校の実習生たちも来るので、訪問歯科診療の現場をお見せすることも。2025年の来る高齢化社会に向けて、増加する訪問歯科診療のニーズに応えられる体制を整えていきたいと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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